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産後、ワンオペ育児に陥りやすい傾向とは? 共働きで子育て予定のプレママための出産準備 3選

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目次

赤ちゃんを授かったものの、産後の仕事と子育ての両立に対する漠然とした不安感はありませんか? 産後のパパママのべ1万人のお悩み解決に関わってきた「親のがっこう」代表の上条さんから、産後に「共働きなのに私ばっかり大変!」「こんなハズじゃなかった!」とならないために、妊娠中にできる出産準備の心得を教えていただきました。

執筆者プロフィール 上条厚子さん NPO法人ママライフバランス 代表理事/ママライフバランス株式会社 代表取締役 自身が産後うつ病になったことをきっかけに資格を取得し、2016年より母親向けセミナーを開始。これまで産後の子育て支援の現場で関わったのべ1万人のパパママのお悩み解決の経験から、令和版のオンライン両親学級「親のがっこう」を開講している。名古屋市地域子育て支援事業運営・家庭教育推進委員 従事。教育委員会での子育て講座や国連行事への登壇やNHK・日経新聞・毎日新聞のほか、各種子育てメディアでも活躍。二児の母。 ◆共働き夫婦のための出産準備リストがもらえる「親のがっこう」https://www.oyanogakkou.jp/

妊娠おめでとうございます。 初めまして。産前産後のご夫婦に特化したオンライン講座「親のがっこう」を運営している、ママライフバランスの上条です。

私たち「親のがっこう」はこれまで、産後子育て支援の現場の最前線で、のべ1万人のパパママのお悩み解決に関わってきました。

その経験から、産後に不本意なワンオペ育児に陥り「こんなハズじゃなかった!」「子育てがツライ」と感じてしまうママたちには、妊娠期から予兆があることがわかりました。

実際にある調査では、出産後のママのうち92%の人が、「子育てがツライ」と感じていることがわかりました。

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またそのほかにも、産後の夫婦関係の悪化や、コロナと産後うつ病のリスクに関する調査データもあり、ママたちが産後の理想と現実のギャップに苦しんでいる様子が伺えます。

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「親のがっこう」ホームページより引用

本来でしたら、ママがこうした状況に追い込まれず、夫婦一緒に子育てすることが望ましいのですが、どうしたら不本意なワンオペ育児に陥らずに済むのでしょうか? まずは診断テストで、ワンオペ育児に陥りやすい人の傾向をチェックしてみましょう。

産後に「ワンオペ育児」に陥りやすいプレママの傾向

「ワンオペ育児」リスク度診断テスト

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いくつ当てはまりましたか? ひとつでも当てはまれば、不本意なワンオペ育児に陥るリスクが「ある」可能性が高い傾向にあります。

では、ここでタイプ別の診断結果について解説します。

Aにチェックが多かった人

Aにチェックが多かった人は、「男性は仕事、女性は家事・育児」という無意識の当たり前が自分の中に存在していることを自覚しましょう。夫婦で子育てをスタートするときには、良くも悪くも”自分がどのように育てられたか”が基準になります。それを踏まえたうえで、自分が育った環境と比較するのではなく、今の自分たちはどうしていきたいのかを夫婦で決めていくことが大切です。

Bにチェックが多かった人

がんばり屋さんで真面目な性格。そんな人ほど、産後の実態に直面し、子育ての悩みが多くなる傾向にあります。赤ちゃんの成長には個人差が大きく、育児書通りにいかないことの方が多いからです。これまでの学業や仕事であれば、自分自身ががんばったぶんだけ成果がそこそこ比例してついてきたのに対して、子育てではまったくそれが通用しません。性格的に真面目な人は「がんばらないこと」をがんばる方法を身につけていきましょう!

Cにチェックが多かった人

周囲に頼れる人がいない環境のようです。子育てに関わる大人の手が夫婦しかない環境では、夫婦でキャパオーバーになるリスクが高くなります。家族以外の頼り先を妊娠中にリストアップしておきましょう!

共働きで子育て予定のプレママための出産準備 3選

では妊娠期にどんな準備をしたら、不本意なワンオペ育児に陥るリスクを回避できるのかを、詳しくお伝えしていきます!

1.情報共有力を高めよう

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体調不良について伝える

妊娠中の体調不良は個人差がありますが、自分の体調が少しでも不調なときはしっかり伝えることが大切です。つわりでの体調不良は伝えている方も多いかと思いますが、疲れやすい、睡魔がひどい、思考が働かない、お腹が張る、足がつる、腰が痛い、眠りが浅くて朝がしんどいなど、どんな些細なことも共有することが大切です。

パートナーに「伝えない」=「その体調不良はなかったこと」になってしまうからです。

日常生活で気をつけ始めたことについて伝える

たとえば、「お酒やコーヒーが好きだけど妊娠してから控えている」「ナマモノは食べないようにしている」「本当はヒールが好きだけど、転ばないようにぺたんこ靴を選んでいる」「思いっきり仕事したいけど、残業を控えている」など、どんな些細なことも共有することが大切です。

パートナーに「伝えない」=「制限付きの生活をしていることがなかったこと」になってしまうからです。

ポイント

もし、「夫は協力的だけど、自分と同じくらい当事者意識がないことにモヤモヤする」と思うことがあれば、情報共有の量が足りていないか、「伝えた」つもりで「伝わっていない」かのどちらかです。

産後は、妊娠期よりも産む性の女性にしか体感できないことが増えるので、妊娠中から「100%」を目指して情報共有力を高めていきましょう!

特にAの「夫が6歳までのころ、お義母さんが専業主婦だった」に該当している場合、パパは主体的に家事・育児に関わる姿勢を身近で見た経験がないので、「妻から夫への情報共有の量」を意識的に増やすことが重要です。

産後の実態について伝える

陣痛や出産までの実態の共有は、産院や自治体の両親学級で情報収集・共有できているご夫婦も多いのですが、産婦人科から退院したあとや里帰り出産を終えたあと、赤ちゃんを自宅に迎えてからの生活の実態について、夫婦で同じ情報量を持っているご夫婦は少ないものです。第二子、第三子の妊娠中の場合でも、子どもが増えた体制での子育ては初めてなので、同じ状況にいる人のリアルな実態(情報)を、夫婦で同じ分だけ持てていることがベストです。

少し先に出産を経験した友人がいれば、赤裸々に話してもらえるのが一番おすすめですが、難しい場合は、産後あるあるを描いた育児漫画を夫婦で読むことをおすすめします。

ポイント

初めての妊娠だと、ママ自身も未知のことが多く、夫に本当に必要なサポートをパパに伝えることができていなことが不本意なワンオペに陥るリスクを高めている大きな要因となっています。

特にBにチェックが多かった場合、自分自身で家事育児の主担当をかってでてしまい、キャパオーバーになってから気付く、というパターンに陥りやすい傾向にあります。「夫に頼る」「夫と半分ずつ」という選択肢を常に意識しましょう。

産後の体調の回復スピード・母乳の出やすさ・ホルモンバランスによる精神の不安定さ・寝不足による体調不良・赤ちゃんの個性による生活リズムの作りやすさなど…初めての子育ては、夫婦ともに「初体験の連続」です。

これまでのべ1万人のパパママのお悩み解決に関わるなかで、もっとも多いお悩みは、「産後、想像以上にママ自身の心身の状態がしんどくて、理性で感情をコントロールすることが難しい状態になってしまい自分でも困惑している」というケースでした。

2.「理想の家族像」について話しあおう

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共働きの夫婦にとっての産後の定番の揉め事のひとつに「家事・育児の分担問題」があります。OECD発表の最新の統計でも、日本はダントツ世界一で女性の無償労働(家事・育児・介護)時間が長く、その男女比はなんと5.5倍です。

共働きの夫婦にとって、家事育児をどちらがどれだけ担うかというテーマは、「仕事や自分時間にさける時間をどれだけ確保できるのか」に直結するため、「揉めてでも、喧嘩になっても、この分担について話し合いをがんばっている」というワーママにこれまでたくさん出会ってきました。

この産後あるあるのひとつである「家事・育児の分担問題」を回避し、同時に「ワンオペ育児」も回避するためには、「理想の家族像」ついて話しあっておきましょう。「親のがっこう」でも、実際に妊娠期のご夫婦に「理想の家族像」ついて夫婦で価値観のすり合わせのための話し合いを行ってもらっています。なぜならそれは、会社におけるビジョンやパーパスの共有と同じ役目を果たしてくれるからです。「家事・育児の分担問題」は、“目的”ではなく、理想の家族像を叶えるための“手段”だと夫婦の認識を揃えておきましょう。

【「理想の家族像」ついての話し合い方のやり方】

<ステップ1> 「どんな家族でありたいか?」について、「自分はこう思う」という気持ち・考えを伝え合う(聞き合う)。

例:「私はこう思うよ」「僕はこう思うよ」

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「どんな家族でありたいか」の回答例

<ステップ2> 「自分たちはどうしていこうか?」について話し合う。2人の考えをすり合わせて、「私たち」の答えを作ることがポイント。

<ステップ3> ステップ2で出した2人の理想を叶えるために、最適な役割分担を話し合う。ポイントは、2人だけで完璧にやり切ろうとしないこと。外部リソースの活用や、やめる家事を決めるなども選択肢に入れましょう。

ポイント

夫婦で「私たち2人はこんな家族でいたいよね!」という認識が揃った状態にしておくことで、家事・育児の分担問題が“目的”(理想の家族像)を叶えるための“手段”という位置付けになります。

初めて子育てをする人は誰でも、「自分たちがどう育てられたか」を無意識に考え、比較してしまう傾向にあります。しかし、「自分たちの親の時代とは違うんだ!」「2人で一緒に子育てをするんだ」とあえて意識し、自分たちはどうしたいのかを夫婦で言語化することが大切です。

目先の分担の不平等感や、納得感のなさを解決することが目的の「家事・育児の分担問題」「ワンオペ育児で不満問題」は、夫婦の関係性を悪化する大きな要素にもなりかねません。ぜひ、妊娠期の今だからこそ夫婦でゆっくり話し合う時間をとってみてください。

3.相談先や頼り先をリストアップしよう

コロナ禍ということもあり、主に頼りになるのがスマホの中の情報のみという人の場合、産後に不安を感じやすい傾向にあります。今は、各自治体や民間の産後のサービスがたくさんあるので、下記の検索キーワードを参考にぜひ身近なサービスを探してみてください。

【オススメの検索キーワード】 ◯◯市(お住まいの市区町村)×ファミリーサポート ◯◯市(お住まいの市区町村)×産後ケア ◯◯市(お住まいの市区町村)×一時保育

まとめ

これまで、産後の子育て支援の現場でのべ1万人以上のママから、「思っていたのと違った!」「こんなに大変だとは思わなかった!」と、産後の見積もりが甘かったことへの後悔の声をたくさん聞いてきました。

“ワンオペ育児”という言葉が産後あるあるとして浸透してしまっているからこそ、抜本的な対策を準備して産後を迎えましょう!

特に、「家事・育児を担う大人の手をどれだけ増やせるか」が、ママの心と体の余裕を保つためにも重要です。パパとママの親スイッチをオンにするタイミングが同時であれば、産後のワンオペ育児を回避できる可能性も高まります。夫婦で同時に親になることほど、ママにとって心強いことはありません。

(文:親のがっこう 上条厚子、編集:マイナビ子育て編集部)

<関連リンク> →【実録・産後夫婦のすれ違い】妻から突然の離婚宣言! “イクメン”を勘違いしていたあのころのぼく #渡邊大地の令和的ワーパパ道【実録・産後夫婦のすれ違い】“夫婦解散”を回避した「夫婦ミーティング」の始め方 #渡邊大地の令和的ワーパパ道「こんなの母親としてポンコツ……」子育てをしんどいと思うこと自体に感じる罪悪感。『ふうふう子育て #25』


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マイナビウーマン子育て

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