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【医師監修】高温期が何日続けば妊娠の可能性? 妊娠中はいつまで高温が続く?

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目次

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妊娠すると、基礎体温は高い状態が続くことをご存じの方も多いと思います。では、何日ぐらい高温期が続くと妊娠の可能性があるといえるのでしょうか。また妊娠中の体温はどうなるのでしょう。基礎体温のキホンとともにお届けします。

この記事の監修ドクター 荒木記念 東京リバーサイド病院 星 真一先生 1995年昭和大学医学部卒業。昭和大学病院、総合守谷第一病院などの勤務を経て、現在、荒木記念東京リバーサイド病院の産科部長を務める。日本産婦人科医会幹事、昭和大学産婦人科兼任講師、首都大学東京非常勤講師。

「妊娠かも?」の可能性がある高温期の持続期間はどれくらい?

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妊娠したかどうかは、産婦人科を受診することで確定されますが、その前に自分で予測を立てることができます。ここでは基礎体温の変化で妊娠の可能性を予測する方法をお伝えします。

基礎体温の仕組みについて

基礎体温は、朝目覚めてすぐの安静時に測る体温のこと。 女性ホルモンの分泌と連動して、基礎体温も変化します。一般的に排卵があれば高温の期間(高温期)と低温の期間(低温期)の2つに分けられ、それぞれが14日前後続きます。

妊娠の可能性がある基礎体温とは

妊娠していない場合、生理(月経)から排卵までが低温期、その後、排卵の後に高温期になり、次の生理 とともに再び低温期が始まるというサイクルが続きます。高温期は正常であれば10日以上続きます。これは黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌する卵巣のなかにある「黄体」(排卵後の卵胞が変化したもの)の寿命が約14日間 のためです。

しかし、妊娠が成立すると、黄体は「妊娠黄体」となり、妊娠をサポートするために黄体ホルモンを出し続けるため、高温期が続きます。高温期が17日以上続いて生理にならないようであれば、妊娠している可能性が高いといえるでしょう。

妊娠中はいつまで高温期が続く?

妊娠中も基礎体温は高温期が続きます。しかし、出産まで高い体温が続くわけではなく、妊娠12~16週頃から次第に低下します。妊娠初期には卵巣の妊娠黄体から黄体ホルモンが分泌されていますが、これは次第に減少し、妊娠7~8週頃 からは黄体ホルモンを出す役割を胎盤が引き継ぎます。胎盤由来の黄体ホルモンには体温を上昇させる作用はないため、妊娠4カ月頃には体のほてりやだるさがとれ始めると言われています。

高温期・低温期の体温は何度くらい?

生理周期と連動している基礎体温のサイクルは、高温期と低温期の2相に分かれます。それぞれ何度ぐらいで、どのぐらいの期間続くのでしょうか?

高温期・低温期の目安は?

正常な排卵が行われている女性の基礎体温は、低温期と高温期の2相に分かれ、それぞれ14日程度でひとつの周期になっています。基礎体温を毎日測り表にしてみると、このサイクルがわかりやすいです。ただし、体調によっても変わるので1周期だけの計測で判断はできません。2~3周期は計測しておくと、自分の基礎体温のリズムがわかってきます。

低温期と高温期の2相に分かれていたとしても、高温期が10日以内で短いと、黄体機能不全の可能性も考えられます。体温の数値だけでなく、その期間にも注目しましょう。

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高温期・低温期の差はどれくらい?

いわゆる「平熱」とは活動時の体温を指し、測るタイミングによって1~2℃違うといわれています。一方、基礎体温は安静時の体温を測るもので、同一の人で発熱していない限りそれほどの差はありません。低温期と高温期との基礎体温の差は正常な場合0.3~0.5℃程度です。

なぜ体温が上がるの? 女性の体の仕組み

排卵がある女性は、基礎体温が生理周期の中で2相に分かれます。生理のリズムに合わせて基礎体温が変動するのは、その時分泌される女性ホルモンが原因となっています。女性ホルモンの分泌が生理のリズムによって変わっていく仕組みとは?

高温期の体の仕組み

女性ホルモンの変化は、卵巣の中にある卵胞の発育、またその中にある卵子の動きと密接な関係があります。卵子は毎月、卵胞から排出され、卵管に吸い込まれていきますが、 この卵子が卵巣から排出されることを「排卵」といいます。

排卵後、卵巣に残った卵胞は黄体に変化し、黄体ホルモンを多量に分泌するようになります。黄体ホルモンには、受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜を変化させる作用があるのです。 この時期、黄体からは卵胞ホルモン(エストロゲン)も分泌され、黄体ホルモンと共に受精卵が着床しやすいよう子宮内膜の状態を整えるのに役立っています。

先に紹介したように、 黄体から分泌される黄体ホルモンには基礎体温を上昇させる作用がありますが、黄体の寿命は約14日間のため、妊娠が成立しなかった場合、再び体温が下がり低温期となって 、生理が始まります。

低温期の体の仕組み

低温期は生理初日から次の排卵の前後まで続きます。生理が始まり、子宮内膜が体外に排出されると同時に、新たな卵胞が卵巣の中で発育します。卵胞の発育に伴って卵胞ホルモンの分泌が活発になり、その作用によって子宮内膜が厚くなって、次の機会に備えた妊娠の準備が始まるのです。

なお、低温期は日が進むに従って卵胞ホルモンの分泌量は増えますが、体温上昇の作用がある黄体ホルモンの分泌量は低いままです。ですから、体温はあまり上昇しません。

基礎体温の上手な測り方・見方

基礎体温は、運動や飲食などの行動による影響をできるだけ排除し、生命を維持するために内臓が必要とする最低限のエネルギー(基礎代謝)のみが反映される条件で測った体温のことを示します。どう測って、何を確認すればよいのでしょうか。

基礎体温の測り方

基礎体温は一定時間(4~5時間)以上の睡眠後、 起床してすぐ、起き上がる前の安静にした状態で測ります。そのため、就寝前に枕元に婦人体温計を用意しておくとよいでしょう。婦人体温計は0.01℃単位で計測でき、基礎体温の微妙な変化をとらえることができます。この体温計を舌の裏側の根元にあて、検温できるまで安静に待ちましょう。

検温時間は婦人体温計によって異なります。約5分間測る「実測式」と、短時間で5分後の平衡温を予測する「予測式」があります。自分の生活スタイルに合わせて、使いやすいものを選びましょう。

基礎体温表の見方

基礎体温は毎日測り、グラフにしてみると変化がわかりやすいです。排卵がある場合は、低温の期間と高温の期間に分かれます。また、それぞれどのぐらいの期間続いているのか、生理は何日周期で来ているかなど過去の記録をさかのぼるとわかることがたくさんあります。

さらに、基礎体温と一緒に生理や体調不良、性交日なども記録しておきましょう。そうすることで、体調や体温が変化した際の原因を自分なりに探ることもできます。最近はパソコンやスマートフォンで記録を管理するアプリがあり、自動的にグラフ化したり、排卵予定日や生理開始推定日を示してくれるものもあるので活用してみるのもおすすめです。

なお、最も妊娠しやすい時期は、排卵の1~2日前であり、そのころに増加する頸管粘液の状態(水様のおりもの)も記録しておくと妊娠に役立つでしょう。

異常が考えられる基礎体温

基礎体温が低温期のままのケース

基礎体温がいつまで経っても低温期のままで高温期に移行しない場合、排卵が行われていない可能性があります。排卵すると卵胞は黄体に変化し、黄体ホルモンの分泌が増えて体温が上昇します。

高温期が短いケース

妊娠していない場合、高温期は14日程度とされています。その期間には個人差がありますが、正常であれば10日以上続くので、これより期間が短い場合は注意が必要です。

黄体ホルモンの分泌が不十分な黄体機能不全の可能性があります。この場合、生理のタイミングも平均的な28~30日より短くなります。ただし、卵胞の発育が遅れる場合もあり、そうなると低温期が長く高温期が短くなるので、生理周期そのものが短くなるとは限りません。あくまで高温期が短くなっていないかを確認するとよいでしょう。

低温期と高温期の差が0.3℃以内のケース

低温期と高温期の体温の差は0.3~0.5℃程度です。0.3℃以内の場合も、黄体ホルモンの分泌が充分でない可能性があります。高温期が短いケースと同様に、子宮内膜が充分な厚みにならず、受精卵が着床しにくく、不妊につながることもあります。

全体的に線がギザギザのケース

高温と低温が不安定に繰り返されるなどで、グラフの線がギザギザしている場合があります。睡眠時間が不十分だったり、起床時間に大きな差があるような不規則な生活や体調不良の時などは、体温がきれいに2相に分かれない場合もあります。排卵や黄体ホルモンの分泌の異常も考えられるので、生理のリズムを2~3周期観察してみましょう。

生理が終わった後も高温期が続くケース

生理の期間には個人差がありますが、3~7日が正常範囲とされています。生理がそれ以上続く場合、子宮内膜の一部が月経血と共に逆流して腹膜や卵巣に付着して起こる子宮内膜症をはじめ、子宮筋腫や子宮腺筋症などによる出血が疑われます。

また、生理の後も高温期が続く場合は、正常な妊娠以外にも、子宮外妊娠や流産でも起こる可能性があります。こうした場合はとくに、医師の診断を受け適切な処置を受けることが重要です。

まとめ

基礎体温をつけると、自分のからだのリズムを知ることができます。高温期が17日以上続く場合は妊娠している可能性が大きいです。妊娠成立後はいずれ体温は下降するので、測定しなくてもよいでしょう。赤ちゃんを望んでいる方は排卵の有無や黄体機能などもある程度わかるので、基礎体温を付ける習慣を日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょう。

(文:西谷友里加/毎日新聞出版MMJ編集部、監修:星 真一先生)

※画像はイメージです


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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