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子どもは窒息してから15分後には脳死に至るケースも。誤飲や窒息事故が起こりやすいお正月、知っておくべき対処法とは

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親戚や友人が集まる機会が多いお正月は、実は「子どもの誤飲や窒息事故」が起こりやすくなる時期。「消費者庁 / CAA」の公式YouTubeで、万が一子どもが窒息した場合の対処法や、窒息事故を防ぐポイントを学んでおきましょう。

子どもは窒息してから15分後には脳死に至るケースも

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(※画像はイメージです/PhotoAC)

「消費者庁 / CAA」の公式YouTubeは、生活におけるさまざまなトラブルへの対処法などを紹介。「【消費者安全調査委員会】窒息事故から子どもを守る!」という動画では、子どもの窒息事故に対する注意喚起を行なっています。

親戚などが集まってお酒を飲む機会が多いお正月 。大人が多いと、つい「誰かしら子どもを見ているだろう」などと考え、子どもから目を離してしまうこともあるのではないでしょうか。そんなときに起こりやすいのが、子どもによるおもちゃや食べ物などの誤飲・窒息です。

子どもが「声が出ない」「ゼーゼーと苦しそうにしている」「顔色が悪い」という状態になったとき、何かがのどに詰まっている可能性があることを知っていますか? 子どもの口は直径4cm程度ですが、のどはたった1cm程度。のどの働きもまだ未熟なため、物がのどを塞いでしまうと空気が通らず、呼吸ができなくなります。窒息ですね。

乳幼児には、なんでも口に入れてしまう時期がありますが、飲み込む力・吐き出す力が育っていないため、窒息しやすい傾向があるので注意が必要です。

子どもが窒息した場合、まずは吐き出そうとしたり、手を口に入れて詰まったものを取り出そうとしたりします。その後、息ができなくなって「ゼーゼー」するようになり、苦しさから鼻を膨らませたり、頭を上下に動かしたりすることも。この状態が続くと、顔色が悪くなり始め、3〜4分後には顔が青紫色に。5〜6分後には呼吸が止まって意識を失ってしまいます。

さらに5分経つと心停止や大脳障害のリスクが高まり、15分経つと脳死に至るケースも。短時間で取り返しのつかないことになる危険性があるのです。

それを防ぐためにも、子どもが窒息したかもしれないと思ったときはすぐに救急車を呼んでください。

救急車の到着を待つ間にも、できることはあります。片方の腕に子どもの体をうつ伏せで乗せるようにして支えつつ、手のひらであごをしっかり支えながら、もう片方の手で背中の付け根をしっかりと叩く「背部叩打法」を続けます。5〜6回背中叩くのを1セットとして、繰り返してください。

片方の腕に子どもの体を仰向けで乗せるようにして支えつつ、手のひらで後頭部をしっかり支えながら、指で胸部を圧迫する「胸部突き上げ法」も有効です。これも5〜6回を1セットとして、繰り返してください。

子どもの様子を見ながら、これら2つの対処法を交互に繰り返しましょう。体の向きを変えることで、詰まったものが出やすくなる効果もあります。

子どもが1歳以上の場合は、背後から両腕を回し、片方の手を握りこぶしにして子どものみぞおちの下に当て、もう片方の手で握りこぶしを重ねて両手で腹部を上に圧迫する「腹部突き上げ法」も使えます。

こうした対処法でのどに詰まったものが取り出せた場合でも、念のため小児科などを受診しましょう。

対処法を知っておくことはもちろん、普段の生活の中で窒息事故を防ぐための対策も必要。おはじきや小さなボールなど、子どもがのどに詰まらせやすい4cm以下のものは、手が届かない場所に置くように注意してください。子どもの手が届かない場所の目安として、子どもが1歳の場合は台の高さと手の届く範囲を足して90cm以上に、2歳の場合は110cm以上に、3歳の場合は120cm以上にしておくと、直接手に触れることができなくなるでしょう。


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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