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蚊の侵入リスクを減らす! 窓と網戸の正しい位置関係とは?

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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蚊の侵入リスクを減らす! 窓と網戸の正しい位置関係とは?

初夏の陽気に肌も汗ばむ季節。気温が高くなると気になるのは「蚊」の発生です。人間の血を狙いすばしっこく飛び回る蚊たち。網戸を使っているはずなのに、いつの間にか部屋に侵入していた……なんてことも。でも、もしかしたらそれ、網戸の使い方次第で防げたかもしれません。
「窓と網戸の位置関係によっては、蚊が入りにくくなるんです」と語るのは、窓まわりのアイテム等を製造するメーカー・YKK AP住宅商品企画部の千田正勝さん。詳しく教えてもらいました。
蚊を防ぐための「網戸と窓の位置関係」、これだけは覚えておこう!

通気も確保しながら、蚊などの虫の侵入を防御する強力な武器「網戸」。蚊が入らないように、網戸を素早く開け閉めしている人は多そうですが、窓と網戸の位置関係に気を配っている人は少ないかもしれません。“窓も網戸も閉めている状態”にしていれば安心と思いがちですが、それぞれどのような位置にあるかによって、蚊に侵入の隙を与えてしまうリスクが高まるようです。

例えば、スライド式網戸の場合、蚊の侵入防御率を最も高められるのは次のイメージのような状態。

【画像1】窓は全開にしていても、網戸は最後まできっちりと閉まっている状態。網戸と室外側の窓のフレームが同じ位置で2つ重なっているため、隙間がない。フレーム同士がしっかりと密着していれば、確実に蚊の侵入を防げる(イラスト/SUUMOジャーナル編集部作成)

【画像1】窓は全開にしていても、網戸は最後まできっちりと閉まっている状態。網戸と室外側の窓のフレームが同じ位置で2つ重なっているため、隙間がない。フレーム同士がしっかりと密着していれば、確実に蚊の侵入を防げる(イラスト/SUUMOジャーナル編集部作成)

【画像2】こちらも、網戸と室外側の窓のフレームが2つ重なっており、窓を半分開けている状態でも、蚊が入る隙間がなく問題はない(イラスト/SUUMOジャーナル編集部作成)

【画像2】こちらも、網戸と室外側の窓のフレームが2つ重なっており、窓を半分開けている状態でも、蚊が入る隙間がなく問題はない(イラスト/SUUMOジャーナル編集部作成)

この2パターンを守りさえすれば、開口部から蚊が侵入することはまずないとのこと。問題なのは、多くの人がやっているであろう、次の状態。

【画像3】網戸と室外側の窓のフレームが重なっていないため、室外に対して隙間が生じている。これでは蚊がいつ入ってきてもおかしくない状態(イラスト/SUUMOジャーナル編集部作成)

【画像3】網戸と室外側の窓のフレームが重なっていないため、室外に対して隙間が生じている。これでは蚊がいつ入ってきてもおかしくない状態(イラスト/SUUMOジャーナル編集部作成)

基本は“網戸”と“外側の窓”のフレームの位置を合わせ、端をしっかりつけること、窓を閉めているときも網戸はしっかりと端に寄せること。この2点を守ることで、蚊の侵入を防ぐことにつながるようです。

網戸の密閉性を高めるには“網”だけではなく“フレーム”も重要!

網戸は網目部分だけではなく、窓のフレームと接する網戸の縦方向のフレーム部分「縦框(たてがまち)」も重要なんです。

「外側の窓と網戸の間には、構造上左右に可動するために必要なわずかな隙間があるために、そこから虫が侵入する可能性があります。それを防ぐために、網戸の縦框(たてがまち)に『モヘア』と呼ばれるケバケバした起毛材が付いています。これが隙間をふさぎ、密閉性を高めています」(千田さん、以下同)

このモヘアが変形したり、窓に上手く密着していなかったりしたら、それは網戸の替えどきとのこと。ちなみに、耐用年数は大体10年ほどだとか。

【画像4】網戸に付いているケバケバしているのが『モヘア』(画像提供/YKK AP)

【画像4】網戸に付いているケバケバしているのが『モヘア』(画像提供/YKK AP)

網戸の効果を高めるには“掃除”と“メンテナンス”も欠かせない

また、もちろん素早い開け閉めで蚊に付け入る隙を与えないことも肝心といいます。網戸の“シャーーーッ”というスムーズな動作を可能にするためには、網戸レールのお掃除は欠かせません。

「網戸レールに砂やほこりなどのゴミがたまると網戸の動きは悪くなります。また、ペットを飼っている方は、レールに毛がたまってこびりつき、固まってしまうこともあるようです。そうなる前に、ゴミはこまめに掃除機で吸い取ったり、雑巾で拭いたりして取り除きましょう」

【画像5】放っておくと細かなゴミがたまりやすい窓のレール部分。こまめに掃除することが大切(写真/PIXTA)

【画像5】放っておくと細かなゴミがたまりやすい窓のレール部分。こまめに掃除することが大切(写真/PIXTA)

「また、部品の不具合などによって網戸の動きが悪くなることも考えられます。例えば、網戸の脱落・落下防止の危険性を抑えるための部品『はずれ止め』の位置が合っていないとか、網戸の動きを滑らかにする車輪『戸車』がしっかりレールに乗っていないなどということがあります。自分で直せる場合と、修理を依頼したほうが良い場合がありますが、まずは取扱説明書を確認しましょう」

【画像6】スライド網戸の場合、網戸上部の両端にある『はずれ止め』。これが正しくセットされていないと、がたつきが生じて網戸がスムーズに動かなくなる(画像提供/YKK AP)

【画像6】スライド網戸の場合、網戸上部の両端にある『はずれ止め』。これが正しくセットされていないと、がたつきが生じて網戸がスムーズに動かなくなる(画像提供/YKK AP)

【画像7】網戸のレール部分にある、小さな車輪『戸車』。こちらも網戸を滑らかに開け閉めするうえで大切な部品なので、ゴミがたまらないように注意が必要(画像提供/YKK AP)

【画像7】網戸のレール部分にある、小さな車輪『戸車』。こちらも網戸を滑らかに開け閉めするうえで大切な部品なので、ゴミが溜まらないように注意が必要(画像提供/YKK AP)

【画像8】現在のYKK APの製品には、ほとんどの網戸にQRコードが貼られていて、スマートフォンで読み取るとお手入れの仕方やメンテナンス方法などの説明を見ることができる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像8】現在のYKK APの製品には、ほとんどの網戸にQRコードが貼られていて、スマートフォンで読み取るとお手入れの仕方やメンテナンス方法などの説明を見ることができる(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

最近は、網目が細かいタイプのものや、防虫剤を練り込んだものまで、さまざまな網戸がリリースされています。とはいえ、使い方次第ではその防御効果も低減してしまいます。まずは窓を開けているとき閉めているとき、それぞれの状態での網戸の位置に気を配ること、そしてこまめな掃除とメンテナンスで網戸のスムーズな開閉を可能にすること、この2つを守って蚊の侵入を防ぎましょう。

●取材協力
YKK AP株式会社 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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SUUMO

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