読み込み中
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

【医師監修】ついに臨月! 妊娠10ヶ月はどんな風に過ごしたらいい?

このコラムにありがとう

目次

友だち追加 新着記事をお知らせします!

妊娠10ヶ月は、いよいよ「臨月」です。長かった妊娠期間もあと1ヶ月。赤ちゃんにやっと会えるという期待に胸が躍る一方で、間近に迫る出産や育児のことを考えると、不安な気持ちになるお母さんも多いかもしれません。ここでは、この時期のお母さんに現れやすい症状や、赤ちゃんの状態、この時期にしておきたいことなどをご紹介していきます。

この記事の監修ドクター

産婦人科髙野博子先生 産婦人科専門医、抗加齢医学会専門医 12年間勤めた東邦大学医療センター大森病院を退職、東京労災病院産婦人科副部長を経て平成29年4月より実家の大鳥居医院に勤務。当院は70余年、地域に密着する、産婦人科・小児科・内科の医院です。産婦人科をメインとし、女性のライフステージに合わせたホームドクターとしての女性医療を志しております。

妊娠10ヶ月はどんな時期?

129922914

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

胎動について

出産が近づいてくると、赤ちゃんは頭を骨盤に固定され、あまり身動きが取れなくなるので、胎動の回数が少なくなってくると言われがちですがそんなことはありません。児頭が固定されたとしてもその他の体のパーツが動くはずです。「胎動が減った」と感じた際には、赤ちゃんの具合が悪い場合もあります。自己判断せずに病院でしっかり診てもらいましょう。

頻尿や便秘

この時期になると、赤ちゃんの頭で膀胱が圧迫されて、頻尿や尿もれが起きたり、子宮に腸が圧迫されて便秘になったりすることがあります。

恥骨や脚のつけ根の痛み

恥骨(骨盤の前面部を形成する左右一対の骨)や脚のつけ根の痛みも、この時期によく見られるマイナートラブルです。これは、骨盤の中に下がってきた赤ちゃんの頭で恥骨が圧迫されたり、大きくなった子宮に脚のつけ根の靭帯が引っ張られたり、お産のときに赤ちゃんが産道を通れるようにするために、「リラキシン」というホルモンの働きで、恥骨結合部がゆるんできたりすることが原因です。

白っぽいおりものが増える

お産が近づいてくると、赤ちゃんが産道をスムーズに通れるようにするために、白っぽくて、少し水っぽいおりものが増えてきます。

お産の始まりを知らせるサインとは?

482640288

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

お産が自然に始まるときは、その直前に「おしるし」「前駆陣痛」「前期破水」のどれかが、お母さんの体にサインとして現れます。ただし、現れるサインの数や順番は人によって異なり、1つだけの人もいれば、複数が同時に現れる人もいます。

おしるし

「おしるし」とは、お産が始まる前に見られる出血のことです。これは、お産が近づいて、子宮が頻繁に収縮するようになったことで、赤ちゃんを包む卵膜と子宮壁の間にズレが生じ、そこから出血することで起こります。

おしるしの色は、ピンク色、真っ赤、茶褐色など、人それぞれです。また、量にも個人差があり、粘り気のあるおりものに血が混じっている程度の人もいれば、生理の時くらい出血する人もいます。

前期破水

赤ちゃんを包む卵膜が破れて、羊水が外に流れ出ることを「破水」といい、多くの場合は、子宮口が全開し陣痛のピークに起こります。しかし、陣痛がくるまえに破水することがあり、これを「前期破水」といいます。流れ出る羊水の量には個人差があり、ザーッと出る人もいれば、少量ずつもれて、尿もれとの判断がつかないようなケースもあります。

前期破水が起きると、腟から子宮内に細菌が入り、赤ちゃんが感染する恐れがあるので、絶対に入浴やシャワーはせず、すぐに産婦人科に連絡しましょう。さらに、動き回ると羊水が余計に出てしまうので、大きめのナプキンや清潔なタオルなどを当てておき、病院へは車で行くようにしましょう。

前駆陣痛

お産のときは、赤ちゃんを外に押し出すために、子宮が規則的な収縮を繰り返します。この収縮のときに感じる痛みのことを「陣痛」といいますが、本格的な陣痛の前に、間隔が不規則なお腹の張りや痛みを頻繁に感じることを「前駆陣痛」といいます。

個人差がありますが、前駆陣痛の張りや痛みは生理痛くらいで、それほど強くないことが多いようです。また、張りや痛みが起こる間隔はバラバラで、次第に遠のいていきます。前駆陣痛が規則的になり、10分間隔(1時間に6回以上)で起きるようになれば、本格的な陣痛のスタートです。お産が始まったということなので、産婦人科に連絡しましょう。

サインが現れてからのお産までの流れ

(1)「おしるし」か「前駆陣痛」が現れたら、本格的な陣痛に備えて外出を控え、入院準備のグッズ、家族との連絡方法などを再確認しましょう。

(2)陣痛が10分間隔になる、もしくは「前期破水」があったら、すぐに産婦人科に連絡して指示を仰ぎ、家族の運転する車かタクシーで病院へ行きましょう。

(3)病院で、問診、内診(子宮口の開き具合の確認)、超音波検査(赤ちゃんの健康状態の確認)、分娩監視装置による検査(陣痛の強やさや間隔の確認)を行い、お産が始まっているかどうかを医師・助産師が判断します。

(4)入院が決まったら、入院手続きを済ませて病室に入り、陣痛やいきみを逃しながら、子宮口が全開になるのを待ちます。ただし、お産の進み具合によっては、病室に入らず、そのまま分娩室に入ることもあります。

(5)子宮口が全開の大きさに近づいたら、分娩室に移動し、分娩台に上がります。

週別の変化をみていこう

464783527

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

妊娠36週目

赤ちゃんの状態

・推定体重…約2500gくらい

この時期になれば、赤ちゃんの体の機能で最後に完成する肺の機能が成熟してきます。また、赤ちゃんは、腎機能がきちんと働き、体内の水分を処理できるようになってきたので、むくみがとれて、皮膚に張りが出てきます。

お母さんの変化

・子宮底長(恥骨の上縁から子宮の上端までの長さ)…約33cm

今週から妊婦健診が週に1回になり、毎回の内診で、赤ちゃんの頭が下がってきているか、子宮口が開いてきているかをチェックし、お産の進み具合を判断します。また、この時期の妊婦健診では、「ノンストレステスト(NST)」も行われるようになります。これは、分娩監視装置という機械をお腹につけ、子宮が収縮していない状態(ノンストレス状態)の赤ちゃんの心拍数を調べる検査で、赤ちゃんがお産に耐えられるかどうかを判断するために行われます。

妊娠37週目

赤ちゃんの状態

・推定体重…約2700g

赤ちゃんは、すべての体の機能が完成し、いつ生まれても大丈夫な状態になりました。また、皮下脂肪が増え続けてふっくらし、子宮が窮屈になってきたので、背中を丸めて手足をキュッとお腹の方に引き寄せるような姿勢になり、骨盤の中へ入っていきます。

お母さんの変化

・子宮底長…約33cm

子宮の位置が下がってきたので、息切れや胃もたれなどの不快な症状が治まってきます。また、いつお産が始まってもいい時期に入ったので、前駆陣痛を経験する人も増えてくるでしょう。

妊娠38週目

赤ちゃんの状態

・推定体重…約2800g

赤ちゃんの皮膚がより分厚くなり、産毛もなくなっていきます。またここからは、出生後のエネルギーを蓄えるために皮下脂肪をつけることに専念し、1日につき約14gの脂肪をつけていきます。

お母さんの変化

・子宮底長…約33cm

体がお産の準備を始め、白っぽいおりものが増えたり、恥骨や脚のつけ根に痛みを感じたりするようになるかもしれません。また、前駆陣痛も頻繁に起こるようになってくるでしょう。体を動かすのが億劫に感じるようになるかもしれませんが、安産を迎えるために、軽いウォーキングやストレッチなど、適度な運動は続けておきましょう。

妊娠39週目

赤ちゃんの状態

・推定体重…約2900gくらい

赤ちゃんは、お母さんの骨盤の中で頭を下にし、体を小さく丸めて、陣痛に向けて待機しています。すでに、体全体の骨はかたく丈夫になっていますが、産道を通り抜けられるように、頭蓋骨だけは、継ぎ目がゆるんだ状態になっています。

お母さんの変化

・子宮底長…約33cm

いつ陣痛があってもおかしくない時期ですから、母子健康手帳、診察券、健康保険証、タクシー代は、常に持ち歩くようにしましょう。10分間隔で規則的にお腹に強い張りを感じるようになったら、陣痛の可能性があります。

妊娠10ヶ月に気をつけたいこと

88386663

体重管理をしよう

胎児が下がってくると、胃への圧迫がなくなってスッキリし、食欲が戻ってきます。しかし、ここで急激に体重が増えるのはNGです。体重は妊娠期間を通じて、避妊時よりも平均10kg増加が目安です。臨月に入ってからも、1週間の体重の増加量は、300〜500g程度の増減であれば許容範囲ですが、妊娠期間を通じて体重は増えすぎないように注意。産後のダイエットに苦労してしまう可能性もあります。

生後に備えて皮下脂肪を蓄えている赤ちゃんにとっては、この時期が一番カロリーが必要なときです。体重が増えすぎたからといって、食事を抜くなど無理なダイエットはせず、1日分の食事を小分けにし、食事回数を増やすことで食欲をコントロールするなど、上手に工夫をしていきましょう。

出産予定日に陣痛がこないことも

出産予定日(40週0日)を過ぎても陣痛が来ないと、不安になってしまうかもしれません。しかし、予定日はあくまでも目安なので、この日ピッタリに生まれるようなことは、ほとんどありません。赤ちゃんが正常な時期に生まれるお産を「正期産」といい、その期間は妊娠37週0日から41週6日までの35日間あります。予定日を過ぎたからといって、すぐに危険な状態になるわけではないので、焦らずにその日を待ちましょう。

ただし、予定日をすぎた頃になると、胎盤の機能が少しずつ衰え、羊水量も減っていくため、今までより頻繁に健診を受けて、胎盤機能や羊水量をチェックする必要があります。医師の指示通りにしっかり健診を受け、不安なことがあれば、相談してみましょう。

まとめ

639995204

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

いよいよ、赤ちゃんに会える日が近づいてきました。この時期になれば、いつお産が始まってもおかしくないので、荷物や家族との連絡方法、タクシーなど、入院準備の最終点検をしておきましょう。また、お産は体力のいる仕事なので、バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、体調を整えておくことも大切です。


関連記事


情報提供元:マイナビウーマン子育て

友だち追加 新着記事をお知らせします!

更新日:2017年4月7日

この記事に投票する

回答せずに結果を見る

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録