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人工妊娠中絶について 行える時期と手術の流れ、費用、リスク

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目次

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妊娠をするということは、新たな命を自分の体の中に宿しているということ。妊娠を望む女性も多い一方で、特別な事情がある女性もいることでしょう。どのような流れで人工妊娠中絶を進めていくかをお話しします。

この記事の監修ドクター

池袋クリニック村上雄太先生 東邦大学医学部卒、平成13年池袋クリニック開設。平成25年医療法人社団雄秀会を設立。母体保護法指定医師、日本産婦人科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医 日本の女性が安心して仕事、家族、全てにおいて満足できる生活を送れるような心と体のケアを行っています http://www.ikecli.com/

人工妊娠中絶ができるのはどんな時?いつまで?

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決して決断が簡単にできない、とてもデリケートな悩みやリスクそして問題について考えねばならない人工妊娠中絶ですが、一定期間を過ぎるとその中絶行為ができない(母体に大きな負担がかる・法律で認められていないため実施しない)ということも頭に置いておきましょう。

人工妊娠中絶とは

人工妊娠中絶は、妊娠状態にある女性に、人工的な手段で意図的にその妊娠を中絶させることを言います。胎児が母体内でなければ生存できない期間中に、母体から出すことを意味しています。

人工妊娠中絶が認められるケース

妊娠は、一つの命と認められる存在=胎児をおなかに宿している状態です。しかし、妊娠が暴行や脅迫による姦淫の場合や身体的・経済的に重大な問題を抱えていて母体に影響を及ぼす、やむを得ない場合には、合法的に人工妊娠中絶を行うことが認められています。

人工妊娠中絶ができる時期

妊娠21週6日が人工妊娠中絶のリミットとされています。これ以後は法律で実施を認められていません(母体保護法)。月経サイクルの遅れや周期の乱れで、自分が妊娠しているということに気づかない期間もあるかもしれませんが、生理が遅れれば実質妊娠4週目を過ぎていることになります。(最終月経初日から妊娠週を計算するため)

妊娠中期に入り胎児が大きくなり始めると、その分母体に大きな負担となります。そのため出来るだけ早い段階(妊娠7~8週あたり)で決断する方が母体への負担も軽減されます。また妊娠12週(妊娠中期)を過ぎて中絶した場合、死胎は火葬、埋葬がされます(自治体の事例に沿う)。分娩した日から7日以内に市役所へ死産届けを提出し、死胎火葬許可申請書を受け取り、手続きを終えて許可証をもらうという流れになります。

人工妊娠中絶をするには?場所、費用、必要なもの

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人工妊娠中絶を考えるとき、心の葛藤や動揺も大きいでしょうが、身体への時間的リスクも同時進行し始めます。心が決まったら、早めに手続きができるように、準備と流れを知っておきましょう。

人工妊娠中絶ができる場所

各都道府県の医師会が指定する「母体保護法指定医」で人工妊娠中絶手術を実施することができます。妊娠初期と中期で行う手術が異なるため、初期の実施のみが可能になるクリニック等もあります。手術の指定曜日や時間など、クリニックによって異なりますので事前に問い合わせをしておきましょう。

人工妊娠中絶にかかるおおよその費用

妊娠初期の場合は8万円~15万円程度、妊娠中期であれば20万円=50万円ほどの費用がかかります。これ以外に初診料や検査料等が別途必要になる場合もあり、術後の状態や入院日数、クリニックの施設によって費用も変わります。人工妊娠中絶は、基本的には健康保険適用外で全額自己負担です。一部母体の生命を脅かすと判断された場合等は健康保険が適用されることもあります。

人工妊娠中絶をする際に必要なもの

まずは、パートナーと本人の同意書が必要です。しかしパートナーが不明の場合は、本人だけの同意でも構いません。妊娠中期の場合は入院の準備をあらかじめしておきましょう。

また医院に提出する必要書類と、生理用ショーツ、ナプキンを準備します。身体状態によっては、出血が長引く・多い場合もあります。一定時間安静にして状態が良くなるのを待ちますが、早ければ半日程度、長い場合は3日ほど入院することもありますので、事前に医師に確認し、どの程度の入院期間になるかなど、あらかじめ聞いておくといいでしょう。

人工妊娠中絶の方法と流れ

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妊娠初期~中期の間は、胎児の成長具合も異なります。胎児の大きさに合わせて手術方法も異なります。

妊娠初期(12週未満)の方法と流れ

妊娠初期の人工妊娠中絶方法には、「吸引法」と「そうは法」の二種類があります。 吸引法とは、吸引用器具を子宮に挿入し、吸引機を用いて子宮内内容物を吸い出すという手術方法です。そうは法は、スプーンの様な専用の器具を使って子宮内内容物を掻き出します。器具を挿入する点や前処置で麻酔を用いるなど、痛みへの対応が必要になる手術です。(病院にもよりますが、前処置で麻酔をしようしないケースが多いです)

妊娠中期(12週〜22週未満)の方法と流れ

妊娠初期の段階では、胎児はまだ大きさを感じるほどでもなく、母体から取り出す際も大きな負担を強いるような処置・手術でなくて済みます。しかし、妊娠中期に入れば、胎児は大きくなり始め、人工妊娠中絶手術も大掛かりになります。

初期の手術のように、掻き出したり吸引で体外に出すことができる大きさではないので、出産と同様の手順で取り出すことになります。まずは手術の前段階処置(子宮頚管拡張)が必ず必要です。子宮口を広げる処置を行いますが、専用の医療器具を膣内に数本ずつ挿入し、徐々に広げていきます。この処置で入院一日目が終わり、翌日に器具を取り去って子宮口の開き具合を医師が確認し、問題なければ陣痛を誘発する薬を使用して、手術に入ります。初期の手術と違い、意識下においての処置であるため、痛みも精神的な負担も大きくなります。

陣痛誘発剤の効果を待ち、陣痛が起こったら通常の出産と同じように、分娩台に上がり出産が始まります。まだ未成熟な胎児は短い時間で出産を終えることがほとんどです。

手術後の生活・注意点

初期の中絶手術を終えた体は、前処理や手術中の痛みを麻酔でカバーしているために、麻酔が切れたのち(手術後)に痛みが残存することが多くあります。また、子宮の中を吸引する・子宮内をかき回すという手術の方法ゆえ、出血がしばらく続きます。出血が続くと貧血を起こしやすくなったり、血圧が下がるという女性もいます。まずはしばらく安静にすることが大前提です。腹部に力を入れるような作業、立ち姿勢で長時間過ごすなどの無理をしないように気をつけましょう。

人工妊娠中絶を選択する上で知っておきたいリスク

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手術前~手術が終わった後もいろんなリスクが伴います。人工妊娠中絶をした場合、どのようなリスクがあるでしょうか?

体への影響・リスク

初期の中絶手術では、麻酔を使って手術を行うため、副作用(嘔吐)が起こる可能性があります。そして、手術法によっては器具挿入・そうは法の掻き出しによって子宮内に傷や穴が開くことがあります。手術時に子宮頸部が裂傷する・残存組織・出血等のリスクはあり、手術後のケアによっては感染症、発熱、腰痛や腹痛を起こすこともあります。

中期の中絶は、通常の妊娠と同様の手順で進むため、自然分娩と同じリスクを想定しておかねばなりません。また、人工妊娠中絶を行った後に、すぐに普段通りの生活と性交渉を繰り返すと子宮が傷つき、子宮内膜が癒着して不妊につながる原因となります。

心への影響・負担

身体的なリスクはもちろんですが、人工妊娠中絶を行った後のメンタルケアは非常に大切です。手術を行う前から悩んで決断し、実際に手術を行う間には、想像を超えるストレスがのしかかります。なかには、妊娠することや性交渉に対する恐れ、恐怖を感じる人もいるでしょう。このようなストレスと心の揺れが原因となってホルモンバランスを崩し、妊娠しづらい体質になる可能性もあります。

まとめ

人工中絶を行うことは、さまざまな理由や原因があります。自ら決断したこととはいえ、精神的にも肉体的にもダメージを残してしまう可能性が十分にあります。まずは充分な安静をとり、一歩一歩、健康的な体を取り戻すようにしましょう。

最後に「医師からのメッセージ」

妊娠という現実を受け入れ選択をしなければならないのは女性自身です。手術、出産、どちらが良い・悪いではなく、自分の意志で決めた選択が正解にならなければいけません。手術という選択をしたからには、それが正しい選択である以上、後悔はするべきではありませんが、同じことを二度と繰り返さないためにも、正しい知識が必要となります。避妊は男性に委ねるのではなく、女性が自分で自分の身体を守る選択をするべきです。

コンドームは決して100%ではなく、男性に委ねる避妊のため推奨しません。普段から低用量ピルの服用をすること、もしくは最近月経困難症などで保険適用になったIUS(ミレーナ)の挿入も非常に効果的です。

ピルの服用、ミレーナの挿入に関して正しい情報提供や教育がないこの国では、間違ったイメージや偏見が強いですが、ぜひ正しい知識を持って、自分で自分の身体を守り、同じことを二度と繰り返さない様に意識を変えていただけると幸いです。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年3月28日


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