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「共働きなのに私ばっかり大変!」に陥ったママの体験談と解決法

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目次

赤ちゃんを授かったものの、産後の仕事と子育ての両立に対する漠然とした不安感はありませんか? 産後のパパママのべ1万人のお悩み解決に関わってきた「親のがっこう」代表の上条さんから、産後に「共働きなのに私ばっかり大変!」「こんなハズじゃなかった!」と陥ってしまったママたちの体験談と改善法を教えてもらいました。

<前編>ワンオペ育児に陥りやすい傾向とは? 診断テストでチェック! #共働きプレママための出産準備の教科書【専門家監修】

執筆者プロフィール 上条厚子さん NPO法人ママライフバランス 代表理事/ママライフバランス株式会社 代表取締役 自身が産後うつ病になったことをきっかけに資格を取得し、2016年より母親向けセミナーを開始。これまで産後の子育て支援の現場で関わったのべ1万人のパパママのお悩み解決の経験から、令和版のオンライン両親学級「親のがっこう」を開講している。名古屋市地域子育て支援事業運営・家庭教育推進委員 従事。教育委員会での子育て講座や国連行事への登壇やNHK・日経新聞・毎日新聞のほか、各種子育てメディアでも活躍。二児の母。 ◆共働き夫婦のための出産準備リストがもらえる「親のがっこう」https://www.oyanogakkou.jp/

妊娠中のプレママとプレパパ向けのオンライン講座「親のがっこう」を運営している、代表の上条です。前編では、ワンオペ育児に陥りやすい人の傾向について診断テストを用いて解説しましたが、みなさんの結果はいかがでしたでしょうか?

後編では、実際に産後に不本意なワンオペ育児に陥り「こんなハズじゃなかった!」「子育てがツライ」となってしまったママたちと、そこから抜け出したきっかけなどについてご紹介します。

「共働きなのに私ばっかり大変!」に陥ったママの体験談

つぼいみきさんのケース(37歳/静岡県在住/8歳、6歳、0歳の3児のママ)

Tsuboi

つぼいさんファミリー

【before】共働きなのに気づいたらワンオペ育児に陥り、「こんなはずじゃなかった!」と夫と子どもへイライラをぶつける毎日に自己嫌悪の日々……。

【after】ワンオペ育児を脱出して第三子妊娠→出産へ

前編のチェックリストにすべてチェックがついていたつぼいさんに、ワンオペ育児に陥ってしまっていたときのことと、抜け出せたきっかけを伺っていきます。 Q:育休中の家事・育児の分担について教えてください。 つぼいさん(以下、つぼい):私は育休をとりましたが、夫は仕事をしていて帰宅が毎日22時くらいだったので、家事・育児の比率は「私10:夫0」か「私9:夫1」でした。 Q:その当時、不満や主にワンオペ育児に対するしんどさはなかったですか? つぼい:結婚・出産をし、人並みの幸せは手に入れたという満足感があったのですが、実際に子育てがスタートすると、夫の帰りは毎日22時過ぎ。そのため、「夫に頼るのはムリ!」と自分から決めつけていました。その結果、家事、仕事、子育てをすべてひとりで背負いこみ、気付いたら、毎日「どうして私ばっかりこんな大変な思いをしなきゃならないの?」と考えるように。あの頃は、いつもイライラしていたと思います。 Q:当時の夫婦関係はどのような状態でしたか? つぼい:とにかく、子育てをひとりですることが肉体的にも精神的にもキツくて。残業で遅い時間に帰宅した夫に対しても労いの言葉をかけることができず、「なんでもっと早く帰ってこれないの?」という気持ちでした。飲みに出かけている夫に、「あなたはイイよね! 私は行けないのに!」と怒りながら電話をかけたこともありました。ケンカが多かった当時のことを夫に聞いたら、自宅に帰ってくるたび玄関の扉が重かったそうです(笑)。 Q:その状態から抜け出して、今はどのような家事・育児の分担、夫婦関係なのでしょうか? つぼい:私は今、第三子の0歳児を育てていて仕事をしていないので、「私7:夫3」くらいです。比率は半々ではありませんが、第二子を産んで仕事復帰をしたときとそんなに変わらない比率で今も一緒にがんばってくれているので、とても感謝しています。だから今は、ほとんどケンカしないんですよ。ときどき、子どもたちを預けて夫婦2人でデートをしています。ランチに行くくらいの短い時間しか取れないのですが、お互いにとって大切な時間です。 Q:ワンオペ育児から抜け出して今のようになったきっかけを教えてください。 つぼい:ひとつ目は「家事・育児がひとりじゃしんどいから助けてほしい」と自分のキャパオーバーを夫に情報共有したことです。 2つ目は、最初は「誰かに頼るのはムリ!」と決めつけていたのですが、夫や外部のサービスに頼るようにしたことです。たとえば、夫に「出勤前に、リビングとトイレの掃除をお願いしたい」と頼んだり、「第三子を産んだら、お昼はお弁当の宅配を1ヶ月頼んでみたい!」と夫に具体的に伝えたりしました。 この2つを伝えたことで、家事・育児の負担が軽減され、心身ともに余裕が出てきたのがわかり、夫と子どもたちに対してイライラが激減しました。 夫婦で理想の家族像やお互いにとってどんなパートナーでありたいかを共有してからは、夫から率先して私の体を休ませるためにどうしたらいいのかを日々考えてくれているのが伝わってきて、「この人と家族になってよかったな」と思っています。

杉浦翔子さんのケース(37歳/東京都在住/7歳、4歳の2児のママ)

Sugiura

杉浦さんファミリー

【before】実家が遠方、共働き。気づいたらワンオペ育児に陥り猛烈なイライラの日々

【after】夫婦でそれぞれ「親」を休む時間を取り合い円満に

前編のチェックリストに9個にチェックがついていた杉浦さんに、ワンオペ育児に陥ってしまっていた時のことと、抜け出せたきっかけを伺っていきます。 Q:育休中の家事・育児の分担について教えてください。 杉浦さん(以下、杉浦):私は育休をとりましたが、夫は日勤・夜勤のある仕事。決まった曜日に決まった家事・育児をすることができないため、気づけば私が家事・育児をせざるを得ない状況でした。比率でいうと、「私10:夫0」か「私9:夫1」でした。 Q:その当時、不満や主にワンオペ育児に対するしんどさはなかったですか? 杉浦:第一子の生後2~3ヶ月のころ、義母が頻繁に訪ねて来ることがありました。当時の私は、自分の食事もトイレすらもままならず、髪はひとつに結んで、化粧もできなくてスッピン……という毎日でした。それなのに、リビングでご機嫌な息子を囲んで談笑する義母と夫。しかも、機嫌が悪くなって泣き始めた息子を「やっぱりママじゃなきゃダメね~」と、私にパスしてくるシーンがたびたびあって猛烈に苛立っていました。 ですが当時の私は、「赤ちゃん > 赤ちゃんに会いに来てくれる人 > 自分の体調」という方程式だったんです。自分のしんどさを夫にすら伝えられていなかったので、まさに夫からすると「なかったこと」になっていましたね。今思うと、抱っこしていないと泣いてしまう息子を1日12時間抱っこする日々だったので、寝不足で心が崩壊しきっていたんだと思います。 Q:当時の夫婦関係はどのような状態でしたか? 杉浦:夫はオンラインゲームにハマっていて、家にいるのに家事・育児をしないことに猛烈に苛立っていました。 Q:その状態から抜け出して、今はどのような家事・育児の分担、夫婦関係なのでしょうか? 杉浦:今は「私7:夫3」くらいですが、分担の比率が「私5:夫5」でなくても2人で決めたことなので納得感があり、この割合に不満はありません。 先日、久しぶりに夫の実家に子どもたちを預け、夫婦2人でディナーに行きました。子どもを預けたことにソワソワしていましたが、帰り道には「お互いにとって、とてもいい時間だった」と実感しました。夫が「次もよろしく!」と義理の両親にお願いしてくれたのがうれしかったです。 Q:ワンオペ育児から抜け出して今のようになったきっかけを教えてください。 杉浦:ひとつ目は、「母だからって、家事・育児を自分ひとりでしなくてもいい」と、自分を許せたことです。そして、「タスクが多すぎてムリ!」と夫に情報共有できたことです。 2つ目は、「夫がゲームをする時間は、夫が父親を休む時間。だから、私も母親を休む時間をもらうね!」と、自分がやらなきゃと決めつけていたことを夫に頼るようにしたことです。今ではお互いに、その時間を通称『俺タイム』と呼び合っていて、夫はゲーム、私はカフェに行ったり、興味のある学びに参加したりと、お互い好きなことをする時間として過ごしています。『俺タイム』の導入をして2年ほどですが、私自身がママではない「大人としての私」という時間を過ごせるようになったので、夫のそれも許せるようになりました。 理想の家族像を話し合い、夫婦共に「大人の時間も大事」と共通の認識を持てるようになったのも、育児が楽しくなったきっかけのひとつだと思います。

まとめ

子育てを通して溝が深まる夫婦と、絆が深まる夫婦、二極化している産後の子育て現場があります。後者の夫婦に共通していることは、お互いの家事・育児の役割分担に二人ともが納得感をもっていることです。どちらにも不満がない状態で。双方が相手に「あなたのおかげ、ありがとう」となっている状態です。

産後は、つぼい家や杉浦家のようにパパもママも心身ともに余裕がなくなり「自分の家事・育児の分担を少しでも減らしたい!」という感情になってしまい、押し付け合い論争に陥りがちです。だからこそ、お互いに余力のある妊娠期の今が大切! 出産準備として、夫婦でじっくり今後を見据えた話し合いを行うことが非常に重要です。

温かい家庭は、夫婦2人で創る赤ちゃんへの唯一無二のギフト。ぜひご夫婦で取り組んでみてください。

(文:親のがっこう 上条厚子、編集:マイナビ子育て編集部)

<関連リンク> →【実録・産後夫婦のすれ違い】妻から突然の離婚宣言! “イクメン”を勘違いしていたあのころのぼく #渡邊大地の令和的ワーパパ道【実録・産後夫婦のすれ違い】“夫婦解散”を回避した「夫婦ミーティング」の始め方 #渡邊大地の令和的ワーパパ道「こんなの母親としてポンコツ……」子育てをしんどいと思うこと自体に感じる罪悪感。『ふうふう子育て #25』


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マイナビウーマン子育て

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