ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

【医師監修】破水したらまず何をすべき? 破水の見極め方・対処法

目次

いつお産が始まってもおかしくない臨月。早く生まれないかな、とワクワクする反面、「出かけているときに突然破水したらどうしよう」と不安も芽生えてくるでしょう。この記事では、破水とはそもそもどういったものかといった基礎知識から破水の見極め方、破水したときの対処法についてお伝えしていきます。

この記事の監修ドクター 藤東クリニック藤東淳也先生 女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、 女性のライフサイクルを応援します。 https://fujito.clinic

破水ってどんなもの?

129098888

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

お産が始まるサインには「おしるし」「陣痛」のほか、「破水」があります。読んで字の如く、「破れて水が出る」ものですが、いったいどのような状態を言うのでしょうか。

破水とは

お腹の赤ちゃん(胎児)は羊水の中にいます。そして、卵膜という膜が羊水と赤ちゃんを覆っています。羊水は、赤ちゃんを守り、育ててくれる液体。そして、破水とは、卵膜が破れ、その羊水が外へ流れ出ることをいいます。

陣痛より前に起こる「前期破水」もある

陣痛が来て、子宮口が全開してから「破水」が起こる……と先輩ママなどから教わった方もいるかもしれません。しかし、破水が起こるタイミングは陣痛時とは限りません。

前期破水とは

陣痛が始まってから破水が起きるケースが多いのですが、中には先に破水が起きることもあります。陣痛より前に起きる破水を「前期破水」といいます。妊娠28週~36週に起きることが多いのですが、時期によっては注意が必要です。

前期破水の原因は、「過度の腹圧」「早産の兆候」「多胎妊娠」そのほか「細菌感染で卵膜が弱まっている」などがあります。

妊娠後期は、ちょうど尿漏れも多い時期。尿漏れと破水の区別がつかないこともあります。心配な場合は、自己判断せずに産院に連絡しましょう。

前期破水は赤ちゃんに影響する?

適切な処理が行われれば、基本的に赤ちゃんに影響することはありません。前期破水が37週以降であれば、その後24時間以内に陣痛がやってくる場合がほとんどです。

しかし、羊水が減ってしまうと赤ちゃんが呼吸できなくなってしまったり、細菌感染が起こる可能性があります。「破水かな?」と思ったら、放っておいてはいけません。

破水の特徴と見極め方

537992929

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

破水というと、陣痛がはじまり、いきんだ時にパシャンと出るもの……そんなイメージがありますが、実はそればかりではありません。破れる場所やタイミングによっては、まるで尿と区別つかないことも。尿漏れだと思っていたら破水だった!というのでは困りますね。破水の特徴と見極め方について解説していきます。

破水の量って?

出てくる羊水の量には個人差があります。プチっと卵膜が破れる音とともに大量にパシャッと出てくるのであれば分かりやすいのですが、チョロチョロと尿のように出てきたり、微量の水が漏れ出てきたりすることもあります。どのように見分ければよいのでしょうか。

破水とおしっこの見分け方

破水の量が少ない場合、尿と間違えて見過ごしてしまう場合があるので注意が必要です。見分け方にはいくつかあります。

(1)自分で止められるかどうか 尿は自力で止められますが、破水は止めることができません。股に力を入れて止められるかどうかを確認してみましょう。出方は、だらだらと出続ける感じです。安静にしていても止まらずに出てくることも特徴的です。

(2)色やニオイ 色やニオイでも判断できます。尿の場合は、アンモニア臭をともなう、黄色い液体であることが特徴。 破水の場合は、やや黄色いこともありますが基本的に無色の液体です。血が混じる場合もあり、この場合は薄いピンク色になります。また、羊水はアルカリ性で、独特の甘酸っぱいニオイだったり、生臭かったりとします。しかし、臭いは個人差があり、ほとんど無臭の方からかなり生臭い方まで差があります。

破水したときの対処法

475870723

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

「もしかしたら破水かも?」と思ったとき、まずは応急処置をしましょう。慌てず、焦らず、心を落ち着けて。きちんと対処すれば、大きな問題はありません。

タオルやナプキンをあてる

いざ、破水するとやはり焦ってしまいがちです。まずは、落ち着いて行動しましょう。 動くと羊水が出やすくなるので、動作に気をつけて、まずは清潔なタオルやナプキン、パッドなどを当てましょう。人によっては大量に羊水が出る場合がありますので、タオルはバスタオルなど大きめのものを用意してください。

また外出中に破水が起こってしまった場合は、その場で産院に連絡をして指示を仰ぎましょう。 妊娠後期に差し掛かったら、常に母子健康手帳、診察券、健康保険証の3点セットとともに、大きめのナプキンを携帯しておきましょう。

病院に連絡して指示を仰ぐ

破水かなと思ったら、自分で判断せずに、すぐに病院に連絡をしましょう。

病院に行くこととなったら、さらなる破水の誘発をさけるために歩ける距離でもタクシーなどを利用しましょう。マタニティタクシー・陣痛タクシーなど、妊婦に特別に対応してくれるシステムのあるタクシー会社を、妊娠前期から確認しておいた方がよいでしょう。車内でも安静を心がけてください。

基本的に破水で救急車を呼ぶ必要はありませんが、陣痛から出産までの時間が短いと予想される経産婦の方や、双子以上の多胎妊娠の方は、あらかじめ医師や助産師に対処を相談しておくと安心です。 臨月になったら、いつお産が起きてもおかしくありません。いざというときにすぐ入院できるように、前もって入院の際の荷物はまとめておきましょう。

シャワー・入浴はNG

破水後は感染する危険性が高いので、シャワー・入浴はNG。もちろん、ウオッシュレットも禁物です。

破水後の病院の処置

破水して病院を受診した際は、まず破水かどうかを確かめるために、出ている液体の検査をします。破水だと判断された場合は、子宮内の感染を防ぐため抗菌剤の投与などの処置が行われます。このとき37週以降(臨月)であれば、まもなくお産がはじまると考えてよいでしょう。陣痛がくるのを待ちましょう。

34~35週未満の時期には、胎児の肺の成熟度を考えて出産を先送りにする場合と、子宮口の開き具合や胎児の状態によってはそのまま出産へと向かう場合があります。

ちなみに、破水でなかった場合は帰宅して、陣痛を待つことになります。いつも通りの生活を送ってかまいません。ただし、いつでもお産が起きても大丈夫なように、遠出するのは避けましょう。

まとめ

破水の時に慌てないようにするためには、普段からの準備が大切です。また細菌による感染症に注意するためによく手荒いうがいをしたり、キレイな衣服を身につけたりと、清潔を心がけましょう。


関連記事


/

この記事の著者

マイナビウーマン子育て

ありがとうを贈るとライターさんの励みになります

トップへ戻る




michillの人気ランキング

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録