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【医師監修】36歳での妊娠は高齢妊娠・高齢出産になるの?

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目次

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現代では働く女性も増え、出産時のママの平均年齢も上昇を続けています。30歳を超えて出産する女性が珍しくなくなっている中、リスクや気をつけるべきことを見ていきましょう。

この記事の監修ドクター

パークサイド広尾レディスクリニック内山明好 院長 浜松医科大学医学部卒業。医学博士。同大学整形外科学入局、ハーバード大学骨疾患研究所留学。その後エーザイ株式会社、グラスソ・スミスクライン株式会社にて臨床開発、薬事、薬剤安全性等の部門長、 担当役員を歴任後、株式会社アーテイジ代表取締役社長として遺伝子検査やサプリメントを用いた健康増進事業に取り組む。 現在、医療法人社団宗友会パークサイド広尾レディスクリニック理事長・院長。 http://www.ladies-clinic.or.jp/

36歳の妊娠は高齢出産?

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高齢出産の定義とは

高齢出産という言葉はよく見聞きしますが、実は厳密な定義はありません。

日本産婦人科学会では、『「35歳以上の初産婦」を高齢初産』と定義づけています。つまり同じ妊婦でも、35歳以前に出産の経験がある経産婦は、この定義に当てはまりません。35歳以前に出産の経験がない女性に対して、高齢初産と定義づけしているには、医学的に35歳以上の女性の体で妊娠をすることに、何らかのリスクが起こりやすいための注意を促す目的とも考えられます。

一方で、1993年以前は『30歳以上の初産婦』が高齢初産と定義されていました。医療の進歩や食生活、ライフスタイルの変化などさまざまな要因で、時代に沿って定義も変化し「35歳以上の初産婦」としているのでしょう。

妊娠力は33歳から低下する

実際に、30歳以上または35歳以上の初産婦にとって、どんな影響があるのか、そして初産婦と経産婦ではどのような違いがあるかも含めて、女性の体のメカニズムを知っておくことが大切です。

女性は30歳を過ぎた頃から、体の代謝の低下やお肌の老化を意識し始める人が多くなってきます。健康に気を遣うようになり、運動や食生活の改善を心がける女性も増えてきます。さらに30代からは卵子も老化が始まるといわれています。女性の体は生まれた時に、すでに一生分の卵細胞を体に備えているということが大きなポイントです。初潮を迎えて閉経するまでの卵子を、体の中にもっています。年齢を重ねていくにつれて、他の臓器や身体機能と同様に、卵子は成熟し、老化していくのです。

36歳初産も含まれる!「高齢妊娠・出産」で困ることは?

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初めての出産を迎えるのは、どの女性にとっても不安はありますよね。どのように対処したらいいかわからず悩みは増えますが、あらかじめ起こる問題やリスクを知り、十分に対処できることもあります。

妊娠しづらい体に

広く知られているのは、35歳を過ぎて初産を迎える女性は、卵巣機能が低下し始めることが多いため、妊娠しづらい体に変化していくということです。また卵子も受精しづらくなるという影響が出てきます。

36歳を過ぎたあたりからは、妊娠しづらいことが原因で不妊症の検査を受ける男女も増えるという統計があります。実際に30代から不妊症頻度グラフの割合が増え始め、35歳で11%、40歳では35%に上昇するという結果が公表されています。

染色体異常のリスクが高まる

生まれたときに女性の体には、一生分の卵子を形成して排卵の時を待っています。体内に卵子が長くとどまったままになると、染色体異常を起こしやすくなると考えられています。この染色体異常が原因で、妊娠した子どもがダウン症児となる確率も高まるのです。

ただ妊娠した時の卵子の状態は、若い時でもすべて正常とは言いきれません。20代で出産してもダウン症児として生を受ける可能性もあります。反対に、40代で子供を授かり、染色体等になんら異常がないというケースももちろんあります。従って確率が高まるということを過敏に捉えすぎないことが重要です。

妊娠合併症のリスクが高まる

女性の体そのものが、年齢を重ねるごとに衰えや老化が進行していきます。体の代謝が落ち、疲れが取れない・むくみがひどい・血液や生検で正常値範囲を出てはずれている…ということもありますね。妊娠をした女性の体内は、子供の生命を維持するために、ホルモンの分泌や栄養を胎児に届けることを優先しています。そのため、母体に高血圧・糖尿・尿たんぱくなどが表れ、妊娠合併症を起こしやすい状態になります。

分娩が長引きやすい

10代や20代は、身体機能が最も活発な時で、内臓機能や筋肉に衰えを感じることは少ないでしょう。しかし、30代に差し掛かったあたりから、年齢を重ねればその分筋力が低下して体幹が衰え、体のゆがみも出やすくなります。そのため、いざ出産というときに、赤ちゃんをスルンと押し出す体幹の筋力が弱く、上手にいきむことができずに全身に力が入ってしまうという傾向があります。全身に必要以上の力を入れて硬直させてしまうと、分娩がスムーズに進行しません。

また、子宮そのものの機能低下で陣痛が弱くなったり(微弱陣痛)、産道が固くなるためにうまく出産が進まなかったりということもあります。母子の安全を確保するために、自然分娩から帝王切開に切り替えるというケースもあります。

悪いことばかりじゃない!「高齢妊娠・出産」の良い点とは?

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高齢出産には、身体的な老化やさまざまなリスクもありますが、出産する環境を軸に考えると、決してマイナスのことばかりではありません。

経済的にゆとりがある

若くして出産を迎えるとなれば、一番に不安に感じるのが経済的負担の大きさでしょう。妊娠中の定期健診や健康管理、出産の際の入院費や身の回りで必要な用品の調達…。生活のあらゆるところに出費がかかってきます。30代になり、ある程度の貯金や経済的ゆとりを感じられる頃に出産を迎えると、生まれてくる子どもの養育費の心配が減るでしょう。

余裕をもって子育てできる

子供が生まれてからが、親としての新たな人生のスタートです。20代の頃に比べ、精神的にも大人になっていますし、困難なことに遭遇したときの対処法など、うまく立ち回れることも多いでしょう。もちろん20代でも精神的に大人な方もいますが、仕事との両立など、より余裕をもって子育てに取り組むことができます。

知っておきたい高齢妊娠・出産の心得

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女性なら誰でも当然のごとく妊娠・出産するわけではなく、授かった赤ちゃんの命を大切におなかの中でいつくしみながら育てて、命をはぐくみます。出産後も赤ちゃんがすくすくと育つように、丈夫で健康な赤ちゃんを出産するためにも、妊娠中にできることを積極的に取り入れ、気持ちと体の状態を日々整えておくことが大切です。

高塩分・高カロリー食は控える

妊娠中に最も気を付けねばならないのが食生活です。定期健診では、体重コントロールと浮腫、血圧や鉄分、尿糖・尿たんぱくの検査を行います。食生活に気をつけておけば、これらの数値を正常に近い状態でキープし、妊娠合併症や中毒症のリスクを回避することにもつながります。まずは味付けを薄くし、塩分を控えめにすることが大切です。そして、赤ちゃんの重さ以上に体重を急増させるのも好ましくありません。そのために、高いカロリーの食べ物を避け、食物繊維を多くとりながらバランス重視で食生活を考えるようにしましょう。

葉酸を意識してとる

葉酸は、胎児の成長に欠かせない栄養素です。特に、妊娠初期に形成される胎児の神経管(脳や脊髄の基礎部分)をしっかりと育てるために用いられる栄養成分で、不足すると神経管閉鎖障害を起こす可能性もあります。妊娠や出産を望む女性は、常日頃から葉酸を意識して摂取するようにしましょう。

芽キャベツやブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれますが、必要な葉酸を毎日の食事だけできちんと摂取するのはなかなか難しいです。十分な野菜量が摂取できないと感じたときには、サプリメントなどを用いてもよいでしょう。葉酸は水溶性ビタミンに分類される成分なので、過剰摂取した分は尿で排出されます。しかし、やみくもに取ればいいわけではありません。30代なら一日の葉酸摂取量を1000ナノグラムを上限の目安にして摂取しましょう。

骨盤底筋を鍛える

骨盤底筋は、体の骨盤を支える筋肉で、股下部分に位置します。鍛えようにも、日常生活でしゃがんで踏ん張る・力を入れるシーンが少なくなりつつあるため、この骨盤底筋肉を意識して使うこともあまりありません。ただ、出産するときにはいきむ際に非常に大きな役割をになう箇所でもあるので、マタニティヨガなどで、下腹部に力を入れないようにしながら、骨盤底筋を鍛えておきましょう。

ストレスを溜めないようにする

妊娠中の過ごし方で大切なのは「力を入れすぎず・無理をせず・ストレスをためない」ことです。心の不安や不満を感じると、感情の起伏のために全身の血管が収縮して血流が悪くなります。ストレスを感じたまま生活を続けていては、その反動での食べ過ぎや血圧変動にも影響します。ゆったりとした気持ちで、ストレスをためないメンタルや環境の整備が必要でしょう。

まとめ

高齢出産は、一般的に身体的なリスクが大きくなり、妊娠がしづらい・胎児に影響する問題リスクが高い、といわれています。しかし、トレーニングやヨガで身体機能を高め、食生活によって、体のコンディションを整えることで対処もできます。母子ともに健康な体を作り上げられるように心がけましょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年3月30日


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