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【医師監修】排卵日は体調が変わる!? つらい原因と身体の4つの変化

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排卵日近くや生理前になると、気分がすぐれない、体に痛みを感じるというような体の変化を感じている女性は意外と多く、悩んでいる女性も。でも「あとどのくらいで生理が始まるな」となんとなく感じる人もいるかもしれませんね。そこで、女性の体の機能と排卵、そして排卵時期に感じる不調の種類や改善についてのお話をします。

この記事の監修ドクター

むさしのレディースクリニック院長大田昌治先生 武蔵境駅北口より徒歩2分の助産師がいる産科・婦人科クリニックです。 いつも患者様に寄り添っていける産婦人科のかかりつけ医でありたいと思っています。女性のトータルライフをサポートしていきます。 http://musashino-ladies.jp

まずは排卵日について知ろう

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毎月訪れる生理は、女性の体の仕組みから、妊娠するための準備を欠かさず行っているルーティンワークのようなもの。卵胞が子宮で着床して順調に育つための準備を、排卵時期に合わせて毎月リスタートするために繰り返されています。

排卵日ってどういう状態?

通常女性は、体の中で妊娠に備えて4つの周期を繰り返しています。卵巣刺激ホルモンが脳から分泌されると、卵巣で卵胞を発育させるためのエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されて、成熟し始めます。これが卵胞期です。卵子が作られ、やがて排卵が起こります。排卵が起こってから数日間を排卵期と言いますが、卵胞期から排卵期の間は妊娠しやすい時期、そして排卵日の前後2日が最も妊娠しやすい時期です。

排卵日っていつのこと?

基礎体温の計測を続けていると、毎月同じような波形で体温が変化するのがわかるでしょう。月経が始まった日に、前日と比べて0.3〜0.5℃ほど体温が下がり、そののち微増減を繰り返します。卵胞期に入ると、さらに少し体温が下がり、排卵日には、月経周期の中で最も体温が低くなります。一か月の月経サイクルのうち、生理初日から計算して14日目あたりに排卵が起こるのが通例です。

月経周期には個人差もありますので、基礎体温を測ってもっとも体温が下がった時を、排卵日の目安とするとよいでしょう。

排卵日前後に起こる「排卵痛」

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生理が始まる前後に、おなかの痛みを感じたり、頭や腰が冷えて痛くなるという「生理痛」を毎月繰り返している女性がいます。ただ、生理の前ではないタイミングで、体調が変化したと感じることはありませんか。痛みに限らず、気分が良くないなど体や心の変化を感じたら、それは排卵痛かもしれません。

排卵痛とは

排卵痛は文字通り、排卵日前後のタイミングで、主に下腹部に痛みや違和感を感じることを指します。排卵前後に起こるこの痛みは、排卵という現象と、体の中で繰り返される月経周期とホルモンのバランスが変化することで起こるようです。

排卵痛の原因

卵胞を育てるための卵胞形成ホルモンが分泌されて、卵子が形成されます。同時に、排卵日が近くなると、成熟した卵子が受精して子宮のなかで着床しやすいように子宮内膜を厚くして、妊娠しやすい状態にするために、脳から黄体ホルモンが分泌されます。排卵日を過ぎると、月経サイクルの中で言う「黄体期」に突入しますが、卵巣の中には黄体ホルモンが残って少しおなかが腫れた状態になります。この張りのせいで腸が圧迫されてしまい、動きが悪くなることが元で違和感や痛みを感じる人もいます。

また、排卵とは卵巣の壁を抜けて卵子が飛び出すことを指すので、卵子が飛び出した時にはわずかながらも卵巣が傷ついてしまいます。この傷が、シクシクと下腹部の痛みの原因となっているかもしれません。

排卵痛の治療

わかってはいても、排卵痛が起こると痛みに耐えなければならず、気分も滅入ってしまいます。この排卵痛の辛さを楽にするための治療方法には、低用量ピルを服用して排卵をストップし、痛みや違和感が改善されるかどうかを服用前後で比べて症状改善を図ります。ただ、わずかな痛みやおなかの張りが気になる程度であれば、必ず治療しなければならない・病気の原因になるという心配は必要ありません。

排卵日前後に起こりやすい、4つの体調の変化

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排卵日の前後3日間ほどは、妊娠しやすい時期になりますが、この時に女性が感じる体の不調は人それぞれ異なります。また、痛みをまったく感じないという人もいますし、痛みの出方もそれぞれです。ただ、これまではただの体調不良だと思っていたことが実は排卵痛だった…ということもあるかもしれません。 ここで、排卵日の前後で起こりやすいいろんな痛みや不調にどんなものがあるかを知っておくとよいでしょう。

お腹が痛くなる・張る

先にも紹介しましたが、黄体ホルモンが残留することで、(人によって程度の差はありますが)おなかが張っていると感じる人がいます。さらに、張りが原因で腸の状態が悪くなってしまうことで痛みを感じる人もいます。ガスがたまりやすくなっておならがよく出る、また便秘や下痢を起こすというケースは珍しくないようです。

胸が張る

排卵がおこると、着床から妊娠に向けての動きが体内で活発になります(黄体期に突入します)。すると、女性ホルモンが多く分泌されて働きも活発になります。排卵日前後に胸の張りや痛みを感じる人は、この女性ホルモンが作用していると思ってよいでしょう。プロゲステロンの作用で乳腺が刺激され、次の月経が来るまで胸の張りが続くことが多いようです。

眠気や倦怠感

胸の張りと同様に、女性ホルモンでも特に黄体ホルモンの作用によって眠気を感じる人がいます。黄体ホルモンは体温上昇・維持に働きかける作用があり、同時に睡眠作用も持ち合わせています。体がポカポカと暖かいと、人間は睡眠作用がさらに強く働きます。赤ちゃんや幼児が、眠たくなると耳や手がポカポカしてくるのと同じですね。

頭痛やめまい

痛みの中でも、なかなか耐えられないものが頭痛でしょう。キリキリと前頭葉の部分が痛む、こめかみが痛む、というズキズキタイプの頭痛を感じる女性が多いようです。また目の前がふわっと浮いてバランスが取れなくなるようなめまいを感じる人もいます。

このような痛みや不快感を感じたら、生理周期にかかわらず日常生活の中にも関係する原因があるかもしれません。いつも疲れていて熟睡ができない、偏頭痛がひどくて排卵日近くになるとさらにひどくなる…という場合は、もとの体調不良の状態を増幅させている可能性があります。きちんと体を休めて日常の疲れを繰り越さないようにすることで、痛みの程度も和らぐかもしれませんね。

排卵日前後はおりものの変化する?

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排卵とおりものには、実は密接な関係があります。おりものは、女性の生殖機能(膣内部)維持のために分泌する自浄作用の役割と、受精をアシストするための役割があります。そして、排卵から受精、妊娠をサポートするために分泌するおりものは、女性ホルモンの分泌とタイミング、働きによってその特徴が異なります。

生理周期とおりものの変化

生理が終わった直後は、先の着床に備えて厚くなった子宮内膜がはがれ、子宮の中がとてもきれいな状態です。女性ホルモンの分泌も抑えられ、おりものは非常に少なくてさらっとしています。外部からの雑菌や細菌の侵入を防ぐための自浄作用が働く期間と、精子を迎えいれて着床できるようにとどまらせておくという、相反する働きを備えているため、その粘度や量も分泌ホルモンのバランスで変化していきます。

排卵日前後のおりものの特徴

まず、排卵日前には、卵胞刺激ホルモンの影響を受けて、卵胞が成長を始めますが、卵胞ホルモン優位の状態は排卵直前まで続きます。エストロゲンが多い場合は、外的要因を受けないための自浄作用が強いおりものになります。粘度は低めで、さらさらとした無色で多い量のおりものを分泌します。

排卵後は続き、プロゲステロン(黄体ホルモン)が優位に働き始めたら、体内に入った精子を逃さずにとどめておくための作用に転換します。粘度が高まり、不用意に体外に出てしまわないように量は少なめになります。

排卵日前後の体調不良がひどければ受診を

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人それぞれで痛みの感じ方や現れ方は異なりますが、月経痛でも治療や相談を医師にしてもいいのでしょうか。生理痛は広く知られていますが、排卵痛という言葉にピンとこないという周囲の人もいるでしょう。医師にかかるか否かの見極めをどうすればいいのでしょうか。

受診の目安

日常生活を送ることが辛くなるほどの痛みや不快感があるなら、迷わずに医師に相談しましょう。毎月繰り返されていると、それが当たり前だと感じてしまうのはもったいないです。中には、その痛みの程度が自分ではわからずに、気づけば病気が進行していたというケースもあるかもしれません。健康診断などで、婦人科検診を受けて、心配や気がかりな点を相談してみるといいでしょう。

また、おりものが異常に多い・匂いがある・白いカッテージチーズみたい・緑や黄色に近い色味・かゆみを伴う、場合は病気を疑っていい事例です。

どんな治療があるの?

まずはきちんと月経サイクルを確認するようにしましょう。生理の期間と痛みの程度は人によって違うため、自分の波形をキチンと理解したうえで、治療に臨むようにします。

気を付けなければならないのは、「以前(前月)よりも強い痛みや不調を感じる」というパターンです。月経サイクルや仕組みが人によって異なるように、排卵前後の痛みにも個人差があります。通常は、排卵の前後2〜3日に排卵痛は起こるので、その時期と異なる期間、特に痛みが長引くという場合はきちんと原因を調べて、病気がわかればそれに相当する治療を行うことになります。前述したようなピルを使ったホルモンバランスの調整や補充も治療の一環です。

まとめ

月経痛と同じく、排卵痛も痛みレベルは人それぞれですが、痛みがあるとそれだけでストレスになってしまいます。自分の痛みの原因は排卵痛かどうかを調べてみましょう。更に日常生活の中でも、普段から体にダメージを与えるような過ごし方を改善し、少しでも楽に過ごせるようにして、自分の体と向き合ってみてはいかがですか。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年3月28日

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