『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」カラー写真で理解する染めの再現』を発売

更新日:2022年4月11日 / 公開日:2022年4月11日


日刊工業新聞社は、書籍『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』3,850円(税込)を4月1日(金)に発売した。

同書は、日刊工業新聞社オフィシャルサイト「Nikkan Book Store」やAmazonで購入できる。

天然染料による染めの技術力の高さと素晴らしさ

合成染料が発明されるまで当たり前のように使われていた「天然染料」は、おもに植物から抽出された染料だ。その扱いは決して簡単ではないが、いまも残る数々の衣服を観察すると、当時の人々がその染料を使いこなし「穏やかで優しい色」だけでなく、「色あせない鮮やかな色」を表現していたことがわかる。

同書は、天然染料による染めの技術力の高さと素晴らしさを感じとることができる一冊だ。

15色分を440枚以上の写真で解説


同書では、15色分を440枚以上の鮮やかなカラー写真で解説している。ニホンアカネ、セイヨウアカネ、シルバーコチニール、アイの生葉、泥藍(どろあい)、アカニシからつくった染料、ハゼノキ、紅餅(べにもち)、ログウッドなど、さまざまな染料を使用した染め作業が丁寧に解説されている。

他にも「カラー写真でさまざまな価値ある現存物を紹介」「多くの文献から当時の染め技術を考察」「考察した当時の染め技術を著者自ら再現」など、手順や詳細データとともに詳しい解説が紹介される。

各項目の前半は、現存する衣服が写真とともに紹介されており、さまざまな文献から当時の染めの技術や使われた材料を読み解く。

後半の「再現作業の解説」では、読み解いた内容を実践。染めの再現に挑戦しその内容が公開されている。写真はもちろん、作業内容、使用する材料の量までなるべく細かく記述され、再現工程を丁寧に解説している。

著者

著者は、天然色工房tezomeya主宰の青木正明(あおき まさあき)氏。1991年に東京大学医学部保健学科卒業、ワコール入社。スポーツアンダーウェアなどの企画業務に携わる。

2000年にワコール退社後、益久染織研究所に勤務。天然染料を含めた染色業務全般を受け持った。2002年に益久染織研究所退社、天然色工房tezomeyaを開業。

2009年~2016年まで京都造形芸術大学美術工芸学科非常勤講師を兼任。2012年~2018年まで京都造形芸術大学歴史遺産学科非常勤講師を兼任。2019年、京都光華女子大学短期大学部准教授を兼任している。

天然染料に興味のある人は『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」カラー写真で理解する染めの再現』を手に取ってみては。

日刊工業新聞社オフィシャルサイト「Nikkan Book Store」:https://pub.nikkan.co.jp/



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