読み込み中
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

陣痛で救急車を呼ぶべき2つのケース

このコラムにありがとう

目次

友だち追加 新着記事をお知らせします!

「そろそろ出産かな」と分かっていても、いざ陣痛が来ると救急車を呼んでしまう人もいるようです。通常、救急車は必要ありませんが、呼んだほうがいい場合もありますので、確認していきましょう。

この記事の監修ドクター

麻布十番まなみウィメンズクリニック院長今井愛先生 女医+(じょいぷらす)所属。産婦人科専門医、医学博士。 http://www.azabuwomens-cl.com/

そもそも「陣痛」とは

181215744

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

陣痛とは「子宮収縮の痛み」

陣痛とは、子宮が定期的に収縮することで起こる痛みのことです。初産の方は、陣痛が来るとすぐに赤ちゃんが生まれると勘違いされている人もいますが、そうではありません。陣痛には「前駆陣痛」と「本陣痛」の2つの段階があります。

「前駆陣痛」は、生まれてくる赤ちゃんが通りやすいように、子宮やその周辺を柔らかくするもので、「陣痛本番に向けた準備運動」のようなものと考えて良いかもしれません。実際に、前駆陣痛から3日後の出産というケースもあるくらいです。痛みはありますが、まだ我慢できない程度ではないため、前駆陣痛であることにすら気づかない方もいらっしゃいます。また、全く痛みがなく前駆陣痛を感じない方も一定数いるとされています。

一方「本陣痛」は、本格的に赤ちゃんが生まれるサインです。痛みの繰り返しパターンがより短くなり、痛みの度合いも大きくなりますから、初産の人でも間違いなく気づくことができます。

陣痛のサイン

それでは陣痛が近い時期に起こるサインを確認してみましょう。

■食欲が出てきた/トイレの回数が減った

これは、お腹の赤ちゃんが下に降りてきた証拠で、出産が近づいてきたサインといえます。赤ちゃんが下に降りたことで内臓の圧迫が取れ、食欲が回復したり、多かったトイレの回数が減ったりします。

■破水 通常、破水は陣痛後に起こると考えられていますが、陣痛前に破水することもあります。赤ちゃんが充分に育った妊娠後期であれば、陣痛前の破水でも心配ありませんが、破水に気づいた段階で早めに病院へ行ってください。

■おしるし 破水と間違う人もいますが、少量の血液と子宮頸管の粘膜が混ざった「おりものの一種」です。赤ちゃんを包む卵膜が剥がれはじめたということは、少しずつ子宮口が開いてきていると言うことなので、出産間近と考えられます。

■胎動の減少

赤ちゃんが大きく成長してくると、狭い胎内では身動きが取りづらくなります。さらに出産が近づき、赤ちゃんがどんどん下に降りることで骨盤に頭が入りやすくなるので、手足の小さな胎動以外は、少なくなるかもしれません。ただし胎動が全く感じられないのは危険なので、すぐ病院を受診してください。

出産が近くなった時の準備

出産が近くなり、前期破水も含めて「いつ陣痛がきてもおかしくない」。妊娠9ヶ月目(妊娠37週目)以降は、そのように考えて、心身ともに準備を進めておくと良いでしょう。健康保険証、母子手帳、診察券ほか、万が一の破水に備えた大きめのナプキン、換えの下着なども、普段からカバンに入れておくと安心です。また、後ほどご紹介する「陣痛タクシー」の連絡先も、スマートフォンなどに登録しておきます。ただし、運悪くスマートフォンの電池が切れている可能性もありますので、手帳やメモ帳にも「陣痛タクシー」の連絡先を書いておきましょう。

普通の陣痛で救急車を呼んでもOK?

84041066

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

通常は「家の車」か「タクシー」を利用

出産の際は、タクシーを利用して病院まで行くことが一般的なようです。。特に前駆陣痛の場合は余裕を持って「タクシー」を手配することができるでしょう。また両親や親戚、友人などに、車を出してもらったり、タクシーを呼んでもらったりと、あらかじめサポートをお願いしておくのもいいかもしれません。

陣痛タクシーとは?

妊婦専用の「陣痛タクシー」というサービスが、多くのタクシー会社で実施されています。ほとんどの都道府県で実施されていますので、利用前の事前登録をしておきましょう。

なお陣痛が始まった時は、陣痛タクシーを呼ぶ前に「かかりつけの産婦人科」へあらかじめ連絡を入れておきましょう。病院到着後の手続きやケアがスムーズになるほか、確実に受け入れてもらうための確認も取れます。

救急車を呼ぶべき陣痛とは?

106533741

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

まずはかかりつけ医に電話を

近年、救急車の出動件数と搬送人数は増加傾向にあります。そのため、それぞれの現場対応が遅れる傾向にあると言われていますが、救急搬送のおよそ50%は、入院の必要などが無い軽症であるようです。そのため、本当に救急車を呼ぶべき状態でも、なかなか来てくれない事例があるといいます。

何か自分の体に、陣痛以外のおかしな症状があるとき、また、ご主人や親戚など、周囲の方から見て奥さんの様子が普通ではない時などは、ためらわず救急車の要請も考えるべきです。しかし、直接救急車を呼ぶのではなく、まずかかりつけ医(もしくは通っている産婦人科など)に電話をして、救急車の必要性を聞くのも1つの手です。

陣痛で救急車を呼ぶべき2ケース

①急なお産になるケース

自宅で赤ちゃんが生まれそうになった場合は、救急車を呼ぶべきです。出産に備えて、バスタオル、毛布、ビニール袋ほか、ティッシュなども用意する必要がありますので、近くに住む両親や親戚、お友達などを呼んでください。難しい場合には、ご主人に早退してもらったり、近所の方を呼んだ方が良いでしょう。落ち着いて行動してください。

出産の際は、出来る限り広い部屋を選び、座布団に寄り掛かったり、あぐらをかいて陣痛を待ってください。赤ちゃんの頭を手で支え、少しずつ前進が出てくるのを待ちましょう。赤ちゃんが生まれたら、顔を横向きに寝かせ、口や鼻の体液をティッシュなどで拭います。赤ちゃんの体温を下げないよう、毛布かバスタオルで包んであげてください。へその緒はそのままで良いので、救急車の到着を待ちましょう。

②動けないほどの激痛を感じる/大量出血している場合

「常位胎盤早期剥離」の可能性があります。これは、お産前に胎盤がはがれ、大量出血や激痛を伴うものです。大変かもしれませんが、スムーズに救急車を手配するためにもまず、かかりつけ医や病院へ連絡しましょう。妊娠22週目以降の妊婦さんは、常位胎盤早期剥離のことも、頭の片隅に置いておくと良いかと思います。

陣痛が来たときの注意

100616493

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

「自力で病院へ」はNG

陣痛が来たら自分で運転して病院へ行こうと考えている人もいるかもしれませんが、運転中に陣痛の痛みが強くなったり、破水が始まってしまうと、安全に運転できなくなる可能性があります。したがって痛みが少ない場合でも、自力で病院へ向かうのはNGです。公共交通機関(バスや電車)も、体への負担が大きく、途中で何かトラブルが起きる場合や、病院到着まで余計時間がかかる恐れもあります。

病院へはご家族などの運転する車か、タクシーを利用してください。ただし徒歩3分以内の場所にかかりつけの産婦人科がある場合は、自力で病院へ行くことも可能かもしれません。もちろん、短い距離でも誰か付き添いをつけるようにして、絶対に無理はしないようにしてください。

ウォシュレット・ビデ、入浴にご注意!

陣痛の前後は、破水する可能性が高いですが、破水した状態でウォシュレットやビデを使うと、子宮内に雑菌が侵入する可能性があります。雑菌の侵入は、お母さんのみならず、赤ちゃんの感染症の原因ともなりますので、避けるようにしてください。同様の理由で、破水に気づいた段階で入浴を控えましょう。

まとめ

590951387

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

通常の陣痛には、今のところ「陣痛タクシー」を使うことがベストでしょう。365日、24時間対応してくれるので、ぜひとも事前登録しておきましょう。一方で通常の陣痛とは異なる場合や、何か異変を感じたら、かかりつけ医などへの連絡を通じて、救急車を呼ぶようにしましょう。


関連記事


情報提供元:マイナビウーマン子育て

友だち追加 新着記事をお知らせします!

更新日:2017年3月24日

この記事に投票する

回答せずに結果を見る

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録