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その昔トルコでは、男性が好意を持つ女性にサボテンを贈っていたといわれています。種類が豊富で個性的なものも多く、育てやすいことからとても人気がある植物です。ここでは、サボテンの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。
サボテン全般の花言葉は、「枯れない愛」「偉大」「燃える心」「あたたかい心」乾燥した砂漠で力強く生長するサボテンの強さから「枯れない愛」「偉大」という花言葉がつけられました。「燃える心」は、サボテンが燃えるように鮮やかな花を咲かせることからつけられたといわれています。
英語の花言葉endurance(忍耐)grandeur(偉大、雄大)ardent love(燃えるような愛)warmth(優しさ、暖かさ)
サボテンにはたくさんの種類があり、花言葉もそれぞれ異なります。人気のある種類の花言葉をご紹介します。
・ウチワサボテン「偉大」「熱愛」過酷な環境でも力強く生長することから「偉大」という花言葉がつけられました。果実と茎は食べることができます。
・キンシャチ(金鯱)「はかない夢」キンシャチは、花が咲くまでに20〜30以上かかるといわれています。このことから「はかない夢」という花言葉がつけられました。
・ゲッカビジン(月下美人)「はかない美」「艶やかな美人」など。ゲッカビジンは、夜に花を咲かせ、朝には萎んでしまうことからこのような花言葉がつけられました。
・クジャクサボテン「儚い美」「一途な恋」「繊細」「快楽」など。クジャクサボテンの花は1日で枯れてしまうことから「儚い美」という花言葉がつけられました。
・シャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌)「美しい眺め」「一時の美」「つむじまがり」など。シャコバサボテンは冬に花を咲かせることから「つむじまがり」という花言葉がつけられました。
サボテンにはトゲがある種類が多いことから、怖い花言葉がつけられていると思われていますが、サボテンの花言葉に怖いものはありません。
サボテンの品種は、約140属2,000種以上が存在しているといわれ、綺麗な花を咲かせる品種もあります。種類によって花の大きさや形が異なるのもサボテンの特徴です。乾燥している場所に自生していることが多いため、水がなくても生長するイメージを持たれていることが多いですが、種類によって育ちやすい環境が異なります。
トゲは、動物に食べられないように身を守る役割や、砂嵐や冷気が接触する面積を減らすなどの役割があります。
コウモリなどの夜行性の動物が受粉を手伝ってくれるので、サボテンの花は夜に咲くものが多いのが特徴です。原産国のメキシコでは料理に使われることもあります。
・分類…サボテン科サボテン属・原産地…南米、メキシコ、アメリカ・別名…シャボテン、仙人掌、覇王樹・開花期…1月~12月(種類によって異なる)・出回り期…通年
16世紀後半にサボテンを持ち込んだポルトガル人が、サボテンの樹液を石鹸の代わりに利用していました。このことから「石鹸体(サボンテイ)」と呼ばれるようになったというのが、サボテンの名前の由来です。
サボテンの和名である「仙人掌」は、サボテンの葉が仙人の手に見えることからつけられたといわれています。
サボテンの英名は「Cactus(カクタス)」です。ギリシャ語で「トゲのある植物」という意味の「カクトス」が語源となってつけられました。
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされていま す。サボテンが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
サボテンと多肉植物の違いは、トゲの有無だと思われていますが、トゲのある多肉植物やトゲがないサボテンも存在します。では、サボテンと多肉植物の違いはなにかというと、「刺座(しざ、アレオーレ)」といわれるトゲの生え際にある綿毛のような部分の有無です。この刺座といわれる部分がサボテンには必ずついていますが、多肉植物にはついていません。トゲのある多肉植物にもトゲの付け根には刺座がありません。
他にも、水やりのタイミングにも違いがあります。サボテンの成長期は夏なので、夏の時期にたくさんの水を与える必要があります。多肉植物の成長期は、「春秋型」「夏型」「冬型」と3つに分類されます。それぞれの成長期に合わせて、適切なタイミングで水やりを行うことで元気な状態を保つことができます。あらかじめ、成長期を把握しておくことが大切になります。
サボテンは、種類によってさまざまな花言葉がつけられているので、贈る相手やシチュエーションに合わせてぴったりのものを見つけてみてください。サイズや形も豊富なサボテンは、インテリアのアクセントとしてとても人気があります。育てやすく、手頃な値段で販売されているので、初心者の方にもおすすめです。小さいサイズのものから試してみてはいかがでしょうか。
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