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【医師監修】産後の痔の原因って? なりやすい3つの痔と治療法

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妊娠中だけでなく、出産時、産後もママ達を悩ませる「痔」(じ)。今回は、産後の時にスポットライト当て、その原因や痔の種類、治療法を知っていきましょう。

この記事の監修ドクター 藤東クリニック藤東淳也先生 女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、 女性のライフサイクルを応援します。 https://fujito.clinic

産後、痔になってしまう原因

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そもそも「痔」とは?

「痔」(じ)とは、肛門周辺で起きる病気です。詳しい症状や種類については後ほどご紹介しますが、痔になると、うっ血してイボができたり、切れて出血したり、皮膚が垂れ下がったりなどといったことが起きます。痔は、私たち人間が2足歩行へ進化したことで、構造的に起こりやすくなったという説もあります。男性と比較しても、女性は特に痔になりやすい性質・傾向を持っています。

まず女性特有の「ホルモンバランスの変化」は、腸の運動を弱めてしまうため、便秘になることがあります。そして、便秘で溜まった固い便を出すときに、肛門へダメージが加わり、痔へとつながってしまうのです。実際に、生理前は便秘になるという人も少なくないようです。また、ダイエットによって食べる量を減らしたり、外出先や職場で便意を我慢することなども便秘の原因となります。

このように「便秘」は、痔の大きな原因です。これと並んで女性特有の痔の要因とされているのが「妊娠・出産」なのです。つわりで食事の量が減ったり、偏食になったり、あるいは妊娠後期の大きくなった子宮の圧迫で内臓が圧迫され、便秘になるケースが少なくありません。

産後の痔はなぜ起きる

産後に痔になる大きな理由は「便秘になりやすい条件が揃うから」ということがあります。第一に、妊娠中の便秘、赤ちゃんの体重増加に伴う肛門への負担増、そして分娩時の「力み」などで、すでに痔が起きやすい状態になっている可能性が考えられます。

また、産後は、授乳することでママの体の体内の水分が不足ぎみになります。これは便が硬くなって便秘になりやすい状態です。加えて、育児のために、睡眠や食事の時間が不規則となり、ストレスや疲労を溜めやすくなることも原因の1つです。たびたびの授乳や乳児の世話などで生活リズムが不規則になり、食事の時間やタイミングもおろそかになり、排便のタイミングを失う場合もあります。これも便秘の原因となります。育児による疲れやストレスといった産後の忙しさの中で、便秘がちとなり、痔へと発展する危険性が高まるということですね。

産後の痔の種類3つ

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肛門皮垂

肛門に発生する皮膚たるみ・しわのことで「スキンタグ」とも呼ばれます。肛門の前部に発生する肛門皮垂は、産後に発生するケースも少なくありません。もしくは、後にご紹介する「いぼ痔」などで発生した腫れが、皮膚のたるみとなって残ったり、「切れ痔」が長い間続くことも原因となります。

必ずしも手術が必要と言うわけではありませんが、皮膚たるみをなくしたい場合は、手術以外の方法はないと考えられます。

切れ痔

肛門口の皮膚が切れる状態で「裂肛」(れっこう)とも呼ばれます。切れ痔は女性に多くみられますが、特に便秘のママは注意が必要です。便秘の場合、便が太くなっていたり、硬くなっていることがあり、肛門口にダメージがかかりやすくなります。さらに、便秘の人は切れ痔の悪化や慢性化の恐れもあります。出血量は大した事ありませんが、排便時の痛みが強い場合には切れ痔の恐れも高いと言えるでしょう。

いぼ痔

いぼ痔は、肛門付近のうっ血で発生する「いぼ」で、正式には「痔核」(じかく)といいます。いぼ痔はできる場所によって「外痔核」「内痔核」の名前で区別されます。それぞれに異なる特徴を持っていますが、妊娠や出産、排便での力み、冷えなどが、どのいぼ痔にも共通する原因と考えられます。

■外痔核 外痔核は外から確認できる箇所(肛門口の付近)にできます。この辺りには痛みを感じる神経(知覚神経)が存在するので、外痔核になるとほぼ痛みを感じます。炎症を起こして大きく腫れると、血栓ができたり出血するなどして、とても痛い状態になります。便秘のママのみならず、下痢気味のママも注意が必要です。また、お酒好きのママは産後に酒量が増えているかもしれませんが、アルコールの摂りすぎも外痔核の原因となります。

■内痔核 外痔核よりも奥にできるいぼ痔を「内痔核」といいます。意外なことに、痛みをほとんど感じないケースも多いようです。しかし、内痔核ができやすい箇所は、排便の時に圧力がかかりやすい場所。排便の度に圧力がかかり続けることで、驚くほど出血するケースもあります。症状が進むと、痔核(いぼ)を指で押しこまないと戻らなくなったり、あるいは、指で押し込んでも常に肛門外に出てきてしまう状態になります。覚えのある方は、速やかに病院を受診しましょう。

産後の痔の治療法

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どんな治療法があるの?

痔の治療では多くの場合、薬による保存的治療から検討されるケースが多いです。ただし、症状の進行具合や、次の種類によっては、手術も検討されます。以下、それぞれの痔の治療法を確認していきましょう。

■肛門皮垂の治療法 肛門付近にできる皮膚のたるみは、女性の場合、特に美的な観点から悩む人が多いようです。皮膚たるみをなくすには手術しかありませんが、日帰りの手術もあります。肛門付近にできる皮膚たるみは、皮膚炎の原因になることもありますので、痛みやかゆみに悩むママも医師に相談すると良いでしょう。

■切れ痔の治療法 肛門へ薬を直接入れ、傷の早期回復を狙います。また排便をコントロールも大切で、可能な限り、便をがまんしないことも大切です。切れ痔の人の排便は辛いものですが、便意を我慢すると、便秘になる恐れがあり、症状が悪化・慢性化する可能性もあります。

■外痔核(肛門の出口付近にできるいぼ痔)の治療法 症状が強く出ている場合は手術が検討されますが、多くの場合は薬による治療で済みます。

■内痔核(肛門の奥にできるいぼ痔)の治療法 排便のコントロールについて指導を受けながら、座薬や塗り薬を併用します。しかし、痔核(いぼ)が頻繁に肛門外に出たり、出血がひどかったりと言った場合は、手術も検討されます。

産後(授乳中)の配慮

産後の授乳期においては、処方する薬に配慮してもらえます。ステロイドホルモンを含まない塗り薬・座薬、化学物質を使用しない消炎剤の処方が検討してもらえるケースもあります。詳しくは、医師へご相談ください。

まとめ

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産後に限らず、痔の大きな原因となるのが「便秘」です。授乳期に不足しがちな水分、さらには食物繊維の多い食べ物を、積極的に摂るようにしてください。また、症状が軽度ならば、薬で治療できるケースも多いので、恥ずかしがらず早めの病院受診を心がけましょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

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更新日:2017年4月27日

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