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「私は恋をしたい!」と宣言すれば変わる~NY流恋の始め方~

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目次

もう春になってしまいましたが、1年でいちばん華やぐ季節、クリスマス前のNYを訪れました。もうティファニーにも興味はないし(卒業したのではなく、自分へのご褒美なんてものを考えるほど経済的にも精神的にも余裕がない!)、もともと住んでいたので、今さら観光という気分でもない。ゆったりと暮らすようにな~んにもしない贅沢な休日を楽しんできました。

【間庭典子のSINGLE AND THE CITY#1】

NYは、シングルの街から○○な街になっていた?

思えば東京に拠点を移してすでに10年以上。街はすっかり様変わり…と思いきや、本質的には変わらず「やっぱりな…」というトホホなことや「やっぱりね!」という心躍ることまですべてが「This is The city!」でした。そんなところが良くも悪くも好きだったんだよな、と昔の恋人を思い出すような余韻が。なんかだかしばらくの東京生活で忘れていた記憶がよみがえってきました。

 

NYに渡った1999年ごろ、あの「Sex and the city」が大ブレイク。シングル生活を謳歌(もしくは迷走?)する主人公キャリーを意識してあのころこの街ではみんながちょっと甘ったるいあの早口なしゃべり方をマネてたっけ。ファッション業界のゲイのお姉さま方もみんな「Fa~~~bulous!(ファ~~~ビラス!)」を連呼していました。バーで何を飲むか迷ったら「とりあえずCosmpolitan(ドラマ中でよく4人組が飲んでいたカクテル、コスモポリタン)」、とかね。NYCはシングルのための街でした。

 

そんな時代からすでに20年近くの月日が流れ、あのころのシングルたちはマンハッタンを「卒業」し、今やNYCで最もHIPなブルックリンへ。マンハッタンから川を渡ったこのエリアは空前のベビーブーム。滞在していた友人宅でも周りはベイビー&キッズだらけ。一生シングル宣言をしていた友人がリッパな教育ママになっていたり、シングルはもはや少数派なのでありました

 

なんでもあり!な多様性が溢れる街

10日間ほどの短いNY滞在だったけれど、そうよね、そうだった! と改めて感じたのが、この街の多様性。例えばこの街には「Merry Xmas!」の挨拶はありません。様々な民族、宗教を背景に持つ人が住むということからひとくくりに「Happy Holidays!」なのです。アメリカ生活の長い友人が「日本人ってクリスチャンでもないのになんでみんなメリークリスマスって言うのよ⁈」と憤慨?するのを見て思い出しました。

 

クリスマスといえば赤と緑のカラーリングだけれど、ここでは青を基調にしたディスプレイもいたるところで見かけます。これはNYに多いユダヤ系=ジューイッシュのお祭り、Hanukkah(ハヌカ)の飾り。そもそも新年だって中国のように旧暦で祝う国もあるし、12月=クリスマス、お正月という思い込みは厳禁。とりあえずざっくりと「Happy Holidays!」と言い合えば無難というわけ。いいですよね、このなんでもあり!という感覚。

 

だからこの街では恋愛のきっかけだってなんでもあり! 24時間デリのおじいさん(明らかに70歳以上!)が「今日は素晴らしい天気だから一緒に散歩しない?」なんて冗談とも本気ともつかぬ感じで声をかけてきたり、警官でさえ目があったらウインクしてきたり、すっごくカジュアルなんですよ。友人の結婚式でそのお父さんにダンスに誘われ、踊りながら今度デートしようとナンパされるなんて事件もあったっけ。(花嫁の父ですよ⁈ 娘の友人ですよ⁈)

 

思い込みは取っ払って可能性を広げていこう

今回、へえ~と思ったのが、離婚してSingle Againとなった友人が「私は今、On the Marketだから」となにげなく語っていたこと。市場に出ている、つまりフリーなのよ、募集中なのよ、ってことかな。芸能人でもなんでもバツ1、バツ2のほうがすぐに次の相手を見つけたりするけれど、明らかに今フリーというイメージのほうが新装開店っぽくて新鮮だものね。それに比べ万年シングルは「閉店がらがら」感この上ない! う~ん、「On the market」って期間限定っぽさをアピールする魔法の言葉なのかも。

 

今その人がシングルかどうかなんてわざわざ聞かないし、久々に会ったりすると遠慮して仕事なんかのあたりさわりのない話題になりがち。そういえば大学時代の男友達がずいぶん前に離婚していたということを新年に知り、衝撃を受けたっけ。その間にもみんなで会っていたし、Facebookには仲のいい親子のスナップがあってシアワセ家族っぽかったし(そういえば奥さんの姿はなかったな…)とにかくいいお父さんを絵にかいたようなイメージだったんだもの。気づかずにごめんね、と謝りたい…。

 

SNSマジックなのか、楽し気な写真ってだけで、円満家庭のリア充だと思ってしまう。もちろん幸せな離婚だってあるだろうし、シングルだからって不幸なわけではないけれど、その思い込みを取っ払って「なんでもあり!」とふっきったら可能性は広がるんじゃないの? 声をかける側も、かける側も。

 

あなたも始めてみない?「On the market」宣言!

だからこそ「On the market」宣言するのって意外と大事。結構親しい男友達が婚活サイトに登録しているのを知って聞いて初めてシングルだと知ったことも。だってベビーシート付きママチャリに乗ってたりするんですよ~⁈ でも実際はかなり前に離婚し、一人暮らしも長いのだそう。うーむ。そりゃズバリ聞かないとわからない。

 

もしかして自分たちだって、Openじゃない態度や、所帯じみた持ち物でMarketには乗っていない圏外オーラをまとっているのかもしれないし。反省、反省。というわけで2019年はNO! 思い込み! 花嫁のパパほどとは言わないけれど、もっと頭も心も柔軟になるべし。まずは「On the market」と宣言することから始めてみようかしら。


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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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