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【医師監修】子どもの発疹は何が原因? 原因・病気別の特徴と対処法

目次

赤いポツポツが肌にできると「なにかの病気では?」と心配になってしまうママもいるかもしれません。水ぼうそうやはしかのような病気による発疹だけでなく、あせもやかぶれなど子どもの発疹にはさまざまなものあります。今回は子どもの発疹について代表的なものを紹介していきます。

この記事の監修ドクター

皮膚科土屋佳奈 先生 東京医科大学卒業。東京女子医科大学で研修後、皮膚科学教室に入局。東京女子医大病院、JR東京総合病院勤務を経て、都内の美容クリニック、皮膚科クリニックに勤務。現在は医療法人社団尾泉医院で皮膚科診療を行う。 皮膚科専門医。女医+(じょいぷらす)所属。

発疹ってどんなもの?

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発疹とは

「発疹」というのは、皮膚に起こる症状すべてを総称した言葉です。肌に現れた赤みやブツブツ、水ぶくれやかさつきなど、すべての症状が含まれています。

発疹・湿疹・蕁麻疹の違いは?

湿疹も蕁麻疹(じんましん)も発疹のひとつです。湿疹は、かゆみをともなう赤み(紅斑)や、ブツブツ(丘疹)、水ぶくれ(水疱)などの症状が現れます。蕁麻疹は、みみず腫れのような膨疹(ぼうしん)が現れ、短時間で出たり消えたりするのが特徴です。

子どもの病気には発疹が出るものも多い

発疹の原因は、はしかや風疹、突発性発疹、水ぼうそうなどの感染症と、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などのアレルギー反応が関与したもの、出血斑などの血液の病気によるものなどに区別できます。 子どもの場合、まだ多くの病気に対する抗体がないので、はしかや風疹などのウイルス感染症にかかる場合が多く、結果的に発疹も多くなります。

1歳前後の子どもに多い発疹の原因と対処法

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赤ちゃんや乳幼児はまだ皮膚が薄く、かぶれやあせもなどで発疹が出ることも少なくありません。小さな子どもに多い発疹の原因と対処法を見てみましょう。

突発性発疹

生後半年から1歳くらいまでの赤ちゃんが生まれて初めて高熱を出したときの原因として特に多いのが突発性発疹です。38~40度ぐらいの高熱が3〜4日続きます。あまりにも熱が高いので心配になってしいますが、高熱のわりに元気なのが特徴です。熱が下がると同時に、全身にパラパラと赤い発疹が出ます。この発疹もすぐに跡形もなく消失するので、あわてなくても大丈夫ですが、自己判断せず小児科または皮膚科を受診しましょう。

乳児湿疹

生後すぐに生じやすい皮膚トラブルの一つです。新陳代謝が活発なうえ、皮脂分泌が亢進する出生時~生後3カ月くらいまでの間に発症する場合が多く、余分な皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こしやすくなります。その一方で、バリア機能はまだ未熟であるため、石鹸を用いて肌を清潔に保つだけでなく、ワセリンなどでしっかり保湿もするようにしましょう。

乳児脂漏性湿疹

頭皮や顔にできるカサカサした湿疹で、赤くなってかゆみを伴うほか、ひどくなると皮脂が固まって黄色っぽいかさぶたができることもあります。

過剰な脂が原因なので、よく洗って脂を落とすことが大切です。カサカサした湿疹なので乾燥と間違えて、洗わないでいると余計に悪化するので注意が必要です。よく洗っても改善しない場合には、皮膚科を受診し、適切な外用薬を処方してもらいましょう。

カンジダ皮膚炎

皮膚カンジダ症は、股部・陰部・オムツ部・手指の第3指間など、湿ってこすれやすい部分に生じます。境界がぼんやりした、じくじくした紅い斑で、その中や周囲に小さい水ぶくれや膿疱が見られ、軽度のかゆみも伴います。汗がたまりやすい箇所を清潔に保ち、通気性のいい衣類や下着を着けさせましょう。おむつをこまめに取り替えることも大切です。

1歳以降の子どもに多い発疹の原因と対処法

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発熱を伴う発疹がみられる病気には合併症を起こすものもあります。発熱と発疹は同時に出現したかなど、記録して受診しましょう。

アトピー性皮膚炎

よくなったり悪くなったりを慢性的に繰り返す、かゆみのある湿疹を主な病変とする疾患をアトピー性皮膚炎と呼びます。多くは、アトピー素因といわれる体質があります。

原因は、肌の水分を保ったり、外部の異物から体を守る皮膚バリア機能の低下にあるといわれています。2歳以下の子供だと、アトピー性皮膚炎の診断基準を満たさないことも多く、1回や2回の診察では判りません。定期的に皮膚科専門医を受診し、皮膚の状態を見てもらうことが大切です。治療には、抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤の内服による痒みのコントロールや、症状に見合った強さのステロイド軟こうの外用、保湿剤等を使ったスキンケアが重要になります。

水ぼうそう

水疱(水ぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染で起きる病気です。小さな痒みのある発疹がパラパラとでて、半日程度で水ぶくれになり、あっという間に全身に拡大します。感染力がとても強いので、もし感染しても軽症で済むように、予防接種を受けることをおすすめします。現在は、1歳から予防接種を受けることができます

第2種学校感染症に指定されている。(それぞれ定められた出席停止期間。ただし、病状により、学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときはその限りではない。)

風疹

風疹は、数年おきに流行することが多く、風疹ウイルスに飛沫感染することで発症します。主な症状は、リンパ節の腫れ、発疹、発熱です。リンパ節の腫れは、耳の後ろや首で多く見られます。発疹は全身に拡がりますが、数日で消失し、熱もあまり高くなることはありません。予防として、麻疹・風疹混合(MR)ワクチンの予防接種があるので、忘れずに打つようにしましょう。

第2種学校感染症に指定されている。(それぞれ定められた出席停止期間。ただし、病状により、学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときはその限りではない。)

ヘルパンギーナ

主に夏に流行しやすく、喉が赤く腫れて強い痛みを伴い、口の中に小さな水疱がいくつもできます。38度以上の高熱を伴う場合もあります。

ウイルス感染症なので、特に治療をしなくても自然治癒するケースが多いですが、熱が高いときは解熱剤を使用することもあります。また、口腔内の痛みで食事の摂取が困難な場合もあるので、喉越しのよいゼリー状のものを食べたり、脱水を起こさないよう水分補給をすることも重要です。高熱が長期間続く場合は合併症を起こしている可能性もあるので、早めに受診しましょう。

第3種学校感染症に指定されている。(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)

溶連菌感染症

幼児、学童を中心に、しばしば集団的に発病します。潜伏期は2~3日で、高熱、寒気、頭痛、喉の痛みなどが症状として現れるほか、全身に粟粒のような小さい細かい発疹が出ます。

早めに抗生物質を内服することが大切で、熱が下がっても10日から2週間程度は薬を飲み続ける必要があります。菌が残っていると再発しやすく、腎炎を起こすこともあるので、処方された分はしっかり飲み切るようにしましょう。

第3種学校感染症に指定されている。(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)

ヘルペス感染症

乳幼児によく見られる口の周りや口内の水庖は、ヘルペス性口内炎とも呼ばれる単純疱疹の一種です。放っておけば2週間くらいでかさぶたになり、ポロっと取れて終わります。

ほとんどは親から感染するケースが多いので、親がヘルペスにかかっている場合は、赤ちゃんへのキスや、タオルの共有、食器の使い回しに注意しましょう。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、みみず腫れのような膨疹(ぼうしん)が出現し、短時間で出たり消えたりを繰り返すという特徴があります。激しいかゆみを伴いますが、掻いてしまうとその部分も同様にみみず腫れになってしまうので注意が必要です。数10分から数時間で治まることが多いですが、1 ケ月以上続く慢性蕁麻疹もあります。

3~4歳以降の子供に多い発疹の原因と対処法

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保育園や幼稚園に通う時期になると、感染症にかかる機会が増えます。乳幼児期とは異なる発疹が現れる感染症もあります。

手足口病

手足口病では、手の平や足の裏、口の中に水膨れができます。コクサッキ―A群ウイルスなどによる感染症で、熱はでても微熱程度であることが多いですが、口腔内の発疹のために食事がとれなくなることがあります。柔らかく、刺激の少ないものを与えるようにしましょう。

手足口病の原因ウイルスは、多岐にわたるため、一度かかってもまたかかることがあります。また、子どもだけでなく大人もかかることがあり、さらに大人のほうが重症化しやすいので、家庭内感染にも注意が必要です。

第3種学校感染症に指定されている。(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)

とびひ

虫刺されやすり傷の部位に細菌が繁殖し、透明の水疱や膿疱、かさぶたができる感染症です。患部を掻くと、中の液が染み出て他の部位にも“飛び火”するため、こう呼ばれます。抗生剤の内服と外用による治療が必要なため、皮膚科を受診しましょう。自己判断でのステロイド外用は、却って悪化させてしまうので注意が必要です。

第3種学校感染症に指定されている。(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)

水いぼ

伝染性軟属腫ウイルスによるいぼです。「水いぼ」の名前通り、中に水が入っているような弾力があり、1-5㎜くらいの大きさで、表面にすこし光沢があるのが特徴です。イボの中にはウイルスが含まれているため、引っかいてウイルスに触れた手で、ほかの部分を触ると感染する可能性があります。イボを取り除く場合は、家庭では行わずに医療機関を受診しましょう。

第3種学校感染症に指定されている。(病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで)

かぶれ

なんらかの刺激の強いものに触れると誰にでも起こる「一次刺激性接触皮膚炎」と、アレルギーとして起こる「アレルギー性接触皮膚炎」があります。かぶれた場所がかゆくなり、小さなブツブツや水ぶくれができたりします。

衣類、金属製品、ゴム製品、洗剤、医薬品、シャンプー、植物、動物など、身の回りのほとんどの物が原因となりえます。

まとめ

子どもは異変を感じてもうまく言葉にできません。しかし、かゆみなどから不機嫌になったり落ち着かない様子を見せることもあります。いつもと様子が違ったら、熱を計るだけでなく、肌に異変はないかという部分も気遣ってあげるとよいでしょう。


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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