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金は「こがね」、銀は「しろがね」、銅は「あかがね」。では鉄は何「がね」?【鉄色】の意味と由来

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目次

【鉄色(てついろ・くろがねいろ)】とは、ごく暗い黄緑色のことです。日本の伝統色である【鉄色】にどのような由来があって、どのように愛されてきたのか、子どもにそのまま教えてあげられるよう、やさしい言葉で解説します。海外の方に英語で説明できるよう、英語での解説も紹介しています。

【鉄色】とは?

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鉄色とは、青みが深く暗くにぶい黄緑色です。

色の名前 鉄色 読み方 てついろtetsu-iro 英語 iron blue, dull bluish-green WEBカラーコード #003f3e CMYK C=70/M=0/Y=35/K=80 RGB R=0/G=63/B=62

※色は環境等により見え方が異なります。各種カラーコードは絶対のものではなく、あくまで参考値です。

【鉄色】の意味と由来は?

【鉄色】は、熱した鉄の素肌のような青みが深く暗くにぶい青緑色の色名で、「くろがねいろ」とも読みます。かつては、金を「こがね」、銀を「しろがね」、銅を「あかがね」と呼んでいたのに対して、鉄を「くろがね」と呼んでいました。

染色としては、藍染の一種で、江戸時代後期から存在していました。明治の中頃から大正時代にかけて、番頭(ばんとう)や手代(てだい)の前掛けの色として人気になり、大流行しました。現在でも酒店などで見られる青みの強い【鉄紺色(てつこんいろ)】の前掛けは、明治時代の名残りです。

なお、【鉄色】は、陶磁器の絵付けに使われる釉薬(ゆうやく)の「呉須(ごす)」のくすんだ青色を指すこともあります。

また、鉄を表す色名は、【鉄色】【鉄紺色】のほかにも、緑みの強い【鉄納戸(てつなんど)】、赤みのある【鉄黒(てつぐろ)】、深い緑みのある灰色の【鉄鼠(てつねず)】などがあります。

【藤色】に合う色は?

鉄色 てついろ 萌黄色 もえぎいろ

【鉄色】に合う色のひとつにがあります。【萌黄色】は、春先に芽吹いた若葉を思わせるような冴えた黄緑色で、【鉄色】とは同じ緑系統の色。【鉄色】が鈍く沈んだ色なのに対し、【萌黄色】は若々しい明るく澄んだ色なので、組み合わせると、瑞々しさを感じさせる配色になります。 一方、わずかに黄色みのある薄い赤色である【浅緋色(あさあけいろ)】や、朝焼けを思わせる淡い黄赤色の【曙色(あけぼのいろ)】など、暖色系の薄い赤色と組み合わせると、あたたかく可愛らしい配色になります。

A traditional Japanese color “鉄 tetsu” is…

A traditional Japanese color “鉄 Tetsu -means iron-” is the color name for a deep, dark, dull bluish-green, like the bare skin of heated iron. The Chinese character for “鉄” is also read as “kurogane,” and in the past, gold was called “kogane,” silver “shirogane,” and copper “akagane,” whereas iron was called “kurogane.

As a dye, it is a type of indigo dye and has been around since the late Edo period. From the middle of the Meiji period (1868-1912) to the Taisho period (1912-1926), it became popular as the color for the front hanging of banto and tedai (both means foreman), and was very popular. The color “鉄紺 tetsukon”, which can still be seen in liquor stores today, is a remnant of the Meiji era.

The color “鉄 Tetsu” sometimes refers to the dull blue color of gosu, a glaze used in the painting of ceramics.is also used to refer to the dull blue color of gosu, a glaze used in the painting of ceramics.

まとめ

【鉄色】は、藍染の一種で、江戸時代から明治にかけて、庶民の間でも大流行した色です。「鉄」と聞くと、つい冷たいシルバーの色合いを思い浮かべてしまうかもしれませんが、熱したあとの鉄の素肌は、にぶい青緑色なんですよ。

(マイナビ子育て編集部)

参考文献 ・『色名がわかる辞典』(講談社) ・『366日 日本の美しい色』(三才ブックス) ・『くらしを彩る 日本の伝統色事典』(マイナビ)



この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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