/
「任せるよ〜」の一言で、夫に子育ての様々な選択・決断を委ねられ、重圧を感じていた青鹿さん。ある日、とうとう夫に「もう無理!」と怒ってしまいます。そして「決める側」と「任せる側」の責任の範囲、ルールを決めることにしました。
日々の様々な「決断」に疲れ切っていたある日、夫の一言にとうとう爆発してしまった私。
「この薬で合ってるのかなあ……病院変えてみれば?」
当時通っていた病院の医師とは相性があまりよくなく、でも口コミなどがよかったので「娘のために、私が我慢して通ったほうがいいのかも」と決断し、1人で無理に通っていた背景もあり、私は不安と不満を口に出して吠えてしまいました。
「もう無理!これ以上、一人で調べたくない!情報収集、比較検討、決断と全部私がやってるでしょ。相談しても何も答えてくれないし。そのうえ全責任を負うなんてツラい!荷が重すぎる!」
すると夫は「ユウが決めたからといって、全責任を負えと言ったつもりはないし、大げさに考えすぎだよ」と返してきたのです。確かに、私が勝手に気負い過ぎているせいかもしれません。ただ、責任の所在がはっきりしないからこそ、常に決める側が重責を負うことになると思ったので、夫と話し合うことに。
そして、何かを決める側と任せる側の責任の範囲、ルールを以下のように決めました。
<決める側>情報収集、比較検討、決断するところまでを担当。お金が相当かかる場合は、事前に相談・報告するようにする。また「やっぱり2人で決めたい」と思ったら、いつでも変更することができる。
<任せる側>相手が決めた時に何か問題があったら対処する。また、決めた側が失敗して落ち込んだら、問い詰めたりせずにエンパワメント(元々持っている力を信じたり、自信が持てるような声掛け)を心がける。
すると夫が「自分も結果に責任を負うとなると、少しは把握しておかないと、と思うようになったよ。今まで適当に任せるなんて言って、何の責任も負ってなかった僕はずるかったね」と言ってくれました。これまで全体を把握してるのは私だけだったし、何か問題が起きた時の対処も私がしていたからです。
また、同時に子供に関する何もかもを私が決めるのは重荷なので、役割を交代したり、分担したりするようにしました。どんなことも夫婦2人で情報収集の段階からできたら素敵ですが、育児はやることが膨大で分担しないと大変。一方的に「君に任せるよ」だけだと相手を尊重しているようで、ただの丸投げになりやすいことに夫婦で気づきました。
2人とも親なのだから、責任は一緒に背負ったほうがいい。
そう改めて思った出来事でした。
育児はやることがたくさんあって、1人でかかえこむと大変です。夫婦でどんなふうに分担しているか、以下のハッシュタグをつけてツイッターに投稿してください。我が家では娘の洋服の管理・購入、着替え補助は完全に夫に任せています!
#育児でパートナーに任せていること#ふうふう子育て
※匿名ご希望の方はマシュマロをお使いください。https://marshmallow-qa.com/aoshikayu※いただいたエピソードを作品で取り上げてさせていただいたり、出典を明記のもとシェアさせていただくこともあるかもしれません。予めご了承ください。
======================================
次回更新は、11/13(日)の予定です。どうぞお楽しみに!
======================================
青鹿ユウ
漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。 Twitter:@burubanblog:http://aoshikayu.com/
(編集協力:大西まお)
この記事のライター
恋愛・結婚の人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント