ポーチの中身は定期的に見直しをしていても、ドレッサーなどコスメ類を収納している場所の見直しまでは「忙しくて、手が回りません!」な40代女性も珍しくないことと思います。
ドレッサーは美をつかさどる大事な場所であると同時に、デイリーの美に関する出費にも深く関わる家具。
だからこそ「お金が貯まらない……」と嘆く女性たちのドレッサーには、思わぬ共通点もあるようなのです。
今回は、時短美容家の私、並木まきが、お金が貯まらない女性のドレッサーにありがちな傾向をお話します。
こんなところにも落とし穴が!「お金が貯まらない40代女性」のドレッサー1:何年も前のコスメがぎっしり
持っていても、おそらく二度と使うことはないであろうコスメがぎっしりとドレッサーに詰まっている女性ほど、自分の身のまわりの持ち物に無頓着な傾向に。
「化粧品につい散財しちゃう」とこぼす女性に「もしかして、ドレッサーには、古いコスメがぎっしり?」と訊いてみると、かなりの確実で「YES」の答えが返ってきます。
コスメは、自分が“何を持っていて何を持っていないのか”の棚卸しができていないと、どうしても「似たもの」を買い集めてしまうアイテムでもあります。買ったまま放置しているものが多いほど、無駄な出費も招きやすいと言えるでしょう。
こんなところにも落とし穴が!「お金が貯まらない40代女性」のドレッサー2:同時に使わないアイテムのストックが多い
雑誌やWebで「いい」と書かれているコスメを、つい手もとに置いておかないと気が済まないタイプの女性も、化粧品関連に散財しがちな傾向は否めません。
40代ともなれば、予算内で好きなものを買っているうちは特段の問題も生じませんが、極端な“新しもの好き”の場合には、同じような用途のコスメがズラッとドレッサーに並ぶハメにも。
化粧水が3本、美容液が4本、乳液が2本……など、1回のスキンケアで同時に使わないはずの類似アイテムにまつわるストックが多いということは、それだけ無駄にお金を使っているリスクも高め。
スキンケアコスメは一般的に、開封から3ヶ月で使い切るのを推奨されているため「お肌の状態によって、使う化粧水を変える」「気分によって、美容液を変える」などの目的で買い揃えていたとしても、予定どおりに使い切れる可能性は、そこまで高くありません。
美意識が高くやっていることでも……
こんなところにも落とし穴が!「お金が貯まらない40代女性」のドレッサー3:未開封の買い置きにあふれている
愛用中のコスメは、買い置きが常に手もとにないと不安になるのも女性の心理。美意識が高い女性であれば、なおのことだと思います。
しかし未開封の買い置きコスメで、ドレッサーが常にパンパンになっているとなれば、ちょっと話は変わってきます。
未開封コスメは保存状態にもよるものの、1年ないし、どんなに長くても3年程度しか使えません。
であるにもかかわらず「お気に入りだから」を理由に買い置きをズラリと揃えておかないと気が済まないとなると、それを開封するまでの間に新製品が欲しくなったり、他のコスメでもっとお気に入りが見つかったりしたときには、お蔵入りからのゴミ箱行き……という結果を招きやすいもの。
ストックを完備しておく心がけそのものが散財を招くわけではないものの、将来の“要・不要”の可能性までを考慮せずに安易に買い置きを増やしてしまうと、結果として無駄買いだった……となるリスクも大きくなります。
化粧品は、凝りだすとそれなりの出費を伴うものだけに、必要なものを賢く買い揃えるのが貯め上手への近道です。
女の秘密が隠されていると言っても過言ではないドレッサーには、お金の使い方にまつわる傾向も顕著に出やすいと言えるのではないでしょうか。