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【医師監修】妊娠10週の胎児の成長とママ の変化は? 必要なケアと注意点

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目次

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この時期、ひどいつわりに苦しんでいるママもいることでしょう。妊娠8週~10週につわりのピークを迎えることが多いからです。ここではつわりの乗り切り方をはじめ、妊娠10週で気になることをまとめました。

この記事の監修ドクター

産婦人科専門医中林稔 先生 日本医科大学卒業、虎の門病院医長を経て、現在三楽病院産婦人科部長。 診療のみならず、学会・各地講演をはじめとする医学の普及活動を行う傍ら、教育にも幅広く従事しており、2008年には中林助産師学院を共同設立。自ら講師を務め、6年間連続助産師国家試験合格率100%を達成中。医師+(いしぷらす)所属

妊娠10週ってどんな時期?

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妊娠10週っていつから?

妊娠周期は受精卵が着床した日から数えるのでなく、最終の生理が始まった日を起点に数えます。0~6日目までが妊娠0週、7日目からが妊娠1週で、妊娠10週は最終生理から70日~76日にあたります。ちなみに280日が出産予定日になります 。

妊娠15週までのことを「妊娠初期」と呼びますが、このころはとくに心身ともに不安定な日々が続きますから、できるだけ無理をしないように心がけましょう。

妊娠10週に体内で起きる変化

赤ちゃんの変化

妊娠11週ごろまでは、神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系などの主な器官がつくられている時期です。また、この頃には胎児の手足が発達して、ヒトの赤ちゃんらしい姿になり、胴体と手足の動きが超音波検査で観察できるようになります 。

予定日の調整が行われるのも この時期です。胎児の頭からお尻までの長さのことを「頭殿長」といい、妊娠10週の平均頭殿長は30mm [*1]です。この時期は頭の動きが少ないので超音波で頭殿長を正確に測りやすく、最終生理開始日から割り出した予定日との間に7日以上のずれがあるときは、頭殿長から算出した日に予定日を修正します。

ママの変化

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子宮が手のこぶし大に近くなり、少しお腹がふっくらした感じになります。膀胱が圧迫され、トイレが近くなったり、下腹部が引っ張られているようで腰や股に違和感を感じることがあります。眠気や倦怠感で、仕事や家事がはかどらないこともあるでしょう。

妊娠初期には50~80%[*2]のママが何らかのつわりの症状を経験すると言われていますが、この時期につわりのピークがくることがめずらしくありません。つわりの症状や時期は個人差が大きいのですが、主な症状は、気持ちが悪くて何も食べられない、吐き気がする、食欲がないといった胃腸の症状です。それによってイライラしたりストレスがたまることもありますし、ほかに頭痛や眠気を感じることもあります。つわりはひどくなると 治療が必要になる「妊娠悪阻」の状態になることもあります。

つわりの原因は何?

つわりの原因は明確ではありませんが、母体が妊娠による急激なホルモン環境や代謝の変化に適応できないためと考えられています。

とくに、胎盤から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンの量が妊娠10週頃にピークに達し、つわりが自然におさまる15~16週頃に急に下がっていることから 、このホルモンがつわりに大きく影響しているのではないかと考えられています。

hCGは妊娠の維持に必要なエストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンを分泌させるために働くなど、大切な役割をしています。

妊娠10週はどんなことに気をつければいい?

この時期は、食べられるものを食べる、休めるときは休むというふうに、できるだけこまめに自分の体を気遣ってあげましょう。

つわりのときは食べられるものを食べる

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つわりはほとんどの場合、妊娠12週ごろには少し楽になり始め、 妊娠16週前後には自然におさまります。この時期だけの辛抱と思って、乗り切るようにしましょう。この時期は、「一日3食を規則正しく」とか、「栄養バランスよく」なんて考える必要はありません。胎児はまだ小さく(イチゴぐらいの大きさ)、ママの体に蓄えられている栄養で間に合います。

すぐムカムカして吐いてしまう、食欲がないときは、口に合うものを食べられるだけ食べるようにしましょう。水分補給は大切なので、ゼリーや果物、ジュース、スープなど、においがきつくなく、口にしやすいもの、好きなものをとるようにしましょう。

つわりで妊娠前より5kg以上体重が減少したときや、起きていられないくらいのだるさがあるときは、かかりつけ医を受診しましょう。ビタミンB₁欠乏症や脱水による深部静脈血栓(いわゆるエコノミー症候群)など、危険な病気にならないよう注意する必要があります。

妊娠届など各種手続きの確認

医療機関で妊娠の診断を受けたら、なるべく早く、住んでいる市区町村(住民票のあるところ)の窓口に「妊娠届出書」を出しましょう。多くの場合、赤ちゃんの心音を確認した後に、医療機関で「妊娠届出書」の用紙をもらえます。用紙を置いていない医療機関の場合は、市区町村の窓口(役所や保健センターなど)でもらいます。書き方は自治体によって違うので、わからないところは窓口で聞くとよいでしょう。自治体によっては、届け出に医療機関で発行される妊娠証明書が必要になるところもあります。

「妊娠届出書」を提出すると、母子健康手帳が交付されるとともに、妊婦健診を公費の補助で受けられる受診券や、保健師さんなどによる相談、母親学級・両親学級の紹介、各種の情報提供などの母子保健サービスを受けることができます。サービスの内容や必要な書類は自治体により異なるため、よくチェックして上手に活用しましょう。

母子健康手帳には産前から産後までのママの健診結果や子供の健診結果、予防接種 を記録したり、妊娠・出産・育児に関わる情報がたくさん書かれています。妊娠中から出産までだけではなく子育て中もよく使うものなので、もらったら大切に保管し、妊婦健診時などは常に携帯するようにしましょう。

働いている女性が妊娠したときは、事業主に妊娠・出産をサポートする義務があり、さまざまな制度を利用することができます。たとえば、健診を受けるための通院休暇、通勤ラッシュを避けるための時差通勤、時短勤務、通勤手段の変更など、妊娠中から受けられるサポートがあります。

これらの申請をするためには、厚生労働省のHPから「母性健康管理指導事項連絡カード」(母健連絡カード)をダウンロードして、担当医に記入してもらったあとで職場に提出する必要があります。下記のサイトにくわしい説明が記載されていますので、一度目を通しておくとよいでしょう。

厚生労働省委託 母性健康管理サイト「妊娠・出産をサポートする女性にやさしい職場づくりナビ」母性健康管理指導事項連絡カード https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/faq/faq04.html#q1

引き続き流産・切迫流産に注意を

妊娠初期には何をするにも気をつけているママが多いでしょう。でも、いくら気をつけても妊娠と診断されたうちの約15%は自然流産に至り[*3]、その大多数が妊娠5週から12週未満で起こる早期の流産です。ですから、知っておいてほしいのは、もしも流産になってしまっても、決して自分を責めてはいけないということです。

ただ、少量の性器出血や下腹部痛、腰痛などがあり、流産の危険性のある「切迫流産」では、治療を受けたり、安静を保ったりすることで、流産を防げることもあるので、気になる症状があるときは受診するようにしましょう。

まとめ

妊娠10週のころは外見上はあまり目立った変化はありませんが、赤ちゃんの超音波画像やつわりの症状から、徐々に妊娠の実感がわいてくる時期です。つわりは時期も症状も個人差が大きいのですが、辛いときはできるだけ無理をしないで、休めるときに休む、食べられるときに食べるという楽なスタイルで乗り切りましょう。

(文:山崎ひろみ/監修:中林稔先生)

※画像はイメージです


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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