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【医師監修】妊婦さんがインフルエンザになったときのリスクは?予防接種はできる?

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目次

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インフルエンザがはやる時期、妊婦さんは「もし感染してしまったら赤ちゃんへの影響はあるの?」と心配になってしまうのではないでしょうか。妊娠中にインフルエンザにかかった場合の影響と正しい予防方法について説明します。

この記事の監修ドクター 産婦人科専門医宮国泰香 先生 山梨医科大学医学部卒業。順天堂大学産婦人科に入局、順天堂大学大学院卒業。 Imperial college London, King’s college Londonに客員研究員として留学。現在は公益財団法人東京都保健医療公社東部地域病院婦人科勤務。産婦人科専門医。日本産婦人科医会幹事。順天堂大学産婦人科非常勤助教。

妊婦さんがインフルエンザにかかったときのリスクとは?

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※画像はイメージです

妊娠している場合と妊娠していない場合で、インフルエンザ感染によるリスクは異なるのでしょうか。

妊娠中にインフルエンザにかかるとどうなるの?

妊娠すると免疫力が低下するため、妊婦さんは妊娠していない時に比べてインフルエンザ等の感染症にかかりやすくなります。さらに、妊婦さんがインフルエンザにかかると重症化しやすく、肺炎、呼吸不全などの合併症をおこしやすいとされています。また、妊婦さんがインフルエンザ流行中に悪化して入院するリスクは、妊娠週数とともに増加するという報告があります。

赤ちゃんへの影響はあるの?

妊婦さんがインフルエンザにかかると、自然流産、早産、低出生体重児、不当軽量児(お腹にいる週数から予測される標準体重より軽い)、胎児死亡が増加するとされています。

さらに、妊娠初期にインフルエンザにかかり高熱を出した場合、生まれた赤ちゃんの心臓、神経機能の異常などの先天異常が起こるリスクが上がるとされています。ただし、これらがインフルエンザウイルスによるものか、はっきりした原因は分かってはいません。

妊娠中にインフルエンザワクチンの接種はできるの?

妊婦さんがインフルエンザワクチンを接種した場合、赤ちゃんへの影響はあるのでしょうか。また、妊娠中はいつでも接種できるのでしょうか。

妊娠中でもインフルエンザワクチン接種は可能

現在、使われているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンで、これはウイルスの病原性をなくしてつくったワクチンであるため、妊婦さんだけでなく胎児にも問題ないとされています。妊娠全期間を通して接種が可能で、インフルエンザの重症化の予防に有効です。

妊婦さんは、インフルエンザが重症化しやすいため、5歳未満の乳幼児、65歳以上の高齢者、慢性呼吸器疾患がある人などと同様にインフルエンザのハイリスクグループとされ、インフルエンザワクチンの接種が勧められています。

妊婦さんがインフルエンザワクチンを接種すると、生後6ヶ月までの乳児にもワクチンの効果があるとされています。生後6ヶ月未満の乳児にはインフルエンザワクチン接種が適応になっていないため、妊婦さんのワクチン接種により、生後6ヶ月までの期間をカバーできることになります。

インフルエンザワクチンを接種する際の注意点

・医療機関でインフルエンザワクチンの説明を受ける

妊娠時にインフルエンザワクチンを接種した場合について、接種しなかった場合に比べて流産、先天異常の発生が増加したという報告はありません。ただし、このことが100%安全というわけではありません。医薬品全般に当てはまることとしてワクチン接種の際にも、医療機関で事前に説明を受け、納得した上で受けるようにしましょう。

・流行の時期を知り、早めの接種を

インフルエンザワクチンの効果が現れるのは、通常接種後2週間後以降とされ、効果の持続期間は約4ヶ月※とされています。通常、日本でのインフルエンザ(季節性)の流行期は12月下旬~3月上旬となります。12月上旬までを目途に接種しておくのが良いでしょう。

※効果発現・効果持続時間には諸説あります。 「インフルエンザワクチン接種後、効果出現には約2~3週間を要し、その後約3~4ヶ月間の防御免疫能を有する」(産婦人科診療ガイドライン産科編2017 p63) http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2017.pdf 「インフルエンザに対するワクチンは、個人差はありますが、接種からその効果が現れるまで通常約2週間程度かかり、約5カ月間その効果が持続するとされています」(国立感染研究所感染症情報センター インフルエンザQ&AQ.19) http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/QAFlu09.html

・重篤なアレルギーがある場合は医師に相談

インフルエンザワクチンは、製造過程で鶏卵を使用しています。ワクチンに含まれる鶏卵成分はごくわずかですが、妊娠中、非妊娠時に関わらず、卵アレルギーがあり、普段から鶏卵や鶏卵を使った食品を食べて蕁麻疹や口の中がしびれるなどの症状やアナフィラキシー等の重い卵アレルギーがある方は、かかりつけ医に相談してワクチンの接種を受けるかどうかを決めましょう。

ワクチン以外の予防方法について

ワクチン接種によりインフルエンザの予防効果はありますが、完全ではありません。ワクチンを接種しても、日常生活の中でも以下のような予防法を実践しましょう。 ・家族や身近な人にもインフルエンザワクチンを受けてもらいましょう ・人込みや不必要な外出は控えましょう ・咳エチケットとして不織布製のマスクを着用しましょう。 ・外出後の手洗いを徹底しましょう (手指などについたインフルエンザウイルスを除去するために流水・石鹸による手洗いの他、アルコールによる消毒も効果があります) ・室内は加湿器などを利用して適切な湿度(50~60%)を保ちましょう ・十分な休養と栄養バランスの良い食事をとりましょう

インフルエンザにかかったら?対処法と服薬について

予防をしていたにもかかわらずインフルエンザにかかってしまった、というときには、早めに対処をして重症化や合併症を引き起こさないようにすることが大切です。

インフルエンザを疑う症状が出たら早めに医療機関へ

インフルエンザのような症状がある場合は、重症化を防ぐために早めの受診が必要です。医療機関を受診する際は、他の患者さんや妊婦さんにインフルエンザをうつさないようにするため、マスクをつけるなど十分な配慮が必要です。

また、インフルエンザの疑いで医療機関を受診する際には、母子健康手帳を持参し、妊娠週数など、現在の妊娠状況について正しく説明できるようにしておきましょう。日頃の検診時に、インフルエンザにかかった場合について相談しておくことをおすすめします。

妊娠中の抗インフルエンザ薬の服用と影響について

妊婦さんのインフルエンザを治療する薬は、主にタミフルやリレンザがあります。これらの抗インフルエンザ薬は、妊婦さんや胎児に問題があるとの報告はありません。妊娠中であっても重症化を防ぐためインフルエンザ発症48時間以内に服用することが重要です。

まとめ

予防をしていてもインフルエンザにかかってしまった場合、妊婦さんは重症化しやすいので、早めに治療を開始することが必要です。あらかじめ日頃の検診時に、インフルエンザにかかった場合の対処について相談しておきましょう。

(島田直子/毎日新聞出版MMJ編集部)


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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