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「まさか」は日常に潜んでいる! 実際にあった子どもの思わぬケガ6選 #渡邊大地の令和的ワーパパ道

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目次

『産後が始まった! 夫による、産後のリアル妻レポート』『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』(ともにKADOKAWA)など、夫婦のパートナーシップをテーマにした著書が話題の渡邊大地さんによる新連載! 令和における新たなワーパパ像を、読者のみなさんとともに考えます。

執筆者プロフィール 渡邊大地さん 株式会社アイナロハ 代表取締役/札幌市立大学看護学部非常勤講師大学卒業後、会社員を経て、2011年に株式会社アイナロハを設立。2012年より「産後サポート“ままのわ”」事業をスタート。自治体の産後サポート事業、全国の産院での両親・父親学級の開催、講演など、多方面で活躍中。三児の父。◆株式会社アイナロハHP:https://www.ainaloha.com/

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1話目から読む前回のお話はこちらこれまでのお話はこちら

今年2月に足首を骨折した次女(5歳)。当初医師からは、「歩けるようになるのは2週間くらいかな。完治までは1ヶ月でしょう」と言われました。

家族に歩けない人がいるっていうのは、なかなか大変ですよ。しかも5歳ですから、ひとりで留守番もできず、誰かが必ず自宅にいなければならない。松葉づえも使えない(これは本人のやる気の問題ですが)ので、完全に「介護」状態です。

20数キロある“骨太”な我が家の次女……。抱っこがしんどい。寝室が2階なので階段の上り下りもあります。さらに、毎日治療とリハビリで接骨院に通わねばならず、車への上げ下ろしも加わります。

結局完治したのは、ケガから2ヶ月以上経ったころ。将来発生するであろう親の「介護」をインターン体験したような気になりました。

皆さん、こんにちは。渡邊大地です。今回も、「ワーパパ」とは何たるかを一緒に考えていきましょう!

「この程度で?」というシチュエーションでも骨折に

そもそもどうして骨折したかというと、外で走っていて段差につまずいて転んだためです。ちょっとくらいのケガだったら、泣いてもしばらくすると泣き止みますよね。でもこのときは、10分経っても20分経っても泣き続けました。「念のため病院に行っておこう」と思い、アイシングしたまま病院へ。しかし、受診のためにアイシングを取ったときには、次女の足首がパンパンに腫れていました。「つまずいてここまでの骨折になることはめったにない」と、医師も驚いていました。ぶつけて折れたのではなく、つまずいたときに足首に全体重がかかって足首の骨で支えきれなくなって割れたのだそうです。

骨折と聞いて、むしろこちらも驚きました。一部始終を見ていたぼくからすると、「あ、転んだ。まったくもう」くらいの出来事だったからです。

今回は、夏休みがスタートしたこのタイミングで、ぼくが周囲のパパ・ママたちに聞いた「え、子どもってこんなことでケガするの!?」という事例を紹介していきたいと思います。

【事例】こんなことで、まさかの事態に!

本題に入る前に、今回ぼくが「念のため病院に行っておくか」と思ったのは、実は次女が骨折したのは初めてではなかったからです。

ちょうど半年前、自宅で我が家の子どもたち3人がボール遊びをしていて、次女がキャッチしたボールを長男が上からたたき落としまして、そのときに親指が巻き添えになって骨折してしまいました。そのときも「すぐに泣き止むだろう」と思っていたのが、いつまで経っても泣き止まず、突き指を疑って受診したところ「骨折」との診断。「たかがボール遊びで?」と思いましたが、当たりどころが悪いと子どもは簡単に骨折するものだと知りました。

ぼくはこのときの経験があったため、「子どもが泣き止まないときは危険」と覚えていたんです。その際も約2ヶ月、治療とリハビリに通いまして……。まさかその半年後に足を骨折することになろうとは……。

ほかに、ぼくの周囲のパパ・ママたちからはケガに関するこんな話も聞きました。

●前を見ずに走り出して……(4歳男子)息子は落ち着きがなく、いつも急に飛んだり跳ねたりします。親としてはハラハラしながらも「元気な証拠」と楽観的に見ていましたが、あるとき、例によって急に走り出したところ、前を見ずに走ったためにドアノブに頭を激しくぶつけました。息子のおでこには大きなたんこぶができ、少し傷跡が残ってしまいました。「子どもは前を見ないで走る」と知った瞬間でした。

●ミニトマトが好きで……(5歳女子)野菜は全般的に好きではなくても、トマトだけは大好きな娘。特にミニトマトが好きなので、よく食卓に出していました。あるとき、しゃべりながらミニトマトをパクっと頬張った娘がそのまま真っ赤な顔になって震えだしました。私は焦って娘の背中をバンバン叩き、ミニトマトを吐き出させ、何とか事なきを得ました。それ以来、必ずミニトマトは小さくカットして出すようにしていますが、以前ほど好んで食べなくなりました。

●チェストの引き出しを引っ張り出して……(3歳女子)次女が生まれたばかりのころ、長女は3歳でした。あるとき、寝室に次女を寝かせていて、そのすぐ近くに長女がいました。長女は次女と遊んであげていたので、2人がご機嫌なうちに昼食を作ろうと思い、目を離してキッチンに行きました。ほどなく寝室から「ドーン!」という音がして慌てて見に行ってみると、長女がチェストの引き出しを引っ張り出してしまったらしく、それが床に落ちた音でした。

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幸い長女も次女もけがはなかったのですが、引き出しが次女の顔スレスレのところに落ちていたので、一歩間違えば大事故だったと真っ青になりました。子どもから目を離してはいけなかったと思い知りました。

【事例】こんな場所は事故が起きやすい

子どもがケガをするのには、「危険な場所」というのもあります。

以前、家族で外出するのに玄関で靴を履いていたところ、突然当時4歳の次女が大声で叫びだしました。見ると、靴を履くために玄関ドアのわきに手をかけていたのが、蝶番(ちょうつがい)側に手を入れてしまっていて、もともと開いていたドアが風で閉まってきたときに手を巻き込まれてしまっていました。気付いた長女がすぐにドアを抑えたので、閉まりきることはなかったのですが、もし完全に閉まっていたら指が切断されていたかもしれません。救出直後の次女のどす黒い紫色の手は、今思い出しても寒気がします。我が家ではその後すぐに、再発防止策としてドアの蝶番をカバーするプレートを購入しました。

ほかにも、パパ・ママたちから聞いた話にはこんな事例がありました。

●イスからジャンプして転倒(5歳男子)息子が5歳のときのこと、私は対面キッチンで料理をしていました。息子は対面の向こう側にあるイスに乗って、こちら側をのぞこうとしていました。椅子に腰かけて見ていたときはよかったのですが、そのうちふざけてイスからジャンプし始め、気づいたときにはイスもろとも転倒し、床に落下してしまいました。息子は落ちたときに手をついてしまい、手首を複雑骨折しました。

●エスカレーターでサンダルに注意していたら……(5歳男子)息子にサンダルを履かせていた夏場。外出でエスカレーターに乗る際には、「サンダルの巻き込まれに注意しなければ」と息子の足元ばかり気にしていました。しかしあるとき、息子が手すりの外側に腕を出していて、交差するエスカレーターの上りと下りの狭いスペースに腕を挟まれてしました。すぐに気付いて無事に腕が抜けたで軽い炎症で済みましたが、頭を挟まれたり、体を挟まれて落下する可能性もあったかもとゾッとしました。

●電動給湯ポットをいつまでも置いておき……(1歳男子)子どもが生まれたときに、ベビーグッズやケア用品などを布団の周囲に置いていつでも手が届くようにしていました。その中に、すぐにミルクを作れるようにと、電動給湯ポットも置いてありました。子どもがハイハイするようになってもそのまま置いてあり、あるとき、子どもがポット上部の給湯ボタンに手を付き、熱湯が出てしまいました。手や足に直撃したわけではなかったので、幸い少しのやけどで済みましたが、はねた熱湯だけでもやけどしたので、直接かぶっていたら大変なことになっていたと思います。

「そのくらい大丈夫だよ」なんてない!

今回は、「子どもってこんなことでケガするの?」という事例を紹介してきました。ぼくら父親は、よく妻たちから「“子ども見てて”ってお願いしたのに、ホントに“見てるだけ”じゃん!」とか「“子ども見てて”ってお願いしたのに、スマホ見ててどうすんだよ!」などと言われることがあります(言われたのはぼくです)。

でも、本当に子どもって、ちゃんと見ていないと危ない場面が多々あります。「大丈夫でしょ、もう5歳だし」とか、「男の子だから多少ケガしても平気だよ」と言ってられないようなことが起こり得ます。すべての危険を予知するのは難しいのですが、「まさか」は普段の生活の中に潜んでいると思っておくくらいの心構えでいるのがいいかもしれません。

最後に、ケガではないのですが、こんなことにも注意が必要という話をします。

我が家の長女が2歳のとき、初めて海に行きました。主に砂浜で水遊びをしていて、午後になって徐々に波が高くなってきました。ふと気付くと、娘が水面に顔をつけていたので、「上手だな~、もう顔つけられるのか~」と思って微笑ましく見ていたら、妻が飛んできて娘を抱き上げ「大丈夫!? 大丈夫!?」と娘に呼びかけます。なんと、溺れかけていたのです。妻のおかげで幸い長女は意識もしっかりしていて、事なきを得ました。ぼくは、このときほど適当に子どもを見てしまっていたことを後悔したことはありません。今思い出すだけでも、背筋がゾッとします。

テレビやマンガでは、溺れるときに手足をバタバタさせて、「助けて~!」と叫ぶイメージでしたが、実際にはそんなもんじゃなく、「子どもは静かに溺れる」というのを実感した瞬間でした。海や川で遊ぶときは、ぜひお子さんから目を離さずに、特に水に顔をつけるシチュエーションが想定される場合は要注意です!

今回のまとめ

「まさか」は日常に潜んでいる。子どもの見守りに、「見ていなくても大丈夫」なんてことはない!

(文:渡邊大地、イラスト:村澤 綾香、編集:マイナビ子育て編集部)

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<関連リンク>→溺れるときは静かに沈んでいく。子供の「水の事故」を防ぐために知っておきたいこと赤ちゃんせんべいを喉に詰まらせる事故、元アイドルのママが注意喚起「救急車呼んでる間にもう息止まってしまうと思う」「まさかうちの子が!」子供の不慮の事故を防ぐため、小児科医がお父さん・お母さんに伝えたいこと


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マイナビウーマン子育て

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