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「子どもができたら自宅で仕事」を実現した、念願の一戸建て【理想をかなえたマイホーム実例#02】

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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「あぁ、これはすてきなお宅ですね」
私たち取材陣がお家に入る前から思わずうっとりため息を漏らした、趣のある白壁と木枠の外観。

白い壁と茶色の屋根、青い雨戸が地中海の風景を思わせるような外観(写真撮影/片山貴博)

白い壁と茶色の屋根、青い雨戸が地中海の風景を思わせるような外観(写真撮影/片山貴博)

施主である滝澤さん夫婦の設計へのこだわりを感じさせます。滝澤さんファミリーは、理恵さんと夫、9歳と7歳の男の子、4歳になる女の子の5人で埼玉県ふじみ野市に住んでいます。自宅を撮影スタジオやヨガのレッスン会場として使っているお家だと聞き、ワクワク楽しみにしてお部屋に入ります。

――わ、長方形のスペースを2つ、ずらしてくっつけたような、少し変わった形のリビングですね

【間取図】滝澤さん宅は2階建ての注文住宅。リビングとダイニングは2つの長方形をずらしてくっつけたような形(提供いただいた間取り図を元にSUUMOジャーナル編集部にて作成)

【間取図】滝澤さん宅は2階建ての注文住宅。リビングとダイニングは2つの長方形をずらしてくっつけたような形(提供いただいた間取り図を元にSUUMOジャーナル編集部にて作成)

「実は、建てるときには義理の母と同居して二世帯住宅にする話が一時出たこともありまして。このリビングで寝起きしてもらうこともできるように考えてこんな形にしたんです。結局、同居の話はなくなり、いまは手前の空間をリビングに、奥の空間をダイニングとして利用しています。ダイニングでは折り畳み式のテーブルを広げて食事をしたり、この手前のカウンターでは椅子を並べて上の子どもたちが宿題をしたり、という感じです」(滝澤さん、以下同)

カウンターキッチンは、今は子どもたちの勉強スペースになっている。白い漆喰の壁、木の柱やカウンター、柱に付いているアンティーク風の時計が、ナチュラルで優しい印象を醸し出す(写真撮影/片山貴博)

カウンターキッチンは、今は子どもたちの勉強スペースになっている。白い漆喰の壁、木の柱やカウンター、柱に付いているアンティーク風の時計が、ナチュラルで優しい印象を醸し出す(写真撮影/片山貴博)

――カウンター、入るときに気になっていました! 上にあるアンティーク風の時計も、ヨーロッパのカフェや公園にある時計のように見守ってくれている感じですてきです

「今は子どもたちのカウンターになっていますが、将来何十年後かに、ここでカフェをやれたらいいよね、と夫と話してこんな形にしたんです。少し歳をとってからでも近所に住む方々のコミュニティスペースとして、カウンターでコーヒーを出したりできるかなと。ゲストがたくさん来ても大丈夫なように、玄関の上がりもあえて半円形にして靴をいっぱい置ける形にしてるんです(笑)」

青い扉とタイルの映えるエントランス。多くの来客があっても靴がたくさん置けるように、あえて上がりの部分は半円形に(写真撮影/片山貴博)

青い扉とタイルの映えるエントランス。多くの来客があっても靴がたくさん置けるように、あえて上がりの部分は半円形に(写真撮影/片山貴博)

働きながらも、母親として「いってらっしゃい」と「おかえり」を言いたい

――いろんな用途で使えるように設計されたお家なんですね。ママ向けの教室などを開催されているとのこと、どんな風にお仕事をされているんですか?

「外でベビーヨガの教室を月に4~5回ほど開講し、スケジュールに余裕があるときに手形・足形の教室や撮影などを行っている感じですね。自宅で仕事をするときには、手前のリビング部分をさまざまな教室やインストラクター養成講座の講義場所として、奥のダイニング部分を撮影スタジオとして使っています。授乳フォトや親子フォトの撮影にいらっしゃる方が月に15組くらいいらっしゃるんですよ」

取材当日は親子フォト撮影の日。取材の間も3組ほどの親子が訪れていた(写真撮影/片山貴博)

取材当日は親子フォト撮影の日。取材の間も3組ほどの親子が訪れていた(写真撮影/片山貴博)

――多くのゲストが出入りすることが、滝澤さんの暮らしのベースにあるんですね。前からこんな風に自宅で働くことを考えていたんですか?

「専門学校を卒業してからの12年間は、会社員として働いていました。社長秘書やマーケティングセールスの仕事に就いて、すごく忙しかったんです。それはそれでとても充実感がありましたが、結婚してからは『お客さんを笑顔にしたい』『自分の裁量で仕事がしたい』という想いが強くなってきて。最初は子ども向けの英語教室を始めるために資格を取りました。その後に3人の子どもたちの出産を経て、ベビーヨガをやりたい!と」

――滝澤さんご自身がママになって、子どもたちとの生活としてイメージされていたこともきっとあるんでしょうね

「私の母はすごく仕事の忙しい人で、夜中も出ることが多く、子どものころは寂しい思いもしました。それだけに、まずは母親としての役目を優先したいという気持ちや、『いってらっしゃい』と『おかえり』は言える母親でいたいという気持ちは強いかもしれません」

じっくり情報収集に時間をかけ、取り入れたいアイデアを詰め込む

――お住まいはお子さんが生まれてから建てたんですか?

「ええ、元々は数駅離れたところに中古マンションを買って住んでいたんですが、2人目が生まれると手狭になってしまい……。夫の母がふじみ野市内で近いこともあって、ゆくゆくはこの辺りに家を購入する前提で近くの賃貸アパートに住んだんです。2年ほどたったころにこの土地が空いたことが分かって、すぐに購入しました。実は、前にも検討した物件があったのですが、それはタッチの差で買えなかったんです。その経験もあって」

――物件を検討したり、どんな家にしようかと考える時間も長かったんでしょうか?

「はい、いろんな注文住宅を見に行ったり、本やネットでも情報収集をしました。いろいろ想像をふくらませながら施工事例を見ると、取り入れたいアイデアや自分ならこうするな、という考えも浮かんできました。今の家にはそれらのエッセンスが詰まっていると思います」

――具体的にどんなところにその知識を反映されたのか、ぜひ伺いたいです!

「例えば、トイレや各部屋のドアの上はガラス戸にしたり、開閉ができる窓にしています。トイレのドアの上をガラス戸にすると、家族の誰かがトイレを使用しているとひと目で分かって便利なんです(笑)。部屋のドアの上が空いていると、中の音が聞こえるので、それぞれが部屋に入っても何となく気配を感じられていいんですよ」

リビングから玄関側を。ここにも入口の左上にステンドグラスの窓があり、光を取り入れている(写真撮影/片山貴博)

リビングから玄関側を。ここにも入口の左上にステンドグラスの窓があり、光を取り入れている(写真撮影/片山貴博)

自分の性格を反映して、ずっと快適に住み続けられる家に

――ほかにも工夫されたポイントがたくさんありそうなので、ぜひ聞かせてください!

「例えば収納ですが、キッチンのすぐ横にパントリーを設けて、家具を据え付けてもらいました。お願いした工務店さんが造作家具をつくってくれるところで、その実績を見てお願いしようと決めたんです。パントリーの棚もキッチンのシンク下の棚も、ゴミ箱などが入れられるようにあえて空きスペースにしています。隠れるスペースがあると、どんどん物を仕舞い込む性格なので、収納は扉で閉じないようにしました」

――本当ですね。この下を空けるテクニックが洗面台にも活用されているのが分かります!

「洗面台は動線を意識して、パントリーを抜ける形でキッチンと一直線につながっています。実は洗濯機は今、2階に置いているんですが、洗濯したらすぐにベランダに干せる位置にあります。歳をとって2階に上がるのがきつくなったら、1階に洗濯機を置けるように蛇口や排水溝だけは付けてあるんですよ」

2階の洗濯機置き場。洗濯が終わればすぐにベランダに干せる動線。ベランダは屋根付きなので、雨の日でも洗濯物が干せる(写真撮影/片山貴博)

2階の洗濯機置き場。洗濯が終わればすぐにベランダに干せる動線。ベランダは屋根付きなので、雨の日でも洗濯物が干せる(写真撮影/片山貴博)

――すごい! リビングのカウンターの話といい、これから何十年も先にある老後のことも考えて設計されたんですね

「ふふふ。実はそういう意味では、子ども部屋も、将来、子どもたちが家から出ていったら間の扉を開けて教室として使えるようにしてるんですよ(笑)」

小学生男の子2人が過ごす子ども部屋。ベッドの脇には白い扉があり、ここを開くと隣の部屋とつながって広いスペースに(写真撮影/片山貴博)

小学生男の子2人が過ごす子ども部屋。ベッドの脇には白い扉があり、ここを開くと隣の部屋とつながって広いスペースに(写真撮影/片山貴博)

細部にこだわり、たくさんの工夫が凝らされた滝澤さんの住まいは、これからの暮らしも想像・創造できる場所になっていました。そこには家族や人々とかかわり合い、これからのライフステージに合わせて変化しながら「ここにずっと住み続けたい」という温かい気持ちがあふれています。
仕事をしながら子どもを育てること、楽しい老後を想像すること、住まいと暮らし方について考える楽しさをおすそ分けしてもらった取材でした。

●取材協力
・ハートフルマザーリング協会 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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SUUMO

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