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【ふらいと先生が解説】子どもがしょっちゅう熱を出すのは「体が弱い」ってこと?

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目次

3歳児神話や母性愛神話のような古い価値観に基づく情報ではなく、最新の科学的知見に基づいた育児情報を知りたい人へ。漫画コウノドリの取材協力医師であり、Twitterで最新の医療情報を発信する「ふらいと先生」こと今西洋介先生の書籍『ふらいと先生の 子育て「これってほんと?」答えます』(西東社)の試し読み連載をお届けします。

>>『新生児科医・小児科医ふらいと先生の 子育て「これってほんと?」答えます』のほかの記事も見る

しょっちゅう熱を出す子は、体が弱いってこと?

7 1

いいえ

家庭や保育園で人に接する機会が多いほど風邪をひきやすいもの。規則正しい生活で予防を。

「体が弱い」という言葉をよく見聞きします。たしかに子どもは大人と比べると免疫がついていないため、さまざまな感染症にかかりやすいといえます。赤ちゃんは生まれてすぐからさまざまなウイルスにさらされますが、生後6カ月ぐらいまでは母体由来の免疫で守られているため、熱を出すことはあまりないでしょう。そこからあとは、一度かかった病気の情報を記憶し、次に侵入したときに対応する「獲得免疫」を自身の体につけていくことになります。

いわゆる風邪も、感染症の一種です。きょうだいがいる、保育園に通っているなどで接する人の数が多いほど、風邪をひきやすいのは明らかです。しょっちゅう熱を出す子は「体が弱い」というより、ウイルスにさらされる機会が多いということです。それが体にわるいということはなく、子どもはこうして免疫を獲得しながら成長していくものです。

小さい子ほど、大人のように手洗い、マスクなどの予防はむずかしくなります。しかし手や指をしっかり洗うのは風邪予防に非常に有効。風邪が流行している時期はとくにアルコール消毒をするといいでしょう。家族全員で手指衛生を徹底するほど、自然と子どもも風邪をひきにくくなります。

加えて、食事や睡眠など規則正しい生活をし、よく体を動かして運動すると、風邪をひきにくくなるといえます。こうした生活習慣は成長後にも影響を与えますので、日ごろから心がけることが大事です。

(答えた人 今西 洋介新生児科医・小児科医)

(今西洋介・監修『新生児科医・小児科医ふらいと先生の 子育て「これってほんと?」答えます』(西東社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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<関連リンク>・【医師監修】子供の熱が下がらない! 原因となる病気と対処法

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書籍『新生児科医・小児科医ふらいと先生の 子育て「これってほんと?」答えます』について

ネットの掲示板やSNSで見かけたあの育児情報。ママ&パパの親や近所の方など上の世代からの育児アドバイス。育児界隈にはいつだって、「これってほんと?」と思うような情報があふれています。

その情報は正しいのか、いったい何が本当なのか……。根拠のない育児情報にふりまわされて悩むのはもう終わりにしましょう!

Twitterフォロワー10万人強、正確な医療知識の発信に奮闘する”ふらいと先生”こと今西洋介先生待望の書籍が登場しました。本書は、巷で言われる育児のうわさ・神話・迷信に対して、今西洋介先生をはじめとした医療、教育、社会福祉等の専門家たちが、最新の知見に基づいて科学的に答えていく本です。

・赤ちゃんは親を選んで生まれてくる・産めば自動的に母性が湧き上がる・帝王切開で生まれた子は体が弱い・お父さんの出番は3歳から・離乳食は手づくりがいちばん…

思えば、多くのうわさ・神話・迷信は、お母さんだけに育児の負担や責任を押しつけるもの。本書の心強いのは、そのひとつひとつを「これってほんと?」と問い直し、専門家が「はい」「いいえ」と明朗回答、その理由もくわしく説明してくれることです。苦しむお母さんを救いたい、と社会への問題提起を続ける今西洋介先生の思いが伝わります。

最新の科学的知見に基づいて育児をしたいママ&パパはもちろん、育児情報をアップデートしたい祖父母など、赤ちゃんや子どもに関わるすべての人におすすめの1冊です。

今西洋介先生(ふらいと先生)のプロフィール

新生児科医・小児科医、小児医療ジャーナリスト、一般社団法人チャイルドリテラシー協会代表理事。漫画・ドラマ『コウノドリ』の取材協力医師。作中の今橋先生のモデルでもある。NICUで新生児医療を行う傍ら、ヘルスプロモーションの会社を起業し、公衆衛生学の社会人大学院生として母親に関する疫学研究を行う。SNSを駆使し、小児医療・福祉に関する課題を社会課題として社会に提起。一般の方にわかりやすく解説し、小児医療と社会をつなげるミドルマンを目指す。3姉妹の父親。趣味はNBA観戦。

Twitter:@doctor_nw


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マイナビウーマン子育て

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