アプリでmichillが
もっと便利に

無料ダウンロード
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

【医師監修】りんご病でも通園できる? 原因と症状、予防策まとめ

このコラムに「ありがとう」を贈ってください。
michillライターさんの励みになります

目次

友だち追加 新着記事をお知らせします!

保育園や幼稚園、学校などを中心に子どもの間で流行しやすい病気のひとつ、「りんご病」。小さい子どもがいるママにとっては、どんな病気か、なぜかかってしまうのか、感染したらどのように対処するべきかなど知っておきたいところですよね。今回は、そんな「りんご病」の情報についてご紹介します。

この記事の監修ドクター

表参道首藤クリニック首藤紳介先生 小児科医。自身の経験から、薬だけに頼らず自己治癒力を高める医療を目指す。2013年より表参道首藤クリニックを開業。 http://shuto-clinic.net/

りんご病ってどんな病気?

505208424

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

りんご病って聞いたことはあるけれど、どんな病気なのかよく分からない人も多いのではないでしょうか。まず、りんご病とはどんな病気かについてをはじめ、症状や原因、かかりやすい年齢や時期についてご説明します。

りんご病とは?

りんご病は、正式には「伝染性紅斑」という病気です。病名でも分かるように、”赤い発疹が出る伝染病”で、ヒトパルボウイルスというウイルスによって起こる感染症の一種です。子供がかかることが多く、両頬がりんごのように赤くなる症状から、一般的に「りんご病」と呼ばれているのです。

りんご病の症状

感染すると、まずは発熱や倦怠感や筋肉痛などといった風邪を引いた時みたいな症状から始まります。これが1週間〜10日間ほど続くと、今度はくっきりとした赤い発疹が出るようになります。発疹が出るのは頬が多いですが、胸や背中、お腹、お尻、腕や脚、手にも出ることがあります。頬に出た場合にはかなり真っ赤に染まった状態になりますが、身体に出た発疹はレース状のようになるケースが多いようです。

発疹が出る順番としては、まずは顔からまだらに始まり、さらに1日〜2日すると腕や太もも、お尻、お腹に広がっていくといった形が多く見られます。

この赤い発疹は、水ぼうそうのような単独のブツブツではなく、細かい発疹が広がったようなものです。広がり方には個人差があり、中には網目のようになるケースも見られ、「のこぎりの歯のような発疹」とも言われているようです。

頬にできる発疹は、火照りやかゆみを伴うこともあります。

発疹の出方は、出始めてから3日〜4日くらいがピークです。その後はだいたい1週間ほどで自然と消えるケースが多いですが、長引くこともあります。また、発疹が一度消えてもまた出てくることもあります。

りんご病の原因

りんご病の原因は、長い間分かっていませんでした。しかし、1983年にヒトパルボウイルスの感染によって起こるものであるということが解明されました。

りんご病は感染症であるため、感染者の咳やくしゃみを吸い込んでしまうことで感染する飛沫感染、またはウイルスが付着したものが口や鼻に入ってしまう接触感染が原因で起こる病気です。

しかし、一度感染すると体内に抗体ができると言われているのもりんご病の特徴のひとつで、それ以降は、感染することはないようです。ちなみに抗体の有無は、血液検査で確認することができるようです。

かかりやすい年齢

りんご病は主に子供がかかりやすい病気とされています。その中でも、幼稚園や小学校など集団生活が盛んになる5歳〜9歳ほどの年齢が特に感染しやすいようです。しかし、0歳〜4歳の乳幼児の感染も少なくありません。

ちなみに、伝染性紅斑累積報告数の年齢群別割合(2011年時点)を示した某調査では、0歳〜1歳が1.2%、2歳〜3歳が5.3%、4歳〜5歳が17.0%、6歳〜7歳が32.9%、8歳〜9歳が25.9%、10歳〜14歳が12.2%、15歳〜19歳が5.4%、20歳以上が0.2%となっています。

かかりやすい時期

りんご病は、実は発疹が出る前で風邪のような症状が出ている頃が最もウイルスが活動している時期であり、周囲の人に感染しやすいのです。一方で、発疹が出てきてりんご病の感染に気付く頃には、ウイルスの感染力がほとんど失われている状態です。

感染は1年を通して見られるため季節的な流行はあまり起きないと言われていますが、1月〜7月上旬くらいになると徐々に患者の数が増えていき、秋になると落ち着く傾向があるようです。

りんご病に感染した時の対処法は?

176954360

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

りんご病は風邪のような症状の時に感染力が強いので、知らず知らずのうちに感染してしまうリスクがとても高い病気です。もしも感染してしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。りんご病と診断された後の治療法は?次は、りんご病に感染した際に適した対処法や過ごし方についてご紹介します。

対処療法が基本

ヒトパルボウイルスを撃退する特効薬は、残念ながらありません。そのため、痒みが強いなどの深刻な症状がなければ特に何の治療もしないことがほとんどです。治療を行うとすれば、痒みがひどい時にかゆみ止めを使用するなどといった対処療法のみとなります。また、りんご病は顔の発疹が出るまでは診断が難しく、発疹が出た時には病気の急性期がすでに終わっている状態なのです。

そのほか、注意しておきたいのが、りんご病と似ている病気について。りんご病は自然に治る病気ですが、症状が似ている病気に「はしか」「風疹」「薬疹」といった深刻な病気もあります。治療法が対処療法しかないとは言っても症状だけで判断せず、きちんと病院で診断をし、くれぐれも怖い病気を見落とさないように気をつけましょう。

家でケアをしよう

感染後の風邪に似たような症状がある時期には、無理をせずに安静にします。周囲でりんご病が流行しているといった場合には、風邪のような症状が出た時点で感染を疑っておくと良いですね。ただし、早い段階で感染に気付いたとしても治療薬がないことは、頭に入れておきましょう。 発疹が出始めてからしばらくは、直射日光にあたったり汗をかいたり、泣いたりすることは極力控えましょう。外出時には帽子をかぶるようにしたり、日光が当たりにくい時間帯を選ぶなどの工夫も大切です。

そのほかにも、痒いからといってひっかいたり摩擦するのも悪化の原因となります。精神的なストレスをためこむなども、できるだけ避けておきたいところです。

また、寒い時期や暑い時期に発症した場合、発疹が悪化しやすいので注意しましょう。痒みが強くてつらい時には、医師に相談して痒み止めを処方してもらうなどの処置をとることも大事です。

りんご病による発疹は口内には出ないため、食欲が落ちることはないでしょう。食事は、栄養価の高い食事を心がけます。風邪を引いた時や疲れがたまっている時などに用意するような、消化の良いものがおすすめです。離乳食を手づかみで食べる場合、頬の発疹部分にソースや果汁が付着したままなのは悪化の原因となります。残らないように気をつけてあげましょう。

入浴での注意点

発疹が出た場合でも、お風呂は基本的にOKですが、熱いお湯につかったりするのは発疹が再発し、かゆみが強まる原因になります。熱めの温度での入浴は避けるようにして、なるべくぬるめのシャワーでさっと洗い流す程度が望ましいです。肌を清潔に保つように心がけましょう。

保育園・幼稚園の通園はできる

保育園や幼稚園では、りんご病の感染による出席停止のルールはありません。つまり、りんご病と診断されても通園は可能なのです。りんご病と診断されるのは基本的に発疹が出てからで、その頃にはすでに感染力がない状態なので、通園しても他の子供に感染する心配はありません。

ただし、発疹の痒みが強かったり、倦怠感や筋肉痛が強いなどといった症状が見られる場合には、休ませて様子を見てください。 また、園内で集団感染が起こったり休む子供が増えた場合には、園の判断で処置が取られる場合があるようです。園と連携をきちんと取り、流行の状態をよく把握しておきたいところですね。

妊婦への感染に注意!

子供がかかりやすいとされているりんご病ですが、大人でも感染するということは忘れてはいけません。特に注意しておきたいのが、妊婦への感染です。

妊娠中にりんご病にかかってしまうと、胎児の異常や流産、死産の恐れがあるため妊婦はりんご病感染に十分に注意しなければならないのです。特に妊娠初期のりんご病の感染は、胎児水腫を起こすとも指摘されているようです。

胎児水腫とは胎内で赤ちゃんが重い貧血症状により水ぶくれの状態になってしまう状態です。皮膚がむくんでお腹や心臓周辺に液体が溜まり、心不全を引き起こす可能性が高くなります。しかも、胎児水腫は回復の可能性が低いのです。

妊婦への感染を防ぐには、ママやパパも常に子供の症状や流行をチェックし、妊婦への感染予防を意識することが大切です。子供に風邪のような症状や頬の赤みが気になったら感染を疑い、妊婦さんとの接触を避けるようにしてください。また、ママが妊娠中または妊娠の可能性がある場合にも十分に注意しましょう。

りんご病の予防方法は?

654629964

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

りんご病の感染は、できる限り防ぎたいところ。それでは、りんご病にはどのような予防策が有効なのでしょうか?りんご病の予防接種はあるのでしょうか?次は、りんご病に効果的な予防方法についてご説明します。

予防接種による予防はできない

りんご病の原因となるヒトパルボウイルスに感染した際の特効薬はありませんが、感染を予防できるワクチンも残念ながらありません。そのため、予防接種によるりんご病の予防はできません。

手洗い・うがい・マスクの徹底を!

りんご病が飛沫感染・接触感染による病気であることから、予防するにはやはり手洗いとうがいを徹底することが基本となります。外出時にマスクを着用するのもおすすめです。また、園内や友人など、周囲でりんご病に感染した人の情報を早めにチェックすることも、予防につながります。

まとめ

両頬がりんごのように真っ赤になる症状で知られるりんご病。しかし、感染力が最も強い最初の時期では風邪のような症状であるため、気付かないうちに感染してしまう危険のある病気です。特効薬がないため、感染してしまった際には症状が悪化しないような過ごし方こそが治療になることを覚えておきたいところ。また、流行時期には手洗い・うがい、マスク着用を徹底し、予防につとめておきたいですね。


関連記事


情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年5月24日


1

michillライターさんの励みになります

お友だち追加で最新のコスメ、ビューティー、ファッション情報などを専門家が毎日お届けします!

友だち追加 キャンペーン情報もお知らせ!
この記事に投票する

回答せずに結果を見る

よく読まれています

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録