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悩む人も多い?「妊婦の抜け毛」の原因・対策・予防法

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妊娠中、抜け毛に悩まされる方は少なくありません。ホルモンバランスの変化によって、産後に脱毛が起こるケースは珍しくありませんが、妊婦さんはまた別の理由で抜け毛が起きているとも考えられます。

この記事の監修ドクター

麻布十番まなみウィメンズクリニック院長今井愛先生 女医+(じょいぷらす)所属。産婦人科専門医、医学博士。 http://www.azabuwomens-cl.com/

妊婦さんの抜け毛とは?

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妊娠中は本来、抜け毛になりにくいホルモンバランスとなっています。それにも関わらず抜け毛が発生してしまうと言う事は「一般的な抜け毛の症状がたまたま妊娠中に出た」という可能性を考えるべきです。

妊娠中は、抜け毛になりにくい

妊娠中はプロゲステロンと言うホルモンの分泌が盛んです。プロゲステロンには、髪の毛の成長促進とともに、豊富な毛量をキープする働きがあります。産後はホルモンバランスが変化するため、脱毛になるケースも少なくありませんが、妊娠中は本来、抜け毛になりにくい状態と言えるのです。

原因を特定して、対処しましょう

抜け毛になりにくい妊娠中にもかかわらず、抜け毛に悩まされる場合は原因をきちんと特定して対処することが大切です。妊娠しているかどうかにかかわらず、若い女性が薄毛や脱毛に悩む件数は年々増えていると言われています。そのため、妊娠期間と脱毛のタイミングがたまたま重なった可能性も十分にあります。それではまず、その症状と原因を把握しましょう。

「妊婦さんの抜け毛」の症状・原因

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妊婦さんの抜け毛症状

・瀰漫(びまん)性脱毛症 女性が大変多く悩まされる薄毛症状の1つです。いわゆる女性型脱毛症の代表的な症状の1つと考えられており、髪の毛全体が薄い印象になったり、抜け毛が増えるという特徴があります。男性型脱毛性は、生え際から少しずつ薄くなって、地肌の見える割合が大きくなるため、その違いがお分かりかと思います。 瀰漫(びまん)性脱毛は、ストレス、髪の毛や頭皮に負担がかかる間違ったケア、加齢、ダイエット、経口避妊薬(ピル)の使用など、様々なことが原因となります。

・批糠(ひこう)性脱毛症 炎症によるフケの増加などで育毛が阻害されてしまうことが原因の薄毛・抜け毛の症状です。 批糠(ひこう)性脱毛の原因は、髪の毛や頭皮の不潔さなど言うよりもうむしろ「間違ったヘアケアやシャンプーのしすぎ」が原因となるケースも多いようです。なお、脂漏性皮膚炎で脱毛が起きている場合には、後でご紹介する「脂漏性(しろうせい)脱毛症」が該当するケースもあります。

・牽引性脱毛症 ポニーテールやアップにする髪型によって、長期間髪の毛が強く引っ張られることで起こる脱毛です。脱毛の意外な原因の1つと言えますが、このような髪型を頻繁にしている方は注意してください。

・円形脱毛症 文字通り、円形の脱毛が頭皮に現れる症状です。大きい場合は500円玉程度の範囲でまとめて脱毛するため、目立ってしまう可能性もゼロではありません。なお、短期間に何箇所ができる程度の円形脱毛症(単発型円形脱毛症)は、6割が自然治癒します。しかし、円形脱毛症が何度も起きる「多発型円形脱毛症」の場合は、病院できちんと治療したほうが良いでしょう。

・脂漏性(しろうせい)脱毛症 「頭皮の皮脂を落とす」といううたい文句のシャンプーが多いせいか、皮脂は頭皮にとって悪いものと言う印象があるかもしれません。しかし、皮脂は汗と混ざって皮脂膜を作り、頭皮の保湿や保護にも役立っているのです。ただ、皮脂の分泌量が多すぎると、毛孔が皮脂につかり毛母細胞が大きなダメージを受けます。このように、過剰な皮脂分泌が原因の脱毛を「脂漏性(しろうせい)脱毛症」といいます。 妊婦さんは、妊娠に伴う食べ物の好みの変化などによって、脂っこいものが欲しくなるケースもあります。これが、脂漏性(しろうせい)脱毛症の原因となる可能性も考えられるでしょう。

妊婦さんの抜け毛の原因

ご覧いただいたように、妊婦さんが抜け毛になる原因は様々です。中には「妊娠中」ということが全く関係ない原因もありました。それでは次に、妊婦さんの抜け毛の対策や治療法を見ていきましょう。

「妊婦さんの抜け毛」の対策・治療

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妊婦さんの抜け毛の対策

すでに抜け毛の様々な症状と原因をご覧いただきました。その中には、ちょっとした注意で対策が可能な抜け毛もあります。

例えば、髪の毛が強く引っ張られるようなヘアスタイルを避けることで、「牽引性脱毛」の対策になります。さらに、間違ったヘアケアは、頭皮や毛髪にダメージを与えて、薄毛や脱毛の原因になりますから、注意しましょう。

第1にまず、シャンプーの選び方に気をつけます。 シャンプーは洗浄成分によって「石油系シャンプー」「石鹸系シャンプー」「高級アルコール系シャンプー」「アミノ酸系シャンプー」などに分けることができます。

「石油系シャンプー」は泡立ちが良く価格もリーズナブルですが、洗浄力が強く、頭皮にダメージを与える可能性があります。いわゆる「シリコンシャンプー」も石油系です。 「石鹸系シャンプー」もまた、頭皮への刺激が強いほか、頭皮に残った石鹸成分が毛穴を塞いでしまう可能性も否定できません。 「高級アルコール系シャンプー」はドラッグストアやスーパーマーケットなど、広く一般に流通しているシャンプーです。しかしやはり、頭皮への刺激が強いと考えられます。 一方「アミノ酸系シャンプー」は、弱酸性であり、髪や頭皮には最も優しいと考えられます。ただし、洗い上がりには製品ごとに差があるようですので、よく比較して選ばれたほうが良いでしょう。

第2に、正しいシャンプーの仕方を実践します。 シャンプーは髪の毛を洗うと言うよりも「頭皮を清潔に洗う」といったイメージが最適です。そこで、地肌にまんべんなくシャンプーをつけ、指の腹を使って頭皮をマッサージします。この時「毛穴の汚れを揉み出す」というイメージで行うと、上手に洗い上げることができます。 洗い終わりましたら、時間をかけてよくシャワーですすいでください。髪の毛や頭皮にシャンプーの洗浄成分が残っていると、毛穴が塞がれてしまい、育毛に支障きたすケースがあるからです。

妊婦さんの抜け毛の治療

薄毛治療ならば、薄毛治療専門のクリニックや医療機関を訪れることが確実です。近年では「薄毛女性専門のクリニック」などもオープンしています。患者さんはもちろん、お医者さんやスタッフまで女性で揃えているケースもあるので、より通いやすい環境と言えるでしょう。ただし、薄毛治療を実施している美容クリニックなどの場合は、保険適用外で治療が実費となります。

なお、抜け毛の原因によっては、皮膚科や、心療内科・精神科等でも受診可能なものもあります。しかし、妊婦さんの抜け毛の治療については、1度産婦人科へ相談した方が良いかもしれません。 薄毛治療専門のクリニックや医療機関では、内服薬や外用薬が処方されますが「妊娠中に治療薬(医薬品)を飲んでも問題ないか」ということを産婦人科の先生にあらかじめ相談した方が良いでしょう。

「妊婦さんの抜け毛」の予防法

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①栄養不足にならないように気をつける

妊娠中は摂取した栄養が優先的に「赤ちゃんを育てること」に使われます。特に、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足してくると、抜け毛や薄毛の症状となって現れる可能性があるためご注意ください。

タンパク質は、肉類、魚介類、卵などに豊富です。ただ、妊娠中の食べ物の好みの変化や、つわりなどで十分な食事ができないこともあるでしょう。そんな場合はプロテイン(たんぱく質)の粉やサプリメント、あるいはアミノ酸配合のゼリーなどを飲むことで補うことができます。

ビタミン・ミネラルは、健康な髪の毛を作るのに重要な働きをします。 髪の健康を考えた場合、ビオチン、ビタミンB2、ビタミンB6など、特に「ビタミンB群」をきちんと摂取しておくことが望ましいと言えるでしょう。なお、胎児の健康的な発育に不可欠な「葉酸」もビタミンB群の仲間です。ビタミンB群は、まとめて摂取すると互いに支えあいながら働くため、効率の良い摂取方法といえます。

ミネラルについては、亜鉛が特に重要です。さらに、頭皮の血行が良く十分な酸素が運ばれる事は育毛に不可欠ですが、そのためには「鉄」をきちんと摂取しておくと良いでしょう。鉄は、妊娠中に欠乏しやすいミネラルの1つであり、不足すれば貧血の原因ともなります。

このように、育毛に必要な、タンパク質、ビタミン、ミネラルを十分に摂取することで、コシとハリのある抜けにくい髪の成長を目指しましょう。

②ストレスをためず良質な睡眠を取る

ストレスを慢性的に感じると交感神経(活動を司る神経系)が優位になります。交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮したままになり、頭皮に栄養が行き渡らなくなる可能性が考えられます。

また、交感神経が優位になっている状態は、気が高ぶっている状態とも言えますので、睡眠不足になる可能性があります。子供の場合ですと、成長ホルモンの分泌によって身長が伸びますが、大人の場合は、育毛や皮膚代謝(ターンオーバー)に深く関係しているのです。

つまり、抜け毛予防を考えるならば、ストレスをためず、良質な睡眠を取ることが大切です。具体的な方法としては、心配事をご主人や家族、友達などを信頼できる人に聞いてもらうことです。それが難しい場合には、カウンセリングを利用するのも良いでしょう。 また、良質な睡眠をとるためには、寝室の見直しも効果的かもしれません。例えば、高さの合わない枕は肩や首のコリの原因となり、血行を悪化させます。これが睡眠不足の原因となるほか、頭皮の血行悪化につながる可能性もあるため注意が必要です。このほか、寝る数時間前までには食事を済ませ、スマホやパソコン、テレビ、ゲームなど、脳を興奮させる事は避けたほうが、スムーズな眠りが期待できます。

まとめ

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産後に起こる「産後脱毛症」のように、妊娠中の脱毛についてはそれを示す特別な名称はありません。逆に言えば、妊婦さんの脱毛は「妊娠しているかどうかに関係なく起こりえる脱毛症状」である可能性も高いと考えられます。ただし、胎児を育てるために母体が栄養不足になっていたり、通常とは異なる状況にストレスを感じたりなどで、脱毛のきっかけとなる状況がいくつかあります。

妊婦さんの抜け毛予防には「栄養不足にならないように気をつけること」「ストレスをためず良質な睡眠を取ること」の2点を意識してください。特に栄養不足の防止については、食事のメニューや取り方を見直すほか、サプリメントなども併用されると良いでしょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年3月28日

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