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【医師監修】妊娠1ヶ月の赤ちゃん・ママの状態は? 気をつけたい5つのこと

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目次

妊娠1ヶ月。この時期、赤ちゃんやママはどのような状態なのでしょうか?この時期から、気をつけておきたいこととは?今回は妊娠1ヶ月目の母子の様子や生活上での注意点などについてまとめました。

この記事の監修ドクター 藤東クリニック藤東淳也先生 女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、 女性のライフサイクルを応援します。 https://fujito.clinic

妊娠1ヶ月ってどんな時期?

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妊娠1ヶ月は、妊娠週数でいえば0週目〜3週目。4週目に入るまでの期間です。この期間は、精子と卵子が出会って受精卵になり、それが着床して妊娠が成立する頃です。そんな妊娠1ヶ月のママや赤ちゃんはどのような状態なのでしょうか?

自覚症状はほとんどなし

妊娠の成立とされる着床の時期は、3週目で妊娠1ヶ月が終わる頃。そのため、妊娠0週〜3週前半までの段階では、まだ妊娠していないということになります。つまり妊娠1ヶ月目の大半の時期は、妊娠による目立った身体の変化もない状態で、自覚症状もほとんどありません。ただし、着床して妊娠が成立してからは身体にさまざまな変化が起こるようになり、自覚症状が見られる場合があります。

妊娠超初期症状って?

「妊娠超初期症状」とは、着床後に起こる妊娠による症状。この妊娠超初期症状には次のようなものがあり、症状が現れるかどうかは個人差があります。

・わずかな出血 ・胸の張り、胸の痛み ・乳首にチクチクとした感覚 ・乳輪が大きくなる、黒ずむ ・倦怠感 ・微熱が続く ・腰痛 ・腹痛や下腹部痛 ・頭痛 ・胃の痛み ・おりものが増える ・吐き気 ・肌荒れ ・頻尿 ・便秘、下痢 ・味覚、嗅覚の変化 ・基礎体温が高い状態が続く ・涙もろくなる

いずれも風邪や月経前症候群とも間違えやすい症状なため、注意しておく必要がありそうです。

妊娠判定はできるの?

妊娠1ヶ月目では基本的に妊娠判定はできません。簡易的に妊娠判定ができる市販の妊娠検査薬も、正確に妊娠判定ができるようになるのは妊娠5週目あたりからです。また、赤ちゃんのもととなる細胞はわずか0.1〜1ミリほどしかなく、子宮内膜の中にある状態です。そのため、超音波検査でも妊娠を確認することはできないのです。

ただし自分自身で基礎体温をつけている場合は、生理予定日が近くなっても高温期が続くようなことがあれば妊娠の可能性があると予想できます。

赤ちゃんの状態は?

妊娠1ヶ月目の赤ちゃんは、精子と卵子が出会い、受精卵になる所から始まります。受精卵の大きさは、0.1ミリ程度。妊娠1カ月目が終わる時期でも1ミリ未満しかなく、体重も1グラム未満です。受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら子宮へと向かっていきます。子宮にたどり着いた受精卵は、今度は子宮内膜にもぐりこみます。そして、着床して初めて妊娠が成立したことになります。

着床後は、時間をかけながら子宮内膜に絨毛と呼ばれる根のようなものを張り巡らせて、胎盤を形成し始めていきます。 受精卵の細胞分裂がメインとなっているこの時期の赤ちゃんは、球体をしています。そして、球体から徐々に楕円形になっていきます。赤ちゃんは、まだ赤ちゃんと呼べる形になっていない状態です。

週別・赤ちゃんとママの様子

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妊娠1ヶ月にあたる0週目〜3週目では、赤ちゃんやママの身体はどのように変化していくのでしょうか? 次は、母子の様子について週別でご紹介します。

妊娠0週目

妊娠0週目は、生理が始まってから1週間の月経期。生理がまだ続いている時期で、妊娠の元となる卵子の準備が始まっている状態です。お腹の中では、妊娠による変化はまだ何もありません。

妊娠1週目

妊娠1週目とは、卵巣内にある原始卵胞が成熟卵胞に育ち、卵子を排卵しようとする時期です。女性は卵子のもととなる原始卵胞を数百万個も持っているもので、毎月その中から新しい数個が成熟していくのです。

もっとも妊娠しやすいのは排卵日の2〜3日前であり、この時期に性行為が行われると妊娠する可能性が高くなるのです。この時期においてもやはり、妊娠による身体の変化はまだ何もない状態です。

妊娠2週目

卵巣内で育った成熟卵胞の中から、1個の卵子が卵巣から卵管へと飛び出し、精子が来るのを待ちます。これが排卵です。飛び出した卵子は、卵子まで泳いできた数十個〜数百個の精子の中から1個を受け入れ、結びつきます。これで、受精卵が出来上がるのです。

妊娠2週目は、このように卵子と精子が出会って受精卵ができる時期なのです。この時点では、妊娠がまだ成立していない状態です。

妊娠3週目

受精卵はその後、何度も細胞分裂を繰り返しながら子宮へと向かって進んでいきます。子宮の入り口にたどり着くと、受精卵は「胚盤胞(はいばんほう)」という形に変化し、その後「胞胚(ほうはい)」という状態になります。

胞胚は、フカフカした布団のようになった状態の子宮内膜にもぐりこみ、着床します。ここで、初めて妊娠が成立したことになるのです。子宮内膜の中の胞胚は、「胎嚢(たいのう)」と呼ばれる袋に包まれています。

着床した後は、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが活発に分泌されるようになります。このホルモン分泌によって次の排卵は止まり、妊娠・出産に向けた身体作りを進めていきます。

このように、妊娠3週目は受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立する時期です。そして妊娠における身体の変化は、着床してから初めて表われてくるようになります。

妊娠1ヶ月で気をつけたい5つのこと

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妊娠1ヶ月の大半の時期は、まだ妊娠が成立していない状態です。順調に妊娠が成立するよう、気をつけておきたいことを紹介します。

妊娠の可能性を考えて

妊娠1ヶ月目は、妊娠しているかどうかを判断できない時期。しかし、妊娠の可能性が少しでもあるなら、この時期から少しずつ生活習慣を意識しておきましょう。

まずは、喫煙や飲酒・カフェインの摂取について。タバコにはニコチンや一酸化炭素といった成分が含まれていますが、これらは血管を収縮させる作用があります。血管が収縮すると、赤ちゃんに栄養や酸素が届きにくくなり、未熟児になりやすくなるなどのリスクがあります。

アルコールは、胎児の脳や身体に障害を与えるリスクがあります。断酒を徹底しなければいけないわけではありませんが、毎日たくさん飲むのは避けておきたいところ。妊活を始めた場合は、始めた時期から飲酒の頻度や量を減らすことを心がけましょう。

カフェインも、大量の摂取は胎児の発育を妨げるリスクがあります。1日に1杯〜2杯程度のコーヒーを飲む程度であれば、悪影響の心配はいりません。

きちんと身体を労わって

妊娠症状が現れたり妊娠したことが分かるのはもう少し先になってから。妊娠の可能性があると、ドキドキするものですよね。しかし、なるべく気にしすぎないで穏やかに過ごすことが大切。妊娠していれば、赤ちゃんはこの時期から急激なペースで成長していくものです。身体を温めるようにするなど体調に気遣い、身体を労わりながら、毎日を大切に過ごしていきましょう。

食生活に気を配って

妊娠すると、カルシウムや鉄分、タンパク質をはじめ、様々な栄養素が普段以上に必要となります。この時期から、栄養バランスを考えた食事をとるように意識しましょう。食事は1日3食、野菜を多く取り入れたメニューがおすすめ。ファストフードやコンビニ弁当は控えるようにして、なるべく家で調理するようにしたいところです。

また、食事には次のような成分も意識しておきたいところです。

・葉酸 妊娠中の女性には欠かせない栄養成分である葉酸。葉酸は、妊娠4週目から始まる胎児の器官形成において重要な役割を持つからです。この時点で母体に葉酸が不足していると、神経管閉鎖障害や二分脊椎など胎児に非常に深刻な影響を与えるリスクがあるのです。

妊娠している可能性がある場合には、生理中や終わった段階から葉酸の摂取し始める必要があります。食事だけでなく、サプリメントなどを上手く活用し、葉酸不足を防ぎましょう。

・ビタミンA 妊娠初期でのビタミンAの過剰摂取は、奇形児出産の原因になります。レバーは貧血対策に有効な食品ですが、同時にビタミンAをたっぷり含んでいます。そのため、食べ過ぎると貧血は解消されますが奇形のリスクが高くなってしまうのです。貧血対策には、ほうれん草などを取り入れるようにしましょう。

内服薬・レントゲンに注意

薬やサプリメントの服用については、妊娠1ヶ月の時点では赤ちゃんに影響を及ぼす事はほぼないとされています。しかし、妊娠2ヶ月〜4ヶ月頃からは赤ちゃんの重要な器官や臓器の形成が始まる大切な時期に入り、薬によるリスクが高まってきます。

薬の中には風疹生ワクチンやリウマチ剤など、体内に長期間残留するものもあります。そのため、妊娠の可能性があると分かったタイミングから、薬やサプリメントの服用には注意しておきたいところです。

病院でのレントゲン撮影についても、妊娠中はなるべく避けた方がいいといわれています。歯科などお腹から離れた場所でのレントゲンなら受けられる場合もありますが、いずれも医師と相談した上で行った方が良いでしょう。レントゲン撮影が必要になった際には、必ず妊娠の可能性を伝えるようにしましょう。

注意しておきたい病気

・風疹 妊娠中に風疹ウイルスに感染すると、胎児が「先天性風疹症候群」を発症する恐れがあります。この先天性風疹症候群は、生まれた後で白内障や高度難聴、先天性心疾患などの障害を引き起こすのです。 風疹ウイルスは、一度感染して抗体ができていれば再度感染する可能性は極めて低いので、妊娠前に抗体があるかどうかを調べておくと良いでしょう。もし妊娠の判明後に抗体がないと分かった場合には、風疹ウイルスの予防策をとっておきたいところ。手洗い・うがいを徹底するほか、人混みを避けてマスクを着用するなどし、家族には予防接種を受けてもらいましょう。

・妊娠糖尿病 この病気は胎児の命に関わるほどの深刻なものですが、認識のないまま出産に至る女性も少なくありません。痩せ型の場合は特に、糖尿病とは無縁だと無視してしまいがちです。しかし、妊娠糖尿病は誰にでもなる可能性がある病気であり、8人中1人の妊婦が発病しています。血糖値が高い人などは、医師に相談しておくようにしましょう。

まとめ

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妊娠1ヶ月目は、終盤でやっと妊娠が成立する時期であり、身体の変化や自覚症状はほとんどない状態。妊娠している可能性がある場合、知らず知らずのうちに赤ちゃんに悪影響を及ぼすことをしてしまうことがあります。この時期から食生活を見直したいですね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年4月12日

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