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#118 恋人いない歴9年の独女、久しぶりに「ときめいた」理由とは【40代編集長の婚活記】

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目次

恋人いない歴9年の46歳・独身のOTONA SALONE編集長・アサミ。44歳で婚活をスタートさせて2年以上が経ったが、いまだにゴールは見えず。

以前に名刺交換をしたことがある男性・ジェントルさん(49歳・バツイチ・別居中の子供あり)と、ディナーに行くことに。彼のレディファーストなおもてなしに、久しぶりにドキドキし始めて……。これは40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

40代独女、おだてられて木に登る

OTONA SALONEのコンセプトや記事、私のキャリアについて、たくさんほめ言葉をくれたジェントルさん。

それだけでも十分うれしかったのに、肌や髪などをほめてくれた。さらに「女性らしい」とまで言ってくれた。人生でこんなに男性からほめられたことは……記憶しているかぎり、ない!

「元気だね」「面白いね」「ノリがいいね」……といった類の言葉を男性からいただいたことはあるのだけれど……。

 

嫌だった「女性らしい」という言葉なのに

男の子に憧れた幼少期からずっと、「女の子らしい」「女性らしい」という言葉が当てはまらない人生の選択をしてきた。どこかでその言葉を嫌っていたからだ。

だけど……。

嫌っていたはずの「女性らしい」という言葉を、穏やかに微笑みながらやさしい声でジェントルさんから言われたとき、胸がキュンと締め付けられたような気がした。これってもしかして、ときめき⁉

 

お酒のせい? それとも?

ポーッとし始めたのは、アルコールのせいだろうか。それとも、ジェントルさんの言葉に酔っているのだろうか。

ビジネスなのかプライベートなのかわからない今夜のディナーの時間が、いままでの婚活で食事をしていたときと比べて、ドキドキしてきたのは確かだった。

でも今夜だって、このお店に着く前は「めんどくさいなぁ」と思っていた。顔も覚えていないし、何者かもよくわからなかった人との食事なんて……。

 

待ち合わせ前に思っていたこと

待ち合わせたジェントルさんがちょっと怪しい人だったらどうしようか。

そのときは、早めに切り上げる方法を3パターンくらいは考えていた。万が一のときの行動を事前に考えておくのは、仕事でいろんな経験をしてきたからかもしれない。

実はある雑誌の編集部にいたとき、表紙撮影日の当日に撮影がキャンセルになったことが2回ある。どちらもリスケが無理という状況になってしまった。急遽、空いてしまった表紙をどうするか? 〆切までの時間がない中で、対策を数パターン考えざるを得なかった。

なので、いざという時のリスク対応は、比較的慣れている。

 

もしかして口が上手い男⁉

そんな警戒めいたことも考えながら、待ち合わせをしたジェントルさん。

だったけれど、会って1時間もしないうちに私のテンションは180度変化した。レディファーストな彼の立ち居振る舞いに、ちょっと浮かれモードになっていた。

でもちょっとだけ考えた。「口が上手い女性慣れした男性なのかもしれない」と。

長年恋人がいない恋愛ご無沙汰女子は、ちょっとしたことで警戒する。だから「スキがない」と言われるのだろうか。

 

意外なところをほめるジェントルさん

やっぱり口が上手いのか? ジェントルさんのほめ言葉は、まだ続いた。だけどそれは、普通の男性ならほめないであろうモノだった。

ジェントル「アサミさんはオシャレですね。今日のファッションも素敵です。個性的で」

え、コレをほめる⁉ 絶対に男ウケしないファッションなのに。ダボッとしたチュニックにワイドパンツ。肌の露出もボディラインもわからない、ゆるゆるっとした恰好。以前、婚活カウンセラーの先生にはNGを出されたコーディネート。王道モテとは真逆。

アサミ「あ、ありがとうございます! このトップス、台湾で買ったんです」

ほめられると思わなかったところ(そしてお気に入り)をほめられると、人間はちょっと調子に乗ってしまうもの。

ジェントル「台湾なんですね。確かに、日本ぽくないと思いました」

アサミ「民族衣装みたいですよね」

ファッションに寛大なのはアーティストだから?

しばらくファッショントークに花が咲く。ジェントルさんはレディースファッションの許容範囲が広いようだった。

ダボッとしたチュニックにワイドパンツという、普通の男性なら「女性らしさ」を感じない恰好でもほめてくれる。風変りなファッションでも受け入れてくれるジェントルさん。やっぱり“アーティスト”だからかな。

ジェントル「このトップス、ポイント部分の色使いもユニークです。カワイイ」

アサミ「カワイイですか?」

ジェントル「日本の色彩感覚とはちょっと違いますけど、カワイイです」

またちょっと気になった「カワイイ」と言ったときのジェントルさんの声のトーン。やっぱりまた、裏声っぽくなった。

 

え、そこに反応するの?

しばらくして、ジェントルさんはちょっぴり大きな声を出した。

ジェントル「あ!!」

アサミ「どうしました?」

びっくりした。それまで話していた声のトーンで、最も大きな声だったから。

ジェントル「アサミさんのネイル、カワイイ!」

アサミ「え、ネイルですか?」

ジェントル「カワイイ。もっとよく見せて」

その日の私がしていたのは、ダークな色にネコのモチーフを描いたネイルアートだった。まったくもってモテネイルじゃない。

 

個性的なネイルをやたらほめる

両手を彼の前に出してみた。自分のお気に入りのネイルだったので、カワイイと言われたのはうれしかった。

ジェントル「オシャレですね。上手。カワイイ♡」

アサミ「ありがとうございます。ネイリストさんが上手なんです」

やっぱりジェントルさんは、個性的なものもカワイイって言ってくれる。うれしいな! ジェントルマンなうえに、女性ファッションへの許容範囲が広い男性。なんだか緒にいて無理しなくてよさそうだし、自分らしくいられそう。ときめいた気がするし、なんか居心地がいい。これって…♬

ジェントル「デザインはどうやって決めてるんですか?」

アサミ「その時々ですけど、具体的にお願いすることもあれば、イメージだけ伝えてお任せすることもあります」

ジェントル「いいなぁ、女性は。ネイルアートが楽しめて」

ん、いいな……?

アサミ「男性でネイルケアされてる方もいますよね」

ジェントル「いいなぁ、カワイイ。僕もこういうネイルアートやりたいです。女性はいいなぁ」

ん⁉ 女性はいいな……⁉

あれ、もしかして彼は……!

ジェントルさんの「ネイルアートをやりたい」発言によって、ある疑惑の「点と点」が結びついた気がした。

店の外から見た、彼の小刻みに振る手の振り方。

「カワイイ」と発言するときにちょっと裏声になる感じ。

女性の肌を妙に「うらやましい」と言ったこと。

レディースファッションにとても寛大なところ。

そういえば職業はアーティスト。

そして、ネイルアートををやりたい発言。

疑惑の点と点が結びついて「線」になった。総合的に考えたら、ソッチの可能性が高い。もしかしてもしかして、ジェントルさんは……ゲイなんじゃないの⁉

 

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【久しぶりのディナーの相手、まさかのゲイ疑惑! また引き寄せちゃった? 来週11月14日(水)17時をお楽しみに!】

 

【前回はコチラ】

#117  40代独女、バツイチ男とのデートで「初めての経験」【40代編集長の婚活記】

【一気読みするならコチラ】

  40代編集長の婚活記まとめ

 


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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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