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【医師監修】妊娠4ヶ月(妊娠12週、13週、14週、15週、妊娠初期)のママと赤ちゃんの様子

目次

つわりがだんだんと治まってくる人も多い妊娠4ヶ月。妊婦生活にも慣れ始めるころですが、俗に言う「安定期」はもう少し先ですし無理は禁物です。妊娠4ヶ月のママと赤ちゃんの様子、注意したいポイントについてお伝えします。

この記事の監修ドクター

産婦人科専門医中林稔 先生 日本医科大学卒業、虎の門病院医長を経て、現在三楽病院産婦人科部長。 診療のみならず、学会・各地講演をはじめとする医学の普及活動を行う傍ら、教育にも幅広く従事しており、2008年には中林助産師学院を共同設立。自ら講師を務め、6年間連続助産師国家試験合格率100%を達成中。医師+(いしぷらす)所属

妊娠4ヶ月のママの体の変化と見られやすい症状

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※画像はイメージです

個人差はあるものの、つわりの諸症状が次第になくなってくることの多い妊娠4ヶ月。いよいよ妊娠初期も終盤ですが、ママの体は一般的にどのような状態なのでしょうか。

つわりが治まり体調がよくなる傾向に

4ヶ月に入るころ(12週ごろ)から、つわりの症状が軽くなってくる人が増えてきます。

そして、妊娠15週ごろには胎盤が完成。妊娠して以来、ずっと高温期だった体温が低温期になり、体のほてりやだるさも取れてきます。

おなかのふくらみが少しずつ分かるように

14~15週ごろになると、下腹部のふくらみが分かるようになってきます。妊娠4ヶ月の終わりごろ、子宮は新生児の頭と同じぐらいの大きさに。子宮底(子宮の一番上端)は恥骨結合(左右の恥骨が結合しているところ)から横にした指2~3本分ぐらいの高さ[*1]にあります。

また恥骨結合の上縁から、子宮底の一番高いところまでをママの体に沿って測る「子宮底長」は12㎝ほど[*2]になります。

おなかの張りなどのマイナートラブルがあらわれることも

4ヶ月になるとママの心拍数と、心臓から送り出される血液量が増加します。子宮へ流れる血液が増えて子宮の筋肉が伸びることで、おなかの張りや生理痛のような痛みを感じるときもあります。

多くは生理的なものなので、心配はいりませんが、安静にしていても張りや痛みが治まらないときは医療機関を受診してください。

妊娠4ヶ月の赤ちゃんの様子

赤ちゃんは日に日に成長しています。ますますヒトらしい姿となり、超音波検査を楽しみにしているママも多いかもしれません。妊娠4ヶ月の赤ちゃんがどのような成長をしているのか、などについてご紹介します。

超音波検査で見えるこの時期の姿

内臓の形態がほぼ完成する時期。12週以降の超音波検査では、おしっこをする様子が分かることもあります。頭部をゆっくり動かしたり、手を顔の前に持っていったりするようなしぐさが観察できることも。

妊娠4ヶ月(15週)末になると、体の大きさに占める頭部の割合が小さくなると共に、脚は長くなってますますヒトらしい外観になります。

外生殖器が男性・女性の特徴を備えるようになりますが、超音波検査で性別が判定できるようになるのはもう少し先です。

この時期の発育段階

妊娠4ヶ月(15週)末で、赤ちゃんの身長は約16㎝、体重は約100g[*3]。赤ちゃんは内臓の形がほぼ出来上がり、このころには胎盤も完成します。

また筋肉を動かすこともできるようになり、ママが胎動を感じることもあるかもしれません。

妊婦健診でのチェック内容とこの時期に行う検査

最初はドキドキしながら通っていた妊婦健診にも慣れてくる時期。妊娠4ヶ月のママが受ける妊婦健診の内容、またこの時期に希望すれば行われる場合もある特別な出生前検査について紹介します。

健診時のチェック内容

血圧、尿検査による尿蛋白(たんぱく)や尿糖、体重などは毎回、確認します。

また妊娠4ヶ月の健診のころからは、経腟法ではなく、おなかの上から検査器具をあてて行う「経腹超音波検査」になります。

超音波検査では、頭蓋骨の横幅である児頭大横径(BPD)や、大腿(だいたい)骨の長さである大腿骨長(FL)の長さを測定し、赤ちゃんの発育具合を確認します。

また、胎盤やへその緒(臍帯)、羊水の量も超音波検査で確認されるようになります。

出生前に行うこともある特別な検査(出生前診断)

赤ちゃんに染色体異常や遺伝疾患、奇形などがないかを検査し、診断することを出生前診断と呼びます。

出生前診断に必要な検査はその意義や内容、結果が出たあとの対応などについて医師から詳しい説明を受け、十分に理解したうえで、夫婦が自ら望む場合によってのみ行われるもので、全ての人が受けるものではありません。

出生前診断に含まれる検査のうち、妊娠11週から14週ごろに行われるのが、超音波検査で赤ちゃんのうなじのあたりに皮膚が浮き上がり、ふくらんだ形に見えるものがないかを確認するNT検査です。

これにより、染色体異常や先天性疾患などの確率を推定しますが、画像の見え方によって数値が変わりやすいことから、この検査で異常が疑われても確定には至りません(確定診断のためには、さらに羊水検査を行います)。

妊娠4ヶ月の生活の心得と注意点

つわりが少しずつ楽になってくるとはいえ、まだまだママ・赤ちゃんともに不安定な時もある妊娠4ヶ月のころ。食事や生活の仕方など、妊娠4ヶ月を過ごすママが知っておきたいポイントをみていきましょう。

バランスの取れた食事で体重管理を心がけよう

つわりの症状が治まることで、食欲も元通りに。つわりがつらい時期は、何でも食べられるものを口にするだけで良い、とされていましたが、つわりが治まったあとは栄養バランスの取れた食事を心がけるようにしたいものです。

また、食欲に任せて食べていると体重があっという間に増えてしまいます。体重増加量が度を越して多い場合には、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病、巨大児分娩、などのリスクが高まるとされています。

一方で妊婦さんのやせすぎも、低出生体重児のリスクが高まると言われ、よくありません。このころからしっかり体重管理をしていきましょう。

ママも赤ちゃんもまだまだ不安定。無理は禁物です

つわりが治まってくると、気分も爽快に。だんだんと妊娠生活にも慣れてきて、つい活動的になりがちです。

しかし妊娠4ヶ月はまだ妊娠初期。12週までに比べ流産の頻度は少なくなってはくるものの、さまざまな理由で流産に至ることもあります。また、流産の一歩手前の状態である切迫流産にも注意が必要です。

仕事・運動のし過ぎにはくれぐれも気を付けて、決して無理をせずに過ごしましょう。

まとめ

つわりが治まり、少しずつママの体は楽になってきます。お腹のふくらみも少し分かるようになり、妊娠生活にも慣れてくるころです。

一方、まだ不安定な妊娠初期であることには変わりはなく、一般的に安定期と呼ばれる妊娠中期まであと一歩。活発な行動は控え、無理をしない生活を引き続き心がけたいものです。

また、つわりが治まったと同時に食欲が増し、急に体重が増える人もいます。栄養バランスの取れた食事を意識し、体重管理も始めていきましょう。

(文:剣崎友里恵、監修:中林稔先生)


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マイナビウーマン子育て

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