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長野県塩尻市のブドウ品種・ナイアガラをクラフトビールに!「ナイアガラホップ」誕生

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目次


塩尻市役所職員らで構成され「地域資源を持続化させる」「地域内でのチャレンジを増やす」を合言葉に活動を展開する、たのめ企画。

同社は、持続可能な経営が困難になっているナイアガラ農家の経営維持を図るため、ナイアガラでつくったクラフトビール「ナイアガラホップ」を、クラウドファンディングにて10月7日(金)から限定先行予約中だ。

田畑に向かない土地だったエリア

「ナイアガラホップ 」の原料となるナイアガラが栽培される長野県塩尻市・桔梗ヶ原エリアは、作物が育ちにくく田畑に向かない土地だった。

しかしながら「この土壌こそブドウ栽培には向いているのではないか」と強く信じ、明治時代に土を耕し、水を引き、開墾してきた人たちによって、現在の日本を代表するブドウとワインの産地が生まれた。

“地域の資源”のナイアガラが減少


一方、ナイアガラは、現在では生産農家や作付面積が年々減少し、生産量は塩尻市で栽培される加工用ブドウ総量の未だ6分の1を占めるが、6年前に比べると250トンも減少した。

ナイアガラは皮が薄く痛みやすいため、長距離移動に適しておらず、その殆どが地元で消費される。また、ワイン品種としては「メルロー」「シャルドネ」「カベルネ・ソーヴィニヨン」などのヨーロッパ品種が一般的に重宝される中、アメリカ品種のナイアガラは「フォキシー・フレーバー」と言われ、ワイン通からはあまり評価されない現実も。

さらに、シャインマスカット、ナガノパープルなどの生食用高級ブドウ品種の需要が高いために、相対的にナイアガラの取引価格が下がり、品種転換を行ったり事業継続が危うい農家が増えているという。


そこで同社は、地域の有志とともにナイアガラをつかったクラフトビール「ナイアガラホップ」を醸造し、ナイアガラの価値を再定義するクラウドファンディングを開始した。

香りや味わいを残すため果汁をふんだんに使用


同商品は、グラスに注ぐと、ナイアガラの果汁感が見た目でも分かるような薄いにごりが目に入る。香りを嗅ぐと、ナイアガラの大きな特徴の果汁味のある芳香がしっかりと残り、特有のマスカット・白桃・洋なしのような華やかで甘い香りに気づく。

味わいはワインほど甘すぎず、発泡酒の感触をしっかりと表現。果汁の清涼感の中にもホップや麦芽の苦味を感じることができ、少し特別感のある日常を楽しめる発泡酒だ。試飲会では「どれだけナイアガラを表現できるか」の観点でレシピが決定され、他にはないような果汁割合で製品化された。

生産過程の全ての人の顔が見える

同商品は、2021年秋にナイアガラを収穫し、矢沢加工所にて搾汁。醸造は長野県内で最も古いクラフトビールメーカーでもある、南信州ビールに依頼している。生産をする人、加工をする人、企画をする人、飲む人の手に届くまでに経由するすべての人の顔が見えるのも、同商品の大きな特徴だ。

塩尻市の人たちの想いをのせた「ナイアガラホップ」を味わってみては。

CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/
プロジェクト名:塩尻のブドウ品種「ナイアガラ」で、どローカルなクラフトビールをつくりたい!

(よしだゆうこ)



この記事のライター

STRAIGHT PRESS

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