安藤美姫さん、幼少期は「反抗期がなく、我慢していた」「弟は良いのに私はダメ」。9歳長女の反抗期は「成長受け入れられる」

更新日:2022年10月7日 / 公開日:2022年10月7日

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元フィギュアスケート選手の安藤美姫さんが、『変わる報道番組#アベプラ』(ABEMA)に出演し、子どもの反抗期に対する考えを明かしました。

「弟は良いのに私はダメ」

安藤美姫さんオフィシャルブログより

安藤美姫さんは2013年4月に長女のひまわりちゃんを出産。Instagramでひまわりちゃんとの母娘ショットを公開することもあります。

安藤さんは10月5日にABEMAで配信された『変わる報道番組#アベプラ』 に出演。この日は子どもの反抗期について取り上げられ、反抗期真っ只中の親子や反抗期がなかった人へのインタビューなどをもとに「ちょうどいい反抗期とは何なのか」について話し合われました。

9歳の長女を育てている安藤さんは、反抗期について「子どもから少年少女、大人になっていくにあたって、いろんな経験や感情を言葉にできるかできないか」という時期だとして、「家族とはいえ、(親と子どもは)まったく違う人間なので、同じ意見でずっといくわけにはいかない」と、意見がぶつかり合うことは当たり前だと考えていると明かしました。その上で、今後、長女が反抗期を迎えても「反抗期っていうよりは『成長してんだな』って受け入れられるタイプ」と自己分析しています。

ちなみに、安藤さん自身は「反抗期がなく、我慢していた」子どもだったそう。2歳下の弟がいて、家では「弟は良いのに私はダメ」という理不尽なこともあったといいます。それでも反抗することはなく、弟との扱いの差に疑問を感じたときなどには「なんでダメなの?」と聞いていたといい、親に怒りを感じたり、親子の会話がなかったりという状態にはならなかったとのこと。

共演者からは、安藤さんが親に対して「なんでダメなの?」と聞いていたことは反抗期なのではないかという指摘も上がりましたが、安藤さん自身はそれを反抗期ではなく、親子の「意見交換」と考えているよう。そのため、子どもが反抗期を迎えたら、親は「(頭ごなしに叱るのではなく)どれだけ(子どもの)言葉を聞き入れて流して言ってあげられるか」が大切ではないかと述べていました。

子どもの反抗期は3回ある

子どもが成長する過程では、大きく分けて「第一次反抗期(2歳児前後いわゆるイヤイヤ期」、「中間反抗期(およそ年長~小学校高学年頃、諸説あり)」、「第二次反抗期(小学校高学年~中学生頃)」という、3回の反抗期があるとされています。

スイスの心理学者のピアジェ(Piaget,J1896-1980)の認知発達段階理論によると、2〜7歳ごろの子どもの発達段階(前操作期)は、まだ自己中心的で他者の視点を持てずにいるとされています。見た目の印象に左右されやすいのも特徴のひとつです。

そして次の7〜11歳の子どもの発達段階(具体的操作期)は、子どもが自分は世界の中心ではないことを知る転換期となり、それまで知っていた世界が大きく変化することになります。中間反抗期は、ちょうどこの具体的操作期に当たり、子どもの心が大きく揺れ動く時期ともいえるのです。

思春期は、第二次性徴の出現に伴い、体型の変化などに戸惑う子どもも多い時期です。そして周囲との関係によって、自分の変化を受け入れられない難しさが表れやすい時期でもあります。ピアジェの発達段階理論(形式的操作期 11歳以降)では、この時期の子どもはより抽象的な思考ができるようになり、自分の身近なことから、より広い展望へと視点の幅が大きく変化するとされています。

自分の価値観と、親や友達の価値観が違うことを理解する時期でもあるのが思春期です。自分とは何かについて考え始めることで、自分と周囲との関係性や対人面でのバランスについて不安を感じやすくなります。さらに、身体の成長に伴う衝動性が高まり、自己像が揺らぐことで、自分でも説明できないイライラが生じがちな時期なのです。


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