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【医師監修】どう選ぶ? オーガニック葉酸サプリのメリット&デメリット

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目次

葉酸サプリの中には、天然原料のものとそうでないものがあります。そして、天然原料の中にもオーガニック(有機栽培)のものが存在します。今回はそのメリットとデメリットを確認してみましょう。

この記事の監修ドクター

東邦大学医療センター大橋病院高橋怜奈先生 女医プラス所属。東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科在籍。趣味はベリーダンス、ボクシング、バックパッカーの旅。2016年6月にボクシングのプロテストに合格をし、世界初の女医ボクサーとして活躍中。ダイエットや食事療法、運動療法のアドバイスも行う

サプリもオーガニック?妊娠前後に大切な葉酸

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妊娠前後に大切な栄養素である葉酸。特に妊娠前の女性に対しては、サプリメント等での摂取を厚生労働省も推奨しています。そんな葉酸サプリメントの中でも「オーガニック(有機栽培)の野菜や果物」を原料としたものに高い関心が寄せられています。今回は、オーガニックの葉酸サプリのメリットとデメリットを見ていきますが、その前に「葉酸がなぜ大切なのか」を確認しておきます。

妊娠前後に大切な葉酸

妊娠前後の女性が特に注目したい葉酸の働きには「胎児の発育をサポートする働き」と「妊婦の貧血を予防する働き」が挙げられます。

「胎児の発育をサポートする働き」 ……葉酸が核酸やタンパク質の合成をサポートし、細胞の分裂や増殖が正常に行われるようにする。特に、妊娠前から十分な量を摂取することで、赤ちゃんの「二分脊椎」(神経管閉鎖障害)という先天性障害の予防に有効であることが、たくさんの研究で示されています。

「妊婦貧血を予防する働き」 ……葉酸が新しい赤血球の生成をサポートし、全身に新鮮な酸素を供給することができる。特に、妊娠中は胎児の発育に葉酸や鉄(赤血球の構成成分)が多く利用されるため、貧血になるリスクも高まります。このような妊娠中の貧血の予防に適しています。

無添加? オーガニック?

近年はオーガニックや無添加がブームとなっています。両者は似ていますが、違う意味合いとなっています。

オーガニックとは「有機栽培」の意味で、日本では農産物に対して農林水産省が認定しています。(有機JAS認定)しかし日本で発売されている「オーガニックのサプリ」は、必ずしも農林水産省から認定されたもの(もしくは認定された原料を使った製品)ではなく、海外での有機認証を受けたものも多いようです。一方、無添加とは「食品添加物などが入っていない」という意味です。原料がオーガニックとは限りません。

このように、日本で発売されている葉酸サプリメントにも「オーガニック原料の葉酸サプリメント」、「無添加の葉酸サプリメント」、「オーガニック原料でなおかつ無添加の葉酸サプリメント」とさまざまな種類があります。

葉酸の基礎知識

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「そもそも葉酸をサプリメントで摂取する必要があるの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。そこでまずは、葉酸サプリメントを摂取する利点について紹介します。

1日に摂取すべき葉酸の量

厚生労働省が推奨する、18歳以上の女性の1日の葉酸の摂取量は240μg(マイクログラム)です。非妊娠時であれば、食事からこの量の葉酸を摂取すれば問題ありません。

・「妊活中の女性」「妊娠の可能性がある女性」…400μg

・「妊娠中の女性」…480μg(1μg=0.001mg)

食事とは別にサプリメントや強化食品で400μgの葉酸を摂取することが推奨されています。なお、出産後も非妊娠時よりも多くの葉酸を摂取する必要があります。具体的には、1日に合計340μgの葉酸を摂取することが推奨されています。

(※「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の 女性等に対する葉酸の摂取に係わる適切な情報提供の推進について」厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-03c.pdf

食事をきちんと摂ればサプリは必要ない?

「妊娠を希望する女性」「妊娠の可能性がある女性」に対しては、葉酸のサプリメントも併用した方が良いと厚生労働省が推奨しています。妊娠初期に不可欠な葉酸の量を食品だけで摂取するのは難しいからです。加えて食品に含まれる「ポリグルタミン型葉酸」は、体の中で使われる割合(生体利用効率)が50%程度に対して、サプリメントなどに含まれる「モノグルタミン型葉酸」は85%という高さなのも大きな理由です。

妊娠前〜妊娠初期の葉酸不足は、赤ちゃんの「神経管閉鎖障害」という先天的な障害につながると考えられています。したがって「モノグルタミン型葉酸」(サプリメント)の形でも摂取しておくほうが安心と考えられるわけです。

なお、サプリメントに配合されたモノグルタミン型葉酸を「天然ではないから赤ちゃんに悪影響があるのではないか」と言う方もいますが、これは大きな勘違いです。食品に含まれるポリグルタミン型葉酸も、体で消化吸収される際にモノグルタミン型葉酸に変換されます。つまり、サプリメントに配合されている葉酸は、体により吸収しやすくしているだけで、危険な化学合成などによって作られたものではないのです。

ただし、葉酸サプリメントの原料には「天然」と「天然ではないもの」が存在します。天然由来原料ならば、ほうれん草やレモンといった食品が使われているため安全です。できれば、有機栽培(オーガニック)の天然原料が使われていれば、より安心・安全な品質が期待できるでしょう。

天然原料でない場合、石油等の化学由来原料が使われていると考えられます。こちらは、胎児の発育によくない影響を与える可能性もあるため、避けた方がいいと言われています。

オーガニック葉酸サプリのメリット

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オーガニック(有機栽培)というだけで過度な期待をすべきではありませんが、口に入れる上で大きな安心感があることは確かです。少なくとも「化学由来原料ではない」という点は、母子にとって大きなメリットと言えるでしょう。

化学由来原料ではない

オーガニック(有機栽培)の原料は、そのサプリメントが食品由来であり、化学成分由来ではないということです。化学成分由来は、石油などが原料なので、妊娠前後の母子の健康を考えるとあまりおすすめしません。「オーガニックの葉酸サプリ」を無条件で選ぶのは良くありませんが、妊娠中に利用するサプリメントの候補の1つにはなるかもしれません。

オーガニック葉酸サプリのデメリット

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葉酸サプリの原料がオーガニックであることにデメリットはありません。しかし「オーガニック」という言葉に対して、間違ったイメージを抱きがちな点はデメリットと言えるかもしれません。

「オーガニック=無添加」ではない

オーガニックと聞けば「添加物など体に悪そうなものは何も入っておらず、ピュアな天然素材」と言うようなことをイメージされるかもしれません。しかし冒頭でも紹介したように、オーガニックだからといって添加物が一切入っていない(無添加)と言う保証はありません。

有機栽培は「化学合成の資材をなるべく使用せずに農作物を育てる栽培方法」を指すだけです。それを原料としたサプリメントの製造過程で、添加物を使わないかどうかはまた別問題となります。

「オーガニック=無条件で安全」ではない

有機栽培に関する農林水産省のコラム(*)によれば「有機栽培の農産物と、そうでない一般の農産物を比べて、安全性の差を言うことはできない」とされています。有機栽培は、人や環境への優しさと言う点では優れた農業ですが、消費者(食べる側)が抱くような「無条件な安全性」はあまり期待できないと考えるべきでしょう。

コラムでは「有機栽培か否かではなく、安全に配慮した取り組みがなされているかどうかによって、農産物や食品の安全性が決まる」という趣旨のことが続けられています。したがってオーガニック原料の葉酸サプリを選ぶ際は、その製造管理体制についてもチェックが必要です。

(*「コラム:有機農業で育てられた農産物は、化学肥料や農薬を使って作られた通常の農産物より安全といえる?」農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/fs/select_colum.html)

【編集部セレクト】オーガニック葉酸サプリを紹介

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オーガニックレーベル・葉酸サプリ

オーガニックレーベル・葉酸サプリ は、「キヌアスプラウト」という少々珍しい穀物を由来の葉酸が配合されたサプリメントです。粒が小さめで飲みやすく、厚生労働省が補助的に摂取すべきと推奨している「400マイクログラムの葉酸」を摂取できます。無添加で、なおかつ放射線チェックなどもおこなわれている、安全性の高いサプリメントです。

ただし「マカ・ザクロ」などの成分が配合されている点には注意が必要です。これらの成分は、ホルモンバランスが乱れてしまう可能性があるため、妊娠中の摂取にはあまり向いていないと言う指摘もあります。そのため、妊娠中よりも「妊活中など、妊娠前の女性に向いているサプリメント」と言えるでしょう。

通常価格:4,400円(初回実質無料) http://blacklabel-ol.jp/lp/4W8Y/

やずやのレモンの葉酸サプリ

やずやのレモンの葉酸サプリは、4粒で、厚生労働省が推奨する葉酸の付加量400マイクログラムが摂取できるサプリメントです。使用されているレモン果皮はアメリカでオーガニック認証を受けており安心です。このほか、カルシウム、鉄、12種類のマルチビタミンが配合されており、妊娠前後の体調管理にもメリットが期待できます。保存料、着色料、香料不使用で、残留農薬と放射能もチェック済みです。

一般価格:4,000円(毎月お届けコース初回1,900円) http://www.yazuya.com/items/yousan/lemon/

オーガニックレモンのはぐくみ葉酸サプリ

オーガニックレモンのはぐくみ葉酸サプリは、アメリカの農務省からオーガニックの認定を受けたレモンを原料としています。「3粒で、400マイクログラム」の葉酸を補うことができますので、厚生労働省が食事以外での摂取を推奨している葉酸量が簡単に摂れます。

なお、こちらのサプリメントには、葉酸のみならず、ビタミンB6、ビタミンB12、鉄分、カルシウム、亜鉛など、妊娠前後に欠かせないビタミンやミネラルが配合されています。いずれもすべて、食品由来となっており安心です。なお品質管理体制としては「GMP認定」を受けた工場での製造ですので、こちらも安心です。

通常価格:6,980円(初回特別価格1,980円) http://www.hugkumiplus.net/yousan/lp/google.html

まとめ

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いかがでしたか? 「オーガニックの葉酸サプリ」のメリット・デメリットを把握して、自分なりに葉酸を選ぶ基準を考えてみるのもいいでしょう。個々のメーカーの「製造管理体制」もチェックしておきたいですね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年3月3日

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