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【医師監修】妊娠中のおりものは何色? 異常なおりものの特徴と原因、対処法

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目次

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おりものは「帯下(たいげ)」とも言われ、子宮 や腟 からの分泌物です。おりものの状態は排卵期を中心とした生理周期で変化しますが、婦人科疾患や感染症などによっても変化します。 その量や色には個人差があるので、異常なおりものの特徴をよく知っておくことが大切です。

この記事の監修ドクター 産婦人科専門医宮国泰香 先生 山梨医科大学医学部卒業。順天堂大学産婦人科に入局、順天堂大学大学院卒業。 Imperial college London, King’s college Londonに客員研究員として留学。現在は公益財団法人東京都保健医療公社東部地域病院婦人科勤務。産婦人科専門医。日本産婦人科医会幹事。順天堂大学産婦人科非常勤助教。

おりものは心身の状態を映す”バロメーター”

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正常なおりものの色は、透明に近い白、もしくは乳白色で、下着に付着して乾燥した場合、薄黄色に変色します。 また、かすかに酸っぱい臭いがしますが、これは雑菌を子宮に入れないため、腟に存在するデーデルライン桿菌という乳酸菌(善玉菌)が腟内を酸性にしているからです。

なお、おりものの状態は、精神的なものや体質にも影響され、薬を服用したときにも変化します。 おりものはまさに心身の状態を知る目安、健康のバロメーターといえます。

妊娠中のおりものは妊娠前とは違う?

おりものは腟内を適度に潤して細菌感染を防いだり(自浄作用と言います)、妊娠 しやすい環境を整えたりという 大切な働きをしています。 妊娠すると女性ホルモンの分泌が増えるため、おりものもそれによって変化します。

妊娠中はおりものが増える傾向に

妊娠中ではなくても、通常、おりものは排卵の時期に増えます。これは精子を子宮内に入れ、妊娠しやすくするためです。 排卵後に受精しなかった場合では、おりものの量は徐々に減少します。

一方、妊娠すると女性ホルモンの分泌が増え、頸管粘液が増加するため、妊娠中はおりものが増える傾向がみられます。 妊娠週数が進むほど、おりものは増えることが多いようです。

病気が疑われるおりものの特徴

妊婦さんはとくに注意したい、おりものの変化する感染症

妊娠中は腟の自浄作用が弱くなっているので、細菌や真菌(カビの仲間)など が繁殖しやすくなります。

腟の感染症は腸内に常在している細菌から発症することも多いため、トイレの時は肛門から腟に細菌を運ばないよう、前から後ろへと拭くようにしましょう。

ただし、神経質になり過ぎて、腟内をビデなどで洗浄し過ぎると、腟内の自浄作用を担っている善玉菌まで洗い流すことになってしまいます。これはかえって雑菌を増やすことにもつながりますので、注意が必要です。 清潔で通気性の良い下着を身につけ、毎日こまめに取り替えるように気をつけましょう。

妊娠中はとくに腟周辺を適度に清潔を保ち、 免疫力が落ちないようストレスや疲労をためこまないようにしましょう。バランスの取れた食事や十分な睡眠も大切です。

また、次に紹介するような症状がみられた場合は主治医に相談し、治療を受けるようにしましょう。

腟カンジダ症

おりものが酒粕やカッテージチーズ、木綿豆腐のような不透明な白で、ぼろぼろとしている場合、腟カンジダ症が疑われます。 皮膚や腸、粘膜などにいる常在菌のカンジダというカビが、腟や外陰部に繁殖して炎症を起こすもので、かゆみを伴うこともあります。妊婦さんから赤ちゃんに感染すると、赤ちゃんの口のなかに鵞口瘡(がこうそう)などが現れることがあります。

腟トリコモナス症

腐ったような悪臭を伴い、泡状で黄色や黄緑色のおりものが出ている場合、腟トリコモナス症の疑いがあります。 これは、トリコモナス原虫という寄生虫による性感染症のひとつで、おもにセックスにより感染しますが、感染力が強いため下着やタオルの共用や便器、浴槽を通じて感染することもあるとされています。 妊娠中に発症していると前期破水のリスクが高くなると言われています。

細菌性腟症

灰色がかった白色で、魚の腐ったような臭いのおりものが出て、腟のかゆみや焼けるような感じを伴う場合もありますが、無症状の人も多いとされています。妊娠後期にかかると、早産や新生児に感染症を起こす原因になることがあります。

クラミジア感染症

クラミジア感染症は多くは無症状なのですが、濃い黄色や緑色のおりものの出ることがあります。その他、頻繁な尿意や排尿時の痛み、下腹部痛を感じることもあります。 まれに流産・早産の原因となることがあります。

淋菌感染症(淋病)

黄色い膿状や粘状のおりものが出たり、頻尿や排尿時の痛みといった症状が出ることもありますが、感染しても無症状の人が多いです。出産時にお母さんから赤ちゃんに感染すると、赤ちゃんに化膿性結膜炎を引き起こします。

妊娠後期で注意すべきこと(おりものなのか尿なのか破水なのか)

赤ちゃんを包んでいる膜が破れて子宮の中の羊水が外へ流れ出ることを「破水」といい、分娩開始前に起こる破水を「前期破水」といいます。 前期破水の原因としてはさまざまなものがありますが、子宮筋腫、頸管無力症による子宮口早期開大、膣炎・頸管炎、子宮筋腫、急激な腹圧の変化などがあげられます。

前期破水の場合はすぐに病院に連絡する必要がありますので、水っぽいおりものを見つけた場合には、破水なのか、おりものなのか、尿漏れなのかを判断する必要があります。いつ頃から水っぽいおりものが出ているのか、どれくらい出たのか、流れ続けているのか、注意深く見ておくことが大事です。

おりものの状態には個人差がありますが、いつもと違うと感じた時には注意が必要です。血が混じったり、通常と異なる状態が続いた場合は受診するようにしましょう。

まとめ

妊娠中は一般的におりものの量は増える傾向にありますが、通常、色については大きな変化はありません。大半は異常なものではないので、下着をこまめに替えたり、おりものシートなどを利用して対処していきましょう。 茶色や黄色、緑色、泡状、粘液状など、普段と違うおりものが出たら、感染症や病気の疑いがあります。その状態が続くようなら、産婦人科で診てもらうようにしましょう。

(上口晴美/毎日新聞出版MMJ編集部、監修:宮国泰香先生)

※画像はイメージです


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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