【マジでやめて】「自分のデスクに勝手に座る」「休日のことを聞く」…それ、ハラスメントです!

更新日:2022年11月22日 / 公開日:2022年11月22日

識学はこのほど、全国の会社員を対象に「ハラスメントに関する調査」を行いました。

あなたのその行為、実はハラスメントかも…?

昨今、様々な“ハラスメント”が話題にあがっています。

しかしながら“○○ハラスメント”という言葉だけが先行し、その本質である「なぜ人はハラスメントをしてしまうのか」、また「人は何をもってハラスメントと感じるのか」の、その詳細はあまり見えてきません。

そこで今回は、どんなハラスメントを受けたことがあるのか、その実態とハラスメントを受けた際に会社はどのような対応をしたのかなど、様々なハラスメントに関する調査を行っています。

ハラスメントを受けた人34.8%。男性は「アルハラ」、女性は「セクハラ」で差が

あなたはこれまでに、職場で“ハラスメント”を受けたことがありますか。​(単数回答、n=2204)

はじめに、全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~49歳の男女に職場でハラスメントを受けたことがあるか聞いたところ、34.8%がなんらかのハラスメントを受けたことがあると回答しました。

男女別でみると男性が34.2%、女性が35.6%がハラスメントを受けたと回答し、性別での違いはあまり見られませんでした。しかし年代別で見ると、20代が32.3%、30代が34.0%、40代が37.8%と、年齢を重ねることで、ややハラスメントを受けたことがある人が多くなる傾向が見られました。

これは、年齢を重ねることでハラスメントに遭遇する機会が増えたからとも言えますが、ハラスメントの意識は以前よりかなり高くなっています。そのことで若い世代がハラスメントを受ける機会がやや減少傾向にあるのかもしれません。

あなたは職場で、どういったハラスメントを受けたことがありますか。(複数回答、n=300)

先の設問でハラスメントを受けたことがあると回答した人に、どのような内容だったのか聞いてみると、最も多かったのは「パワーハラスメント」71.0%で、「モラルハラスメント」43.0%、「セクシャルハラスメント」21.0%と続きました。

男女別でみると、1位「パワハラ」、2位「モラハラ」という順位に変化はありませんでしたが、全体3位だった「セクハラ」は男性が5.9%だったのに対し、女性は36.5%とかなり大きな差が出ました。また「アルハラ」でも、男性が23.0%、女性が5.4%と男女で大きな違いが見られました。

【具体的な“ハラスメント”のエピソード】 ●女性社員に対して、お茶出しや、使用済みの食器洗いを強いられている。(女性、44歳) ●「お前しかその仕事をこなせる奴はいないから頑張ってくれ」と次々に仕事を振られるが、周りのみんなは定時で帰宅するなどの不公平な対応を受けた。(男性、40歳) ●妻子ある上司に告白され断った後、仕事を振らないなどの嫌がらせを受けた。(41歳、女性) ●行きたくもない部内の飲み会で「3年目までは二次会出ないといけない」と言われ、参加しなければならなかった。(女性、29歳) ●妊娠に伴い退職を打診したら男が辞めるのか、と言われた。(男性、42歳)

会社は何もしてくれない?ハラスメントを「会社に報告しなかった人」64.0%

あなたは職場で“ハラスメント”が起きた際、会社に報告しましたか。(単数回答、n=300)

ハラスメントが起きた際、会社に報告したか聞いたところ、報告したのは36.0%で、残りの64.0%が報告しなかったと回答しました。

(会社に報告しなかった方)あなたが職場で“ハラスメント”が起きた際、会社に報告しなかった理由はなんですか。(複数回答、n=192)

続いて、「報告しなかった」と回答した人に、なぜ会社に報告しなかったのか、その理由を聞いたところ、「報告しても変わらないと思ったため」が59.4%に。2位の「報告することによってさらに被害がひどくなることを恐れたため」35.9%と、大きな差がありました。

職場で“ハラスメント”が発生し、それを報告した際、会社はどのような対応をしましたか。(複数回答、n=108)

では「報告した」と回答した人に、会社はどのような対応だったのか聞いてみると、「何もしてくれなかった」が最も多く47.2%という結果に。男女別でみると、男性が37.7%なのに対し、女性は56.4%と、女性側が訴えた”ハラスメント”に対して、“会社は何もしてくれない”という傾向が高く出ました。

ハラスメントの原因「知識・認識がないから」40.3%。対策は?

あなたは、職場で“ハラスメント”が発生する原因は何だと思いますか。(複数回答、n=300)

なぜハラスメントが起きてしまうのか。その原因を聞いたところ「ハラスメントに関する知識・認識がないから」40.3%で、「感情的な会話や発言が多いから」が35.7%、「ハラスメントを防止するためのルールが明確でないから」が33.3%と続きました。

職場での“ハラスメント”をなくすために、会社にはどんな対策が必要だと思いますか。(複数回答、n=300)

ではハラスメントをなくすために、会社側は何をすべきなのでしょうか。その対策方法では、「ハラスメントをする人物に対しての対処方針の策定・啓発」が58.0%、「ハラスメントの周知と啓発」が48.7%、「ハラスメントを防止するためのルールの設定」が43.7%と続きました。

どんな行為がハラスメントに当たるのかを周知させ、またハラスメントを防止するためのルール設定や、ハラスメントをした人物にどういった対応がなされるのかを会社側がしっかり提示する。こうした対策が重要だと、ハラスメントを受けた側は考えているようです。

ハラスメントだと感じる行為トップは「肩に触れる」。「結婚してる?」は男女差が…

あなたが“ハラスメント”だと思う行動をお答えください。(複数回答、n=300)

ではどんな行動が“ハラスメント”にあたるのでしょうか。その内訳を聞いてみると「肩に触れる」が58.7%。「酒をつがせる」が53.3%、「人の服に触れる」が49.3%と続きました。

やはり、直接的に“触れたり”、“酒をつがせたり”という行為はNGのようです。男女別でみると、「肩に触れる」を“ハラスメント”だと思う男性は50.7%なのに対し、女性は66.9%と、やはり性別によって“肩に触れる”=“ハラスメント”という認識に差があるようでした。

また、「結婚しているか聞く」については、男性は28.9%なのに対し、女性は39.9%と、“婚姻状況”は女性側の方がよりナイーブなようです。

【経験もしくは目撃した“○○ハラスメント”とそのエピソード】 ●お茶ハラスメント…女性社員にあたりまえのように、お茶を出すように指示を出す。(女性、49歳) ●正論ハラスメント…その通りですと言うしかない内容を延々と言われる。(女性、33歳) ●お土産ハラスメント…旅行に行った際にお土産を買ってくるよう圧力を与える。(男性、43歳) ●クーラーハラスメント…男性ばかりの職場だと勝手に冷房を18度以下とかに設定されて上着を何枚も着て自衛しないといけなくなる。(女性、44歳) ●タバコハラスメント…タバコの付き合いの強要。(男性、22歳) ●寿司ハラスメント…打ち上げが毎回寿司屋。(女性、34歳) ●奢りハラスメント…食事の際に断っても無理矢理奢ろうとしてくる上司や同僚がいて、借りを作っているような感じがして嫌な気分になる。(男性、30歳)

ハラスメントの“仕返し”「したことがある」20.7%。その内容は…

あなたが職場で”ハラスメント”を受けた際、その相手に“仕返し”をしたことがありますか。(単数回答、n=300)

ハラスメントを受けた際、「会社は何もしてくれなかった」という回答が多く集まりましたが、ハラスメントを受けた本人が、直接“仕返し”をしたことがあるかを聞いたところ、「はい」と回答したのは20.7%でした。

【具体的な“仕返し”の内容】 ●お客様との約束の時間までに納品が間に合わず、謝罪時に一方的に上司に非が向くように仕向けた(男性、40歳) ●ノートに詳細を綴り会社に報告し、本人にもこれ以上関わらないように警告した。(女性、46歳) ●無視したり、手土産を配らなかったり、コーヒー入れなかったりの制裁。(女性、41歳) ●他の方が急に休んで代わりに出てくれないかな と言われましたが断りました。(男性、31歳) ●「ハラスメントの危険人物」という情報を広めた。外堀から埋めて、処分が下さざるを得ない状況を作った。(男性、40歳)

調査概要

調査機関:株式会社識学 調査対象:全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~49歳の男女で、職場において“ハラスメント”を受けたことがある人 有効回答数:300サンプル(スクリーニング:2,204サンプル) 調査期間:2022年10月24日 調査方法:インターネット調査

(エボル)



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