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【医師監修】赤ちゃんの嘔吐! 4つの原因と対処法

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目次

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赤ちゃんの嘔吐には、さまざまな原因があります。今回は赤ちゃんの嘔吐の原因と、それぞれの対処法をお伝えします。

この記事の監修ドクター

おひさまこどもクリニック金髙太一先生 十条駅すぐ。小児科専門医。3児の父。感染症、アレルギーが得意です。HPも自信作です、ご覧下さい。 http://ohisamakodomo.com/

赤ちゃんは嘔吐しやすい

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赤ちゃんが嘔吐する原因は、本当にさまざまです。赤ちゃんは比較的嘔吐しやすく、ちょっとした理由で嘔吐というケースも少なくありません。しかし、怪我や病気などが原因で嘔吐することももちろんありますので、気をつけて見る必要があります。

なぜ嘔吐しやすいの?

赤ちゃんが嘔吐しやすい理由は「胃の構造」にあります。赤ちゃんは胃が未発達で、とっくりに似た形をしています。胃の入り口の筋肉も弱い(締まりがゆるい)ので、飲んだミルクが逆流する、というのも珍しくありません。首がまだ座っていない生後3ヶ月目程度までは顕著です。

分からなければ病院へ行くのがベスト

赤ちゃんは言葉を話すことができませんから、体調を把握するのは難しいです。どのタイミングで病院へ連れて行くべきか分からないことも多いでしょう。月齢の低い赤ちゃんの嘔吐では心配ないケースもありますが、体重が増えなかったり、熱や下痢といった症状もあったり、短時間に複数回吐くといった場合は、速やかに病院へ連れて行くべきです。

「赤ちゃんが嘔吐して、少しでも不安を感じたら病院へ連れて行く」というのが、赤ちゃんの健康を守る上ではベストな方法といえます。何の異常がなく取り越し苦労だと分かっても、赤ちゃんの健康が確認できればそれが1番です。ここでは赤ちゃんが嘔吐する原因をある程度は把握していきましょう。

赤ちゃんの嘔吐の原因①母乳の吐き戻しなど

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最初にご紹介する赤ちゃんの嘔吐の例は、いずれもあまり心配のないケースです。他に気になる症状や異常がなければ、ホームケアで様子を見て構いません。

あまり心配ない赤ちゃんの嘔吐

赤ちゃんが「胃の構造」によって嘔吐しやすいことは、すでにお話しました。胃が未発達であるために飲んだミルクが食道へ逆流することを「吐き戻し」といいます。ミルクを飲むときに、空気も一緒に取り込みすぎてしまったり、あるいは消化器官が未熟なために嘔吐してしまいます。もちろん、単にミルクの飲み過ぎによっても吐き戻しが起きることがありますので、吐き戻し後は特に授乳量に気をつける必要があります。この他、ちょっと痰がからんだために吐いたり、あるいはゲップと一緒にミルクを吐いてしまうケースもあります。

嘔吐の度合いも、口からちょろちょろと流出る「溢乳」(いつにゅう)程度から、かなり勢い良く吐くこともあります。後に解説しますが「噴射するように嘔吐する」場合には、単なる吐き戻しではなく、何らかの病気である可能性が高いので速やかに病院へ連れて行きましょう。

生後3ヶ月目程度まではこのような吐き戻しが起きる可能性が高いですが、乳児期いっぱい続くケースも珍しくありません。

対処法

1つめは、嘔吐した後の授乳量に気をつけてあげることです。ミルクやおっぱいの量は、普段の半分程度まで減らして様子を見てください。その後、だんだんと元の量に近づけていきましょう。すでに離乳食を食べている赤ちゃんは、食事の量を少な目に、消化のよいものを選んであげるのが良いでしょう。

また、赤ちゃんを横にするときに傾斜をつけると嘔吐しにくくなります。上半身に少し角度がつくことで逆流しにくくなるからです。嘔吐防止の専用クッションも売られていますが、通常の授乳用クッションでも問題ありません。また、授乳後すぐに寝かせず、しばらく抱いているか座らせておくことも、吐き戻しの有効な対策といえます。

赤ちゃんの嘔吐の原因②病気

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赤ちゃんの嘔吐の原因となる病気は数多くあります。いずれも、何らかの病気が疑われる場合は、速やかに受診することが望ましいです。

病気での嘔吐

赤ちゃんの嘔吐の原因となる病気の一例を以下にご紹介します。

■胃腸炎 胃や腸が炎症を起こし、そのダメージによって嘔吐が起こります。ウィルス感染によることが多く、その場合は下痢や発熱を伴うことも多いです。

■幽門狭窄症 正確には「肥厚性幽門狭窄症」と呼ばれ、生後3ヶ月目位までの赤ちゃんがミルクを吐く場合に疑われる代表的な病気です。胃の出口の壁が肥厚することで、十二指腸炎へミルクが運ばれなくなります。その際「ミルクを噴水状に、大量に」吐くことが大きな特徴となります。治療方法は、医師との相談が必要ですが「ラムステット手術」といった手術ほか、薬剤注射による幽門筋弛緩などといった治療法があります。

■髄膜炎 高熱が出ていて、赤ちゃんの様子がおかしい場合には、髄膜炎を疑いましょう。これは、ウィルスや細菌が脳に感染することで起き、将来的に難聴などの後遺症が残るリスクもあります。

■急性中耳炎 鼓膜の奥に位置する「中耳」というスペースが炎症を起こす急性中耳炎。炎症の原因はウィルスや細菌で、これが嘔吐反射中枢を刺激するために吐き気が起こるケースがあるようです。

■尿路感染症 女児や乳児に比較的多いのが尿路感染症です。尿道から細菌が侵入し、尿管や膀胱、腎臓にまで炎症が広がるケースがあります。こちらもやはり、細菌が嘔吐反射中枢を刺激することが吐き気につながります。

■盲腸(虫垂炎) 早ければ2歳程度でも発症する可能性がある病気です。大腸の入り口付近にある虫垂が化膿を伴う炎症を起こすことで、激しい痛み(右下腹部痛)や発熱を伴います。代表的な初期症状の1つが嘔吐です。

■胃軸捻転症 赤ちゃんは胃を固定する周囲の組織が弱いため、胃の位置が変化しやすいのです。そのため、胃がねじれる(捻転する)ケースがあり、これを「胃軸捻転症」といいます。1歳以降に自然と良くなるケースがある一方で、捻転の度合いによっては死亡の危険もあるため手術が必要になるケースがあります。特に、幼児期になっても症状が改善しない場合は、手術が選択されることも多いようです。

■熱中症 暑さによって自律神経がうまく働かなくなることで、嘔吐が起こることもあります。適切に対処しないと、痙攣や失神の恐れもありますのでご注意ください。夏場など、暑い季節に赤ちゃんが嘔吐した場合には熱中症を疑って速やかに病院へ連れて行ったほうが良いでしょう。

対処法

上記でご紹介したような症状が出ましたら、速やかに病院へ連れていきましょう。

赤ちゃんの嘔吐の原因③ケガ

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何らかのケガが原因で嘔吐しているケースは、危険性が高いといえます。お子さんや親御さんの不注意だけでなく、出産時の外傷が後の嘔吐につながる可能性もあります。

ケガでの嘔吐

ケガが嘔吐の原因となっている場合、特に疑われるのは「頭部の外傷」です。よちよち歩きを始める前の、ハイハイやお座りでも頭部に外傷を負う危険性はあります。赤ちゃんは、周囲の状態を確認することができないので、後ろに倒れた時にタンスや壁に頭をぶつけたり、ハイハイのまま部屋のドアに突進するのは珍しくありません。頭を強く打つと、一過性脳浮腫や脳出血から嘔吐中枢の刺激、自律神経の調節機能障害が起こり、それが嘔吐につながるケースがあります。目安としては、出血するほど頭を強く打った場合、嘔吐した場合、意識が普段と違う印象がある場合には、医療機関へ連れて行くべきです。これらの所見がなくても、強い外力が加わって、心配な場合は近くのクリニックなどに相談しておきましょう。

なお、頭部の外傷は赤ちゃんの出産・分娩時に負うこともあります。吸引分娩や鉗子分娩などでは、頭部へ強いダメージが加わる可能性もあるのです。産後、そのダメージが嘔吐の症状で現れる場合もあります。

また、近年クローズアップされる機会も増えた「揺さぶられっ子症候群」も、頭部(脳)への過剰な刺激・衝撃によって嘔吐を誘発する恐れがあります。抱っこしたままぐるぐる回ったり、高い高いをして遊んであげることも多いと思いますが、揺さぶりが過剰にならないよう、加減してください。

対処法

ハイハイ〜よちよち歩きの時期は、赤ちゃんが頭部に怪我をする可能性も高いといえます。そのため、赤ちゃんの行動範囲に、転びそうなものや滑りそうなものは置かず、机や椅子、家具、家電、インテリアなど、あらゆるものの角をコーナークッションなどで覆うと良いでしょう。それからもちろん、赤ちゃんから目を離さず、怪我をしそうならば速やかにサポートしてあげてください。

また過剰な遊びは、揺さぶられっ子症候群の原因になるケースがありますので、激しいアクションは避けてください。ただし、いくら加減しても、食後に高い高いなどをすると嘔吐する危険性も高いため、食後は充分に時間をおいてから遊んであげましょう。

赤ちゃんの嘔吐の原因④中毒/アレルギー

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赤ちゃんが病気やケガ以外で嘔吐する場合には、中毒やアレルギーが原因となっている可能性が考えられます。

中毒/アレルギーでの嘔吐

赤ちゃんが中毒やアレルギーで嘔吐する場合の具体的な症状を以下にご紹介します。

■食中毒 大人でも激しい嘔吐の原因となります。食中毒は、ウィルスや細菌が繁殖した食物を摂取することで発症し、嘔吐以外に、下痢や発熱、血便などの症状が現れることもあります。

■ミルクアレルギー 母乳ではなく粉ミルクを与える場合、そこに含まれるタンパク質に対してアレルギーを起こすケースがあります。ミルクを与える量を調整しても嘔吐が止まらない場合には、ミルクアレルギーの可能性も疑われます。

■食物アレルギー アレルギーは、ミルクのみならず、あらゆる食べ物に対して発現する可能性があります。赤ちゃんが離乳食を食べ始めて嘔吐するようになった場合には、食べ物の中にアレルゲンがある可能性を考えてください。

対処法

食中毒が疑われる、嘔吐、下痢、発熱などが同時に起きた場合には速やかに病院へ連れて行ってください。アレルギーについては、アレルゲン(アレルギーの原因となる食物・成分)を特定することが重要です。こちらもやはり、病院で受診し、必要ならば血液検査を受けることになります。

まとめ

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授乳期間中は吐き戻しなどで、ママも大変かもしれません。赤ちゃんの嘔吐に対して動揺せず、不安なことがあれば病院で適切なケアをしてもらいましょう。赤ちゃんの健やかな成長のためにも、知識を身につけていきたいですね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年3月28日


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