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【医師監修】子供の微熱が下がらない…注意すべきケースは︖子供の微熱って何℃?

目次

子供は一般的に平熱が高いもの。だからといって、すべての微熱が安心というわけではありません。そもそも「微熱」とは何度くらいの体温を指すのでしょうか。今回は子供の体温の特徴と平熱の考え方、微熱の時に注意すべきケースをご紹介します。

この記事の監修ドクター 大越陽一先生 杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウイメンズホスピタル小児科勤務。小児科専門医

子供の体温の特徴は「高めで変化しやすい」

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子供の微熱について考える前に、子供の体温の特徴について解説しましょう。

子供の体温は高い!

乳児・幼児・それ以降で若干異なりますが、 子供の体温は大人よりも少し高く、乳幼児の場合は37.4℃までは問題のない体温と判断するのが一般的です。

ちなみに、感染症法という法律では、「発熱とは体温が37.5℃以上を呈した状態をいい、高熱とは体温が38.0℃以上を呈した状態をいう」とされています[*1]。 つまり、子供の体温は、ふだんから「発熱」の定義に近いくらい高いことがあるということを、まず理解しておきましょう。

子供の平熱は変わりやすい!

子供の体温は、そもそも「高い」ということのほかに、「変わりやすい」という特徴があります。

子供の体温が変わりやすいのは、体温調節機能がまだ未熟なこと、体表面積割合が広く皮下脂肪が少ないために体からの熱を放出しやすいこと、環境温度や入浴、食事・哺乳(ミルクや母乳を飲む)、啼泣(泣くこと)などの影響を受けやすいこと、などが挙げられます。また、身に着けている衣類や寝具が過剰なために体温が高くなっている可能性もあります。 このような理由により子供の体温は成人より変動が大きいため、一時の体温だけを見ると「発熱した」と思ってしまうことが多くなります。

子供の「平熱」「微熱」はどう判断する?

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子供の体温は大人よりも高く変化しやすいわけですが、それでは通常時の体温である「平熱」と、高熱まではいかないちょっとした発熱の「微熱」はどのようにして判断すればいいのでしょうか。

我が子の平熱を知るには︖

子供の平熱を知るにはどうすればよいか、いくつかポイントを挙げます。

同じ部位で測定する

通常は腋窩(脇の下)で測りますが、口の中や耳の中で測る方法もあります。計測する部位により測定結果に差が生じますので、いつも同じ場所で測るようにしましょう。

同じ時間帯、同じ状態で1日4回程度測定する

体温は1日の中でも変化しています。ですから同じ時間帯・条件下で測定しましょう。できれば、1日4回(起床前、昼食前、午後、就寝前)体温を計ると、より詳細な平熱を把握できます。 その際、入浴後や食事・哺乳後、運動後、激しく泣いた後は体温が高くなっているので避けてください。また、部屋の中は薄着ですごせるくらいの室温にして検温しましょう。

同じ体温計を使う

体温計にはそれぞれ誤差があるので、毎回異なった体温計を使用すると、それが体温計自体の誤差なのか、子供の体温変化なのか分らなくなってしまいます。できる限り同一の体温計を用いるようにしましょう。 なお、器械固有の測定誤差のほかに、測る都度生じる誤差もあります。特に実測式でなく予測式は実際の体温とは異なり、測定のたびに微妙に変化します。

1週間ぐらい続けて測定する

平熱をより正しく知るためには、部位、時間帯、状態、計測器を同じにした上で、1週間ぐらい続けて測定し、その平均値とどのくらい上下動するのかを知っておきましょう。なお、微熱の疑いがあり医療機関を受診した場合も、全身状態がよく治療の緊急性がなければ、1週間の検温記録を付けるように言われることもあります。

子供の「微熱」は何度︖

それでは、子供の微熱とはいったい何度なのでしょうか? 実は、微熱とは何度の発熱かについて厳密な定義はなく、正常体温と明らかな発熱との間、具体的には37.5~38.0℃の熱が、一般的に微熱と考えられる体温です。 また、「その子の平熱よりも1℃高くなった状態」という考え方もあります。

微熱でも注意すべきケース

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高熱であれば体に異変が起こっていることが分かりやすいのですが、それほど高くない微熱の場合は心配なものか、医療機関を受診すべきかどうかを迷う親御さんも多いでしょう。以下に「受診が必要な状態」の一例を挙げます。

ぐったりしている場合

子供の発熱で注意したいのは、必ずしも熱が高い場合だけにかぎりません。熱がそれほど高くなくても、ぐったりとしていたり、起きているのにうとうとするなど意識がはっきりしないような場合は、緊急性が高い状態である可能性もあり、注意が必要です。

生後4ヶ月以下の子供が発熱した場合

生後4ヶ月以下の⾚ちゃんの発熱は、要注意です。この頃は重大な病気でも症状が現れにくく、発熱した場合、重い感染症などの疑いもあるため、夜間や休日でも受診するようにしてください。

呼吸がおかしい

呼吸がおかしい、呼吸が苦しそう、顔色が悪いなどの場合は、すぐ受診ましょう。

症状が激しい場合

熱に加えて、痙攣(けいれん)、激しい腹痛、発疹や咳・鼻水、下痢・嘔吐(吐く)、のどが痛い、目が赤い、耳を痛がる、機嫌が悪くて眠らないなども、受診すべき症状です。特に、ひんぱんに吐いて、尿がいつもより明らかに少ない場合は注意が必要です。

3日以上微熱が続くとき

他には症状がなくとも、37℃台後半の熱が続くようであれば、小児科を受診して診察を受けましょう。

まとめ

子供は大人より体温が高い傾向にあるので、他に症状が見られず元気であれば37.4℃くらいまでは平熱とみなすことが一般的です。実際にその程度の熱だけなら重要な意味を持つことはあまり多くありません。体に何かしらの問題があるのか、本人の平熱の範囲なのかを見分けるには、日ごろから時間帯ごとの子供の平熱を把握しておくことが大切です。低月齢の赤ちゃん、3日以上微熱が続く、気になる症状があるなどの場合は、たとえ微熱でも受診しましょう。

(文:久保秀実/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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