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【医師監修】いよいよ安定期の始まり。妊娠5ヶ月の過ごし方とは?

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妊娠5ヶ月になると、妊娠期間中でもっとも過ごしやすい「安定期」に入ります。この時期にお母さんに現れる症状や、お腹の赤ちゃんの状態、しておきたいことなど、ご紹介していきます。

この記事の監修ドクター

産婦人科医巷岡彩子先生 産婦人科専門医、医学博士。都内の大学病院やクリニックでの勤務を経て、現在、不妊治療専門の産婦人科クリニックにて勤務。 ママドクターとして育児や家事と仕事を両立しながら活躍中。 女医プラス所属

妊娠5ヶ月はどんな時期?

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体や精神が安定してくる

妊娠がわかってからこれまで、つわりを始めとする不快な症状に悩まされたり、流産の可能性に、不安を感じることもあったのではないでしょうか。しかし妊娠5ヶ月(妊娠16〜19週)になる頃には、つわりの症状も治まる事が多く、流産の発生率も少なくなる「安定期」に入ります。

お腹や乳房が大きくなってくる

妊娠5ヶ月になると、服の上からでも、お腹のふくらみが分かるようになってきます。また、乳腺が発達して乳房が大きくなったり、皮下脂肪がついて体全体がふっくらしてきたりと、妊婦さんらしい体型になっていきます。

食欲が出てくる

この時期は、つわりの症状が治まったことやホルモンの影響により、食欲が旺盛になる時期です。お母さんが痩せ過ぎていると、赤ちゃんの発育に悪影響が及ぶことが分かっていますので、食事はきちんと取りましょう。しかし、妊娠中は脂肪が蓄積されやすくもあり、食欲に任せて食べていると、体重が増えすぎてしまう事もあります。太りすぎもまた、さまざまなトラブルの原因になるので、体重管理をしましょう。

この時期(妊娠5〜7ヶ月)の1日のエネルギー摂取量は、妊娠前の接種カロリー量+250 kcalとされています。また、体重の増加量は、1週間に200〜300gまでが目安です。

早ければ胎動を感じることも

妊娠5ヶ月になると、早い人では子宮の中で動き回る赤ちゃんの「胎動」を感じることもあるでしょう。胎動を感じ始める時期には個人差があります。まだ感じなかったとしても、超音波検査で元気な姿が確認できれば心配ありません。焦らずに待ってみましょう。

正中線が目立ってくることが

おへその上下に入る、茶色の縦線が入っているのが気になる方もいるかもしれません。これは「正中線」といって、生まれたときからずっとあるものですが、ふだんは、薄くてほとんど見えません。しかし妊娠中は、ホルモンの影響でメラニン色素が沈着し、目立ってくることがあるのです。また、正中線の他にも、シミやソバカスができたり、乳首や脇の下、外陰部などが黒ずんできたりすることもあります。こうしたホルモンの影響による色素沈着は、産後にホルモンバランスが戻ることで徐々に薄くなっていきます。

産毛や体毛が濃くなることも

この時期に、顔の産毛や体毛が濃くなったと感じることがあるかもしれません。これもホルモンの影響なので、産後には元に戻ります。どうしても気になる方は、剃っても構いませんが、妊娠中は肌が敏感になりやすいので、肌を傷つけないように十分注意しましょう。

週別の変化をみていこう

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妊娠16週目

赤ちゃんの状態

・頭殿長(とうでんちょう:頭のてっぺんからお尻までの長さ)…108~116mm ・体重…80gくらい

完成した胎盤から、栄養と酸素を受け取れるようになった赤ちゃんは、成長し、胎盤と同じくらいの大きさになります。また骨格、関節ができあがり、自由に腕や脚を動かせるようにもなります。

お母さんの変化

・子宮底長(恥骨の上縁から子宮の上端までの長さ)…13~17cmくらい

つわりも治まるので、食欲が出てくるようになり、心身共に妊娠に慣れて落ち着いてくる方も多いでしょう。

妊娠17週目

赤ちゃんの状態

頭殿長…11~12cm ・体重…100gくらい

赤ちゃんの目が顔の横から前に移動し、耳も大きくなり、最終的な赤ちゃんの姿に近くなり、骨が硬くなってきて、超音波検査で見えるようになってきます。聴覚も発達し、お母さんの声を聞く事が出来るようになると言われています。さらにこの時期頃から、腎臓、肝臓、すい臓、子宮、精巣などの内分泌腺が、ホルモンの分泌を開始します。

お母さんの変化

・子宮底長…14~18cmくらい

妊娠に対応するために、体全体に皮下脂肪がついてきて、ふっくらした体型になってきます。また、成長する赤ちゃんに合わせて胎盤に送りこむ血流量は大幅に増えます。少し身体を動かすだけでも動機や息切れをしたりするのはこのためです。血液量が増え、貧血に成る事も多い時期です。赤血球をつくるのには必要な鉄分、ビタミン(B12)、葉酸などを意識して摂るようにしてみましょう。

妊娠18週目

赤ちゃんの状態

・頭殿長…13~14cm ・体重…150gくらい

この時期になると、赤ちゃんの皮膚を保護したり、体温を保ったりする役割を持つ「胎毛」と呼ばれる産毛が生えてきます。また、赤ちゃんの皮膚の表面を「胎脂」というクリーム状の物質が覆い始め、皮膚の保護や保温を助けます。赤ちゃんの神経回路はさらに発達し、身体の刺激を感じられるようになり、意志で身体を動かすようになります。超音波検査で笑っているように見えることもあるかもしれませんね。

お母さんの変化

・子宮底長…15~19cmくらい

赤ちゃんが急激に成長するのに伴い、下腹部が目立つようになり、腰痛を感じることも増えて来る頃です。ストレッチや適度なウォーキングなど心がけるようにしてみましょう。また、体重が増えやすくなってくる時期ですので、急に増えすぎないように、コントロールをしましょう。赤ちゃんの聴力はさらに発達してきます。こまめに話しかけたり、お腹をなでてあげたりするなど、積極的にコミュニケーションをとってみましょう。

妊娠19週目

赤ちゃんの状態

・頭殿長(とうでんちょう:頭のてっぺんからお尻までの長さ)…13~15cm ・体重…250gくらい ・赤ちゃんは消化管から消化液を分泌し始め、羊水を飲んだり排出したりを繰り返し、腎臓や膀胱も完成します。また、これまでの赤ちゃんは、1日の大半を眠って過ごしていましたが、この時期になると、眠ったり起きたりを繰り返すようになります。

お母さんの変化

・子宮底長…16~20cmくらい

この時期になると、お母さんの子宮は大人の頭くらいになり、お腹がだいぶ目立ってきます。胎動を感じられる方も多くなるでしょう。 また、色素沈着で正中線やシミが目立ってきたり、産毛や胎毛が濃くなったと感じたりすることがあるかもしれません。日焼けもし易くなりますので、避けたい方は、日傘や日焼け止めなどを使うようにしましょう。

妊娠5ヶ月にやっておきたいこと

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マタニティスポーツを楽しもう

この時期は、体調が安定し、まだそれほどお腹も大きくなっていないので、体を動かすチャンスです。医師の許可がおりたら、マタニティヨガやマタニティビクスなど、マタニティスポーツにチャレンジしてみましょう。施設に通わずとも、近所でウォーキングをしたり、自宅でストレッチをしたりするのもオススメです。

適度な運動をすれば、体重コントロールがしやすいだけでなく、お産に向けての体力づくりや、便秘、腰痛など、妊娠中のマイナートラブルの対策にもなります。ただし、いくら安定期といっても妊婦さんに無理は禁物です。運動をしていて、お腹がはったり、気分が悪くなったりした場合は、すぐに中止して体を休めてください。

歯科医院は今のうちに

妊娠中は、女性ホルモンのバランスが変化することで、唾液の分泌量が少なくなり、虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。しかし、妊娠後期になると、診察台に仰向けになるのが苦しくなります。また、産後は育児が忙しく、歯医者に行く余裕がなくなりがちです。

歯科健診に行き、悪いところがあれば治療しておくのはお勧めです。歯科でのレントゲン撮影や麻酔が赤ちゃんに悪影響を及ぼす心配はほぼありませんが、念のため、事前に妊娠中であることを伝えてください。

母親学級の情報収集を

「母親学級」の情報を収集し、参加予約を入れておきましょう。「母親学級」は、病産院、母子健康センター、地区町村の保健所などが開催している妊婦さんのための勉強会で、妊娠や出産、育児に対する正しい知識や役立つ情報などを教えてもらうことが出来ます。また、出産予定日が近いほかの妊婦さんとも知り合えるので、情報交換や、友達づくりの場にもなります。

母親学級は、一般的に妊娠5ヶ月ごろから受講できるところが多いようですが、通う時期や回数、1回あたりの受講時間、プログラム内容は、開催する施設によって異なります。広報誌をチェックしたり、自治体に問い合わせたりして情報を得ましょう。また、母親学級のほかにも、お父さんを対象とする「父親学級」、夫婦で一緒に参加する「両親学級」もあります。

戌(いぬ)の日の安産祈願に行こう

日本では、妊娠5ヶ月に入った最初の戌(いぬ)の日に、腹帯を巻いて神社やお寺にお参りをし、安産祈願をする風習があります。「戌の日」というのは、十二支の11番目にあたる、12日に1回巡ってくる日で、多産で安産の犬にあやかって、この日に安産祈願をするのです。

安産祈願は、多くの神社やお寺が受け付けています。近所でお参りをするのもいいですし、余裕があるなら、少し遠出をして安産祈願で有名な神社に行ってみるのもよいでしょう。また、お参りする日は、必ずしも妊娠5ヶ月目の最初の戌の日でなくても構いません。戌の日当日は、混雑が予想されるので、体調や天候を見ながら予定を立てましょう。ただし、小さい神社だと、戌の日以外は受け付けていない可能性があるので、事前に確認することをオススメします。

まとめ

妊娠5ヶ月になれば、安定期に入り今のうちにあれこれやっておかねば、張り切っるお母さんもいらっしゃるでしょう。しかしこの時期には、赤ちゃんも大きくなり体重が増えることで、心臓や腎臓、肺に負担がかかり、疲れやすくなる人もいます。疲れたと感じたら、無理せずにしっかり休みましょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年4月4日

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