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【医師監修】妊娠初期症状がないけど大丈夫? 原因と赤ちゃんへの影響について

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つわりは妊娠に気づくサインになることも多く、妊娠初期に起きる代表的な症状です。しかし妊娠しているはずなのにつわりがないと、不安になる人もいるようです。今回は、つわりを始めとした妊娠初期の症状について紹介していきます。

この記事の監修ドクター 藤東クリニック藤東淳也先生 女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、 女性のライフサイクルを応援します。 https://fujito.clinic

妊娠初期症状は人によって違う

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つわりに代表される妊娠初期の症状は、人によってさまざま。またほとんどの場合、その現れ方と赤ちゃんの成長には関係がないとされています。

現れ方やツラさには個人差がある

妊娠初期症状の現れ方は、個人差が大きいことが知られています。特につわりでは、食べ物のにおいだけで嘔吐してしまったり、水も飲めないほど重症になる人もあれば、反対に軽く済む人、まったく症状が出ない人もいます。

大切なことですが、つわりの有無や重さは、お腹の赤ちゃんの成長に影響はありません。つわりがなかったり軽かったりすると心配になるかもしれませんが、多くは順調に成長していることがほとんどです。つわりの有無だけで心配する必要はあまりありません。

人によって違うのはなぜ?

妊娠初期症状の多くは、黄体ホルモン(プロゲステロン)が影響を受けていると考えられています。プロゲステロンは、排卵があると出始めるホルモンです。つまり妊娠前でも、生理の前にいつも出ているホルモンということになります。妊娠すると、このプロゲステロンが分泌し続けることになります。

排卵後から生理前には、身体がむくみやすかったり、食欲が増したり、眠くなったり、胸が張ったりする症状が出ることがありますが、これはプロゲステロンの働きによるものです。それが妊娠によって継続するというわけです。

つわりなどの妊娠初期症状の個人差は、生理に個人差があることを考えれば理解しやすいのではないでしょうか。生理痛や生理前の不快な症状がある人・ない人、強い人・弱い人がいるのと同じなのです。こうして、妊婦さんの7割程度が何らかの症状のつわりを経験する一方で、3割程度の方がつわりの症状がない、ということになります。

つわりの原因のひとつは、妊娠によって体のホルモンバランスが変化するとされていますが、メカニズムは複雑で、さまざまな説があり明確なことはわかっていません。精神的なものも関係していると考えられており、つわりが軽くなったり重くなったりすることが知られています。

現れやすい妊娠の初期症状とは

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妊娠初期には、さまざまな症状が現れます。つわりがその代表でよく知られていますが、つわりだけではありません。また症状がないと思っていても、気づかないだけであることも多いようです。

妊娠の初期症状は、風邪の初期症状に似ているとも言えます。さまざまな症状があるので気をつけましょう。妊娠がありうる時期に風邪っぽいと感じたら、妊娠の可能性を考えてみるとよいかもしれません。

つわり

つわりの主な症状は、「食欲不振」、気分が悪くなる「悪心」、食べたものや胃液を吐く「嘔吐」などで、一般に胃などの消化器に現れるものを指します。吐き気がひどく、食べられない、食べてももどしてしまう、というのがよく知られた症状でしょう。食べ物のにおいに敏感になったり、食べ物の好みが変わったりすることもあります。さっぱりした酸味のあるものが食べたくなることも多いものです。

食べると吐き気がするつわりとは逆に、食べないとムカムカする「食べづわり」と呼ばれるものもあります。胃の中に何か入っていないと気持ちが悪くなるので、絶えず何かを食べていることになります。食べづわりの場合には、妊娠初期でも食欲は落ちません。

貧血

つわりで食事ができないと、貧血になってしまうことがあります。貧血になると、動悸、息切れ、めまい、吐き気、頭痛などの症状も出てきます。妊娠初期、お腹の赤ちゃんへの栄養はあまり心配しなくてよいのですが、妊婦さんの体に必要な鉄分が足りなくなると、貧血が起きやすくなります。妊娠前に貧血気味だった人は、特に要注意です。

そのほかの初期症状

つわりや貧血のほかに、妊娠初期には次のような症状が現れやすいものです。ほとんどの症状は、妊娠にともなう自然な症状ですので、貧血とは違い治療の必要はありません。

・微熱が続く ・乳房が張る、乳首が敏感になり痛みやかゆみを感じる ・便秘や下痢など、便通がいつもと違う ・しっかり寝ているのに眠気が強い ・おりものに変化がある ・下腹部に違和感や痛み、張り、うずく感じがある ・トイレの回数が増える、夜中にもトイレに起きる ・肌あれ、吹き出ものができる ・腰や足の付け根などに痛みや違和感がある ・体がだるい、やる気が出ない、イライラする

妊娠がきっかけで現れる症状は、非常に幅広いものです。妊娠と関係がないと思っていた症状も、「実は」ということがありそうですね。そして繰り返しますが、それぞれの症状には個人差があります。有無や辛さの度合いは人それぞれなのです。

週数(月)別に見る妊娠中に起こり得る症状と注意点

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妊娠中には、その時期に応じて、大体次のような症状が起こりやすいとされています。ただし、個人差がありますので、あくまでも目安と考えましょう。

妊娠初期

・4〜7週(2ヶ月) つわりが始まります。だるさ、微熱、眠気などを感じるようになります。妊娠に気づきにくい時期ですが、お腹の赤ちゃんへの影響が大きいので、薬の服用や、飲酒・喫煙に注意が必要です。

・8〜11週(3ヶ月) つわりの症状がもっとも辛くなる時期です。食事も水分もとれず、体重減少も明らかな場合には、がまんせずに受診しましょう。このほか、頻尿、便秘、下痢などを起こしやすくなります。安定しない時期なので、しばらくは流産に気をつけましょう。

・12〜15週(4ヶ月) つわりがおさまり始めます。吐き気がなくなり、食欲が増してきます。食べ過ぎて急激に太ることのないように、体重管理を意識しましょう。

妊娠中期

・16〜19週(5ヶ月) 体重が増加し、色素沈着や乳腺の発達などがはっきりしてきます。この時期から胎動を感じるようになります。胎動が弱い場合でも、赤ちゃんに元気がないわけではないので、あまり心配はいりません。

・20〜23週(6ヶ月) 下腹部のふくらみが目立ち始める時期です。乳汁が出ることもあります。体の不調としては、体が重くなるために疲れやすくなること、お腹が大きくなって重心が前に移動することで腰痛や背中の痛みが出ること、足がつることなどがあります。貧血になりやすい時期なので、意識しておきましょう。

・24〜27週(7ヶ月) 便秘が起こりやすくなります。日ごろから食物繊維を多めをとるようにしましょう。静脈瘤ができやすい時期でもあります。大きくなった子宮が血管を圧迫して血液の流れが悪くなるためで、下半身の血管が浮き出てコブのようになります。

妊娠後期

・28〜31週(8ヶ月) 体が重くお腹がさらに大きくなることで、さまざまな症状がみられます。心臓に負担がかかるために動悸・息切れが起きたり、子宮底部が上がって胃が圧迫され、胃もたれなども起きやすくなります。妊娠線も出やすい時期です。妊娠高血圧症候群になりやすい時期なので、食事や体重管理に気を配りましょう。

・32〜35週(9ヶ月) 動くとお腹に張りを感じることがあります。足がむくんだり、痛くなったり、つったりしやすくなります。体が産道の準備を始めるために、おりものの量が増えます。高血圧にも引き続き注意が必要です。

・36〜39週(10ヶ月) 赤ちゃんが下がってくるので、胃もたれや吐き気などの症状は落ち着いてきます。下がってくると膀胱を圧迫するので、トイレが近くなります。足の付け根や恥骨などに痛みを感じることも。お腹が張る回数が増えます。

気にしすぎ、心配しすぎは禁物

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妊娠すると、周りの経験者から話を聞いたり、ネットや本からあらゆる情報も目にするでしょう。その時に気をつけておきたいのは、やはり妊娠の兆候や症状は人それぞれで、個人差が大きいということです。つまり、他の人と同じ兆候や症状がないからといって、あまり気にする必要はありません。

産婦人科で定期的に健診をうけていて、問題がなかったら大丈夫。他人と比較して、気にしすぎたり心配のしすぎるのはストレスとなり、赤ちゃんの成長にとってもよくないのです。お母さんも精神的にリラックスしていることが重要となります。

精神的なストレスを受けると、お母さんの体の中で、それに打ち勝つために神経興奮物質(アドレナリン、ノルアドレナリンなど)が分泌されます。心拍数が上がったり、怒りやイライラが起きるのは、そのせいです。妊娠中には、この神経興奮物質が胎盤と臍帯を通じて赤ちゃんにも届けられてしまいます。つまり、お母さんがストレスに繰り返しみまわれると、赤ちゃんは繰り返しこの物質にさらされることになるのです。赤ちゃんの発育にとって、この影響は好ましくありません。

まとめ

妊娠中は、精神的にも肉体的にも心配することが増えるかもしれませんが、赤ちゃんの発育にとって精神的な不安は悪影響になることも多いでしょう。あまりいろんな情報に流されることなく、お腹の赤ちゃんと一緒に、ゆったりリラックスした時間が過ごせるといいですね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年4月12日

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