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忙しい時間に子どもからの「お母さん、これ見て!」コール。みなさんは、なんて返事していますか?
日常でよくある、子どもの「お母さん、これ見て―!」というセリフ。家事や仕事をしている最中だと手が離せず、つい「ごめん、ちょっと待ってて!」と言いがちなものですよね。
年長さん・年少さんの姉妹を育てる ちこ(@ChikopdiaNet)さんは、あるときこの言い方を変えてみたところ、親子とも驚くほど気持ちよく過ごせたといいます。
「ごめん、××が終わるまでちょっと待ってて」を、「オッケー!××したらすぐ行くわ!」に言いかえているのですね。
行動は同じなのに、言い方を変えるだけで、なんだかハッピーな空気になるから不思議なものです。言う方も、言われる方も、気持ちが全然違ってきますね。
「実践したい」という声が多数寄せられているこの投稿。ちこさんに、そのときの様子についてお話を聞きました。
――以前は「ごめん、ちょっと待ってて」ということもあったのでしょうか?
ちこさんありましたね。今すぐに行けないとき、それに対して「ごめん」って謝ること、「行けない理由」を伝えることが誠意だと思っていました。でも今思うと、別に手を止めれば行けるのに、自分の用事を優先しているだけで、行けない理由を正当化している節もあったと思います。そのときは子どものところに行くまで「早くー」と言われ続けていました。
――「ちょっと待ってて」では、子どもの気持ちは収まらないですもんね。
ちこさん今回の「謝る・断るのをやめて、まず明るく誘いに乗って、行きたい!って気持ちを前面に出したあと、ちょっと遅れる旨を伝える」ようにしたら、「いいよ、いいよ、終わってからで!」と子どもたちも私の事情に配慮してくれて、気持ちよく待ってくれるようになりました。すごい変化でした。
――それはすごい! ちこさん自身の気持ちも全然違いますか?
ちこさん全く変わりました。以前は何度も何度も「見て!」「来て!」と言われると、「あーもう! みんなが食べたお皿を洗ってるのよー!」と大人げなく恩着せがましい言い方やキツイ言い方をしてしまうときも多々あったと思います。でも今回のことを意識してからは、まず「行きたい! 見たいー!」というポジティブな感情の返答を先に出してあるので、表情も明るく気持ちも晴れやかで、そばに行くときもそのままのテンションで子どもと向き合えました。
――言う側にとっても、大きなプラスの変化ですよね。
ちこさん よく考えたら子どもにとっては「私より皿洗いのほうが大事なんだ」と曲解して、無意識にそれを払拭するために何度も何度も呼んで、そうでないことを証明したかったのかもしれません。
――とても考えさせられます。この投稿には多くの方から反響がありましたね。
ちこさんみんなも同じなんだな、と思うと少しホッとしました(笑)。そして、みんなそれをどうにかしたい、気持ちよくいたいんだな、ということがすごく伝わりました。簡単な考え方や言い方の違いでコミュニケーションが円滑になったり、逆効果になったりすることも改めて実感したので、Twitterやネットの力を借りて私も少しずつスキルアップしたいと思います。
――ほかにも子育てで意識していることはありますか?
ちこさん朝起きたとき、送り出すとき、お迎えのとき、家で出迎えるときなど、子どもに挨拶をするシチュエーションでは可能な限り元気よく挨拶するように心がけています。ずっと明るくニコニコしていられたらいいんですが、なかなかそうは出来ないので(笑)、せめて挨拶のタイミングくらいは意識してポジティブな空気で接するようにしています(笑)。
――すごく大切な意識ですよね。子どもだけでなく親自身も、気持ちを整えることができそうです。ちこさん、お話を聞かせてくださりありがとうございました!
====================投稿主ちこさんTwitter@ChikopdiaNet
(マイナビ子育て編集部)
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