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【医師監修】母乳マッサージ(おっぱいマッサージ)は産前から!正しいやり方とケア

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目次

母乳マッサージ、産後はもちろん、産前から始められます。妊娠中からケアすることで「うまく母乳が出なかったらどうしよう」なんて不安も解消されやすいでしょう。バストが痛い時にも効果的です。「始めるのはいつから?」、「頻度は??」、「桶谷式ってどうなの?」などよくある疑問に答えます。

この記事の監修ドクター 藤東クリニック藤東淳也先生 女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、 女性のライフサイクルを応援します。 https://fujito.clinic

効果はあるの?母乳マッサージとは?

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赤ちゃんにおっぱいをあげる人にとって欠かせないケアは、母乳マッサージ。それでは母乳マッサージをすることで具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか? 始める時期の目安は? まずは、そんな母乳マッサージについての基本的なことについて触れてみましょう。

母乳マッサージでどんな効果があるの?

母乳マッサージとは、母乳がうまく分泌するようにしたり授乳をしやすくするためのもの。乳房の基底部をよく動かすことによって、血液循環を良くしたり乳房の中にある小葉という部分で作られる母乳を乳管洞まで促すことができるので、母乳の分泌を促進させることにつながるのです。

乳管が詰まるとこんな問題が!!

乳房の中の乳管がうまく開通していないと、母乳が上手に出なかったり、食事による脂などが詰まってしまったりします。これは、赤ちゃんに母乳をうまく吸えず十分に与えることができなくなるだけでなく、乳腺炎になる恐れもあります。

ママの痛みも軽減!!

また、母乳マッサージをすると、乳首が鍛えられて伸びがよくなるので、授乳がしやすくなります。赤ちゃんに吸われたことのない乳首は、痛みやすい上に伸びが悪いため、すぐに切れたり荒れたりしてしまいます。乳首の伸びが悪いと、赤ちゃんが上手に母乳を飲むことができないことがあるのです。

始める理想的なタイミングはいつから?

母乳マッサージを始めるタイミングについては、母体の状態や病院の考え方によって異なってきます。目安としては妊娠20週前後からとされていますが、医師や助産師に相談した方が無難です。

妊娠初期は早すぎる!!

母乳マッサージではオキシトシンというホルモンが分泌されて子宮収縮させることもあるので、少なくとも妊娠初期からの開始は避けておきたいところです。理想は、妊娠中期頃(5ヶ月16週~)に乳首の手入れをはじめ、後期(8ヶ月28週~)からマッサージを始めることです。

始める前に知っておきたいことは?

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母乳マッサージの前に自分自身のおっぱいの状態を把握し、どのような状態にしていくことが理想なのかを知っておくことは大切です。次は母乳マッサージを始める前に知っておきたいことについてご説明します。

自分の乳首の状態は知っていますか?

乳首の形には個人差がありますが、赤ちゃんにとって吸いやすい形と吸いにくい形があります。そこで、まずは自分の乳首の形や状態について知っておきたいところです。

授乳に理想的な乳首の形が知りたい!!

まず、理想とされている乳首は、付け根が少しくびれていて、先に膨らみがある状態です。引っぱった時に2センチくらい伸びれば、赤ちゃんが吸いやすい形といえるでしょう。

平均よりも小さい乳首、何が問題??

通常よりも小さい乳首は、圧力がかかりやすくて傷つきやすいところが特徴です。また、小さくて赤ちゃんが舌に巻き込みにくいのも授乳をする上ではネックとなります。マッサージで乳首を鍛えておきたいところです。

大きい乳首のネックは??

通常よりも大きい乳首の場合は、赤ちゃんの口に入りきらないことがあり、やはり授乳がうまくできない原因となります。うまく吸うことができるように、マッサージで乳首を柔らかくしましょう。

もしかして扁平乳首!?

乳首と乳房の境目がはっきりしていない状態の乳首は、扁平乳首と呼ばれます。この乳首は赤ちゃんが舌に巻き込みにくいところが難点ですが、伸びが良ければうまく吸うことができます。マッサージで、伸びをよくしましょう。

陥没乳首の母乳マッサージ方法は??

乳首が乳房の内側に入ってしまっている状態の乳首は、陥没乳首と呼ばれます。この形は、乳首が刺激に弱く傷つきやすいのが特徴です。まずは乳頭吸引器などを用いて乳首を外に出してから、マッサージをします。

理想の母乳の条件を改めて検証!

乳首の状態も大切ですが、理想の母乳の条件を知っておくことも大切ですよね。そんな理想的な母乳は、次のような事に該当します。

・十分な量の母乳が出る ・授乳するべきタイミングにしっかり母乳の準備が出来ている ・おっぱいに関する病気にかからない ・必要な栄養素がしっかり揃っている

また、次のような事に該当する場合には、母乳の分泌が不十分である可能性があるため、母乳マッサージを試すことをおすすめします。

・赤ちゃんの体重の増え方が少ない(1日の体重増加の目安は、生後0ヶ月〜2ヶ月の場合は30グラム〜40グラム、生後2ヶ月〜3ヶ月の場合は25グラム〜30グラム) ・赤ちゃんが生後2ヶ月を過ぎても1時間未満で起きてしまう ・赤ちゃんがおっぱいを吸っている時間が1時間近くかかる ・赤ちゃんのおしっこの回数が5日未満の日が多く見られる ・おっぱいが張らない

母乳マッサージの方法をチェック!

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母乳マッサージの基本や自分自身のおっぱいの状態が分かったら、マッサージを始めてみましょう。ここでは、産前・産後に効果的なマッサージ方法をそれぞれご紹介します。

母乳マッサージの方法をチェック!

産前にしておきたい母乳マッサージには、次のような方法があります。

・まず、乳輪と乳房の境目に親指、人差し指、中指の3本を当てます。そのまま乳首をつまみ、付け根から軽く引っ張ります。これを3回ほど繰り返します。

・まず、親指と人差し指で乳輪をつまみます。そのまま、乳首のまわりを角度を変えながら圧迫していきます。次に、人差し指と中指で乳首をはさみこみ、親指で乳首の先を回します。さらに、親指、人差し指、中指で乳頭をつまみ、左右に回転させます。

・まず、両方の乳房をそれぞれ両手で支えます。そのままの状態で乳房の脇に親指を添えて、胸を外側へ引っぱります。次に、どちらかの乳房を両手で包み込み、マッサージします。これを、反対側の乳房でも同様に行います。

産後に効果的な方法は?

授乳が続く、産後にしておきたい母乳マッサージを紹介します。

・まず先にマッサージをする方の乳房を決め、マッサージをする乳房とは反対側の手で乳房を横から覆うように包み込みます。マッサージをする乳房側の手は反対側のその手に添えた状態で、そのまま横に向かって3回ほど軽く押します。これを、反対側の乳房でも同様に行います。

乳房が大きい人は、手で乳房を包み込むところは下の方から胸を支える形でもOK。そのまま、マッサージする乳房側の手を反対側の手の下に添えて、上下左右に軽く3回ずつ押します。

・先にマッサージをする方の乳房を決め、マッサージする乳房と反対側の手を乳房の斜め横から支えるように添えます。マッサージする乳房側の手は、その手に添えます。そのまま手を乳房の内側斜め上に向けて、3回ほど軽く押します。これを反対側の乳房でも同様に行います。

・先にマッサージをする方の乳房を決め、マッサージをする乳房とは反対側の手で乳房を下から支えます。反対側の手を、その手に添えます。そのまま上の方へ向かって3回ほど軽く押します。これを反対側の乳房でも同様に行います。

・まず、薬指と中指でマッサージをする方の乳房を支え、親指と人差し指で乳首を圧迫します。次に、圧迫する位置を上から下に2回〜3回ずつずらしていきながらさらに圧迫していきます。今度は両手の薬指と小指で乳輪を左右から持ち上げて、親指と人差し指で乳輪をゆっくりつまみます。そして、乳首を中心に位置をずらしながら内側に向かって3回〜4回圧迫していきます。これは、乳房のむくみを解消するのに有効なマッサージとなります。

どれぐらいの頻度でするのが理想的?

母乳マッサージは産前でも産後でも、どうしても毎日行わなければならないものではありません。2~3日に1回でも構わないので、負担にならない程度の頻度で、少しずつ行いましょう。必要な回数は個人差があるので、一概には言えません。産後は乳房が張ることが多いので、自然に頻度が増す傾向があります。1回1分から3分ぐらいの時間で構いませんから、母乳マッサージがストレスにならないよう適度な回数を頑張りましょう。

どんなことに注意して母乳マッサージをすれば良いの?

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次は、母乳マッサージをする際に心がけたいことについてご紹介します。せっかくマッサージを実践するならば、できる限り効果が出るように適した環境の元で行いたいもの。また、やり方を間違えてかえって逆効果になってしまわないように注意しておきたいことも見ておきましょう。

入浴中は理想的な母乳マッサージタイム!

母乳マッサージは、入浴中またはお風呂上がりに行うのが最適。体温が高めの時は体がほぐれやすくなるため、血液の循環の改善に向いているのです。また、乳腺は血行がよくなることで開きやすくなり、やはり母乳マッサージに向いている環境と言えます。特に、湯船の中や乳房を蒸しタオルで温めながらのマッサージはおすすめ。

部屋を暖かく

母乳マッサージは必ずしも入浴のタイミングで行わなければならないわけではありません。もちろん、それ以外のシーンで行うのもOKですが、身体が冷えた状態にならないように、部屋を暖かくして血行を良くした状態で行うことをこ心がけておきたいところです。

むやみに行わない。テレビを観ながら“ながらマッサージ”は危険!?

母乳マッサージは欠かさず続けることも大切ですが、身体の不調があらわれた時には無理に行わないことはもっと大切です。妊娠中の場合は、たとえ安定期であってもお腹が張ったりしたときにはすぐに中止しましょう。

ながらマッサージに要注意!!

産後の場合、むやみにマッサージをすることは乳腺炎の原因になってしまうこともあります。テレビや映画を観ながら、だらだらとマッサージするのも揉みすぎてしまう原因になるので気をつけて下さい。

マッサージをした後に乳房に違和感があったり、母乳が出にくい状態が続いたりしたら、助産師さんや母乳外来へ受診しましょう。切迫早産の場合には、母乳マッサージは医師の判断のもとで行う必要があります。

力を入れすぎていませんか?

血液循環の改善を意識するあまり、つい強く力を入れすぎてしまいがち。しかし、力の入れすぎは乳腺を傷つけてしまう恐れがあります。ほどよい力加減で行うことを心がけてください。

桶谷式の母乳マッサージ、実際どんな感じ?

母乳マッサージで有名な桶谷式とは、助産師の桶谷そとみさんによって創設された独自の母乳マッサージ方法です。ただマッサージの方法を伝授するだけではなく、授乳方法の指導、食事のアドバイスなど、総合的なサポートを受けることができます。母乳の出が悪い時や乳首が痛い時はもちろん、断乳の時にお世話になるママも少なくありません。

費用はどれぐらい??

桶谷式のマッサージ教室は全国にあるので、近所の教室を探してみて下さい。費用は指導内容によっても異なりますが、初診時に5,000円、再診時に3,000円前後かかりますが、教室によって料金が異なります。4回から5回ぐらい通うケースも少なくないので、合計1万5,000円以上かかることもあります。厳しく指導されることもあるので人によっては「合わない・・・」と感じることもあるようですが、神業と賞賛される母乳マッサージを経験できるチャンスは中々ありません。まずは病院の母乳外来で診て貰い、それでも問題が解決できなかったママは、桶谷式も検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

「母乳マッサージはいつから始めれば良いの??」と気になっているママも多いようです。産後はもちろん、妊娠中期であれば産前からでも始められる母乳マッサージ。

実践する際には、方法をマスターする事に加え、適した環境づくりも心がければより効果が期待できるかもしれません。注意しておきたいのは、力加減などやり方を間違えてしまうと乳腺に負担をかける事につながるということです。

痛いと感じるほど強く揉むのはNGです。テレビを観ながらだらだら揉む方法もよろしくありません。妊娠中なら1回1分から3分程度で構わないので、適度な頻度で集中してマッサージしましょう。心配な時には、母乳外来や桶谷式などを利用してアドバイスを受けることもおすすめですよ。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年7月23日

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