日本の発酵食品として有名な納豆。毎日の食事に取り入れているでしょうか?
納豆は様々な健康効果が報告されており、中でも大豆イソフラボンによる美肌を保つ効果は、女性にとっては嬉しい効果です。
そんな納豆の秘密を紹介していきます。
納豆の嬉しい栄養素
納豆は大豆由来のタンパク質が豊富に含まれています。
他にも大豆イソフラボンや食物繊維も多く含まれており、体に嬉しい栄養素ばかりです。
食物繊維はプレバイオティクスと言われ、オリゴ糖と同じように腸内細菌のエサになるので、積極的に摂りたいもの。
そして、納豆菌はプロバイオティクスと言われ、これも腸内細菌にとって有用と考えられているんです。
ちなみに、プレバイオティクスは「腸内細菌の餌となり、腸内細菌を元気付けるもの」で、プロバイオティクスは「体に良い影響を与える菌や、それが含まれている食品や薬」のことを言います。
プロバイオティクスは他にもヨーグルトや乳酸菌飲料などが有名ですね。
また、ナットウキナーゼなど血栓を溶かし、血液をサラサラにする効果が期待される物質もあるので、長期的に摂取してほしい食品の1つです。
では、お肌に効果があるのは何かというと、それは大豆イソフラボンと食物繊維です。
お肌に嬉しい効果とは?
大豆イソフラボンは
悪玉物質AGEを下げる効果があります。悪玉物質AGEとは終末糖化産物とも言われ、肌のコラーゲンを変化させてシミやシワの原因に。
つまり、悪玉物質AGEが大豆イソフラボンによって減るということは、それだけプルプルお肌を長期的に保つことができるのです。
他にも大豆イソフラボンは、腸内細菌によって
エクオールに作り変えられることがあります。
エクオールは更年期の症状が緩和したり、シワを改善または出来にくくする効果が期待されています。
しかし、残念なことに日本人全員が、このエクオールを作り出すことができないのです。
じつは、エクオールを作る腸内細菌は、誰もが持っているわけではありません。調査によると”エクオールを作れる人”は、日本人のおよそ2人に1人。
(中略)いつまでも若々しいあの人は、”エクオールを作れる人”だったのかもしれません。
NHKスペシャル取材班 (2015). 腸内フローラ10の真実 主婦と生活社
このようにエクオールを作れる人はラッキーですが、作れない人はサプリメントによる摂取も可能です。しかし、どれが効くのかは慎重に選ぶ必要があります。
また、エクオールを作れるかどうかに関わらず、腸内環境を整えることに対しては意識しましょう。
特に食物繊維は腸内細菌のエサとなるため、腸内環境改善のために必須の栄養素。納豆以外の食品でも積極的に摂るよう、心がけましょう。
悪い腸内環境ではせっかくエクオールを作れる体でも、期待される効果を満足に得ることはできません。
最後に
このように、納豆には女性にも嬉しい効果が期待されています。少しネバネバしていて、特有の臭いがありますが、ぜひこの記事をキッカケに好きになってもらいたいです。
明日から
1日1パックの納豆を毎日の食事に取り入れてみましょうね。
理学療法士:takeru