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【医師監修】汗疹(あせも)が赤ちゃんにできる原因と4つの対策法

目次

赤ちゃんは新陳代謝が盛んで汗っかき。気温が高くなってくると、さらに汗をかくことが多くなりますよね。こまめにケアをしているつもりでも、汗をかきやすい背中や足の付け根などがあせもで真っ赤に……という経験を持つママも少なくないはず。今回は、赤ちゃんのあせも(汗疹)の原因と対処法についてまとめました。

この記事の監修ドクター

皮膚科桑原香織先生 東京医科大学卒業後、同大学病院にて経験を積み、現在は立川皮膚科クリニックに勤務。女医+(じょいぷらす)所属 http://tachikawa-derma.com/

赤ちゃんの汗疹の症状

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赤ちゃんの肌は弱く、ちょっとした刺激でブツブツができたりかぶれたりすることもあります。特にはじめての赤ちゃんの場合、湿疹などの皮膚炎とあせもの違いが判らず、戸惑うママも多いのではないでしょうか?ここでは、新生児のあせもの特徴について解説します。

新生児の汗疹の特徴

あせもというと「かゆみを伴う赤い湿疹」というイメージを持つ人もいるかと思いますが、新生児の場合は若干それとは異なります。赤い発疹ではなく、透明や白色に現れる場合もあるので、赤ちゃんをケアするときは注意するようにしましょう。

おしり・お腹・背中にできる汗疹

まだ動き回ることができない新生児は、1日のほとんどを寝て過ごします。そのため、汗で湿った肌着、布団などが肌に密着しやすい背中やお腹、後頭部は、あせもが発生しやすい部分といっていいでしょう。現在の紙おむつはムレにくくなっていますが、それでもおしっこで湿気がたまりやすく、汗をかきやすいおしりも注意が必要な部分です。

とびひに繋がることも

適切なケアをすれば快方に向かうあせもですが、ひどくなってしまうと範囲が広がってしまいます。さらに膿(うみ)を持った「とびひ」の原因となることも。

「とびひ」は正しくは「伝染性膿痂疹」と呼ばれる皮膚病のこと。掻(か)きむしった手を介して、水ぶくれやかさぶたのような状態のものが全身に広がります。かゆみと痛みをともない、引っかくと水ぶくれが破れ、中の菌が周りに飛び散ります。細菌が皮膚に感染することで発症するのですが、人にうつる病気のため、予防と早めのケアを心がけたいものです。

子供・赤ちゃんの汗疹の種類と原因

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ひどくなると「とびひ」にもなる可能性があるあせも。できるだけ早くあせもを見つけ、適切なケアをしたいものですね。ここで大切になるのが「あせも」の種類の見極め方。「あせも」と言っても、さまざまな種類があり、発疹の色やかゆみの有無などが異なります。ケアもそれに合わせて行いましょう。

種類1:紅色汗疹

「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」は、汗が溜まりやすい額や背中、首筋、わきの下などによく見られるあせもです。

赤ちゃんは新陳代謝が盛んで、大人よりも2〜3倍の汗をかきます。しかし、汗腺がまだ十分に発達していないため、分泌された汗が汗腺に詰まりやすい状態になっているのです。また、汗腺の数は大人も赤ちゃんも同じなのに、体の表面積が大人よりも小さいため、汗腺が密集しています。密集している汗腺から汗が多く出るため、汗がたまりやすいのです。

たまった汗は、皮膚の下にある汗管(かんかん)という管状の腺からその周りの組織に漏れ出るようになります。その結果、水ぶくれや発疹、かゆみがおこります。

「紅色汗疹」は、その名前の通り赤いブツブツが出るあせものこと。かゆみがあるため、赤ちゃんがぐずったり、機嫌が悪くなることもあります。だんだんと手指の力が強くなってくると、かゆみを我慢できず、かきむしってしまうことも。爪などでひっかかないよう、赤ちゃんミトンを用意してあげるのもいいでしょう。

種類2:水晶様汗疹

「水晶様汗疹」は新生児がなりやすいあせもで、赤くない小さな水ぶくれができるのが特徴です。皮膚の表面に近い部分にある角質層に汗がたまって発生します。水ぶくれの大きさは、直径1〜3mmほどで、透明もしくは白っぽい色をしています。

赤いブツブツのあせもはかゆみを伴いますが、この「水晶様汗疹」はかゆみがないのも特徴。治りも早いので、赤ちゃんが水晶様汗疹になっていたのにそれに気づかず、知らないうちに治っていたというケースもあるようです。「水晶様汗疹」の原因も、「紅色汗疹」と同様なので、こまめな汗ケアが必要ですね。

種類3:深在性汗疹

「紅色汗疹」「水晶様汗疹」と比べると、認知度が低いあせも「深在性汗疹(しんざいせいかんしん」は、あせもが悪化してしまうことでおこります。軽症のあせもの場合、角質内でおこりますが、「深在性汗疹」の場合、真皮内で汗管がふさがってしまうのです。深在性汗疹の発疹がある部位では汗が出なくなるため、発汗による体温調節がしにくくなります。

ただし、深在性汗疹は熱帯地方に住む人や、高温の環境で長時間作業に従事する人がかかりやすいあせもです。日本に住む赤ちゃんの場合は、それほど心配する必要はないでしょう。

汗疹の予防と対処方法

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赤ちゃんがあせもになり、かゆがってグズッている様子を見ると、ママもつらくなりますよね。でもあせもは早めのケアで予防することができます。また、あせもになってしまっても、適切なケアをすることで悪化を防ぐことができるのです。ここではあせもの予防とケア方法についてまとめました。

清潔さや洋服(おむつ)替えが大事

まず大切なことは、肌に汗を残さないで、清潔な状態を保つこと。赤ちゃんは代謝が盛んなため、どうしても汗をかいてしまうもの。お昼寝やお散歩のあと、激しく泣いたあとなど、汗をかいたと思ったら、こまめに汗を拭いたり、着替えさせるようにしましょう。就寝中もかなり汗をかくので、背中の肌と肌着の間にミニタオルを入れたり、専用の汗取りパッドを入れるのもいいですね。

夏場は特におむつの中は蒸れやすくなっています。こまめにおむつを替えて清潔を保つようにしましょう。おしりの奥や、足の付け根部分は汗がたまりやすく、あせもができやすい部分です。おしり拭きを使うのもいいですが、かなり汗をかいていると思ったときは、シャワーで汗を流すのもおすすめです。

必要以上に汗をかかせないようにする環境づくりも大切です。「薄着すぎると、赤ちゃんが風邪をひくのでは?」と心配になり、厚着をさせすぎると、赤ちゃんは暑くて汗をかいてしまうこともあります。気候や気温に合わせた洋服選びを心がけましょう。また、昼寝中は冷房を付けるなど部屋を快適な温度に保つよう心がけることも有効です。

保湿ケアで予防対策しよう

乾燥した肌はバリア機能が弱まってしまうため、あせもなどのトラブルもおこりやすくなります。あせもを予防するため、夏も保湿ケアを心がけましょう。特に入浴後や汗を拭いてあげたあとは、水分が蒸発しやすい状態となっているため、ベビー用のローションを使うなどケアが必要です。

汗疹の患部を冷やす

ケアを心がけていても、あせもになってしまうこともあります。ブツブツの赤みがひどいときや、かゆがってグズグズするようならば、患部を冷やしてあげてもいいでしょう。炎症をおこしている部分が冷やされるため、かゆみを感じにくくなります。

困った時は塗り薬や病院に

あせもがひどくなると、自宅でのケアが難しくなります。「かゆみがひどくなってきた」「炎症を起こしている部分が広がっている」「かきむしる」などの症状が見られたら、早めに小児科や皮膚科を受診しましょう。

赤ちゃんのあせもには、一般的にステロイドの塗り薬が処方されます。症状や体の部位によってステロイドの種類が変わりますが、決められた期間や使い方を守らないと、症状が戻ってしまうこともあるので要注意です。また、「以前処方された薬が残っていたから」などの自己判断で、塗り薬を使わないようにしましょう。

新生児・赤ちゃんのあせもの4つの疑問

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「たかがあせも」と軽く見ていると、重症化してしまうあせも。そこで必要なのが適切なケアですが、「これってあせもに効くの?」「放っておくとおむつかぶれにつながるってほんと!?」など、ケアに関するさまざまな疑問もあるようです。主な疑問の中から4つをご紹介します。

ワセリンやベビーローションは汗疹対策に有効なの??

赤ちゃんの肌は乾燥しやすく、肌も荒れやすいため保湿はとても大切。ベビーローションやワセリンをケアに取り入れるママも少なくないようです。

ベビーローションには、油分が多いものから、サラッとした使い心地のものなど、さまざまな種類のものがあります。保湿効果が高いものを選び、肌の乾燥から守ってあげることは、あせもの予防にも有効です。ただし、すでにあせもができている場合、ローションの種類によっては、症状をひどくしてしまう場合もあるので注意が必要です。

ワセリンは、外的刺激から敏感な赤ちゃんの皮膚を保護するという働きがあります。しかし、軟膏基剤であるワセリンは、汗の腺をつまらせてしまう可能性もあるのです。汗を多くかく季節や、すでにあせもができている状態のときにワセリンを使うと、詰まった汗腺の出口を覆うことになり、悪化してしまうことも。赤ちゃんがいる家庭では常備していることが多いワセリンですが、あせもの時は控えたほうがいいかもしれません。

冬に汗疹ができることってあるの??

あせもは夏になるというイメージが強いですが、冬になることもあります。エアコンが効いた暖かい部屋の中で重ね着をさせたり、寝るときに上に何枚も掛け布団をかけたりすると、赤ちゃんはびっくりするほど汗をかいていることもあります。「涼しくなったから」「寒いから」と油断していると、知らないうちにあせもになっていることもあるので、着替えのときや入浴時に肌の状態をチェックするようにしましょう。

汗疹はおむつかぶれに繋がる??

おむつかぶれの原因はさまざまありますが、「汗・ムレ」もその中のひとつ。おしりも汗をかくので、おしっこの湿気と合わさると、おむつの中は湿気でいっぱいに。むれてふやけた肌は傷つきやすいため、おしっこやうんちなどの刺激を受けやすくなります。おむつかぶれができやすい場所は、あせももできやすいと考えていいでしょう。おしりにできたあせもは、排泄物の刺激を受けて悪化し、おむつかぶれになる可能性もあります。

「白いあせも」と「赤いあせも」の違いは??

白いあせもは、新生児がなりやすい「水晶様汗疹」のこと。かゆみもなく、比較的短期間で治ります。一方、赤いあせもは「紅色汗疹」と呼ばれ、赤くかゆみがあるあせもです。どちらもケア方法は、肌を清潔にして汗腺をつまらせないようにすることが第一です。

まとめ

あせものかゆみがひどくなると、赤ちゃんの眠りが浅くなったり機嫌が悪くなったりすることも。とびひになると、他のきょうだいにうつってしまうこともあるので、心配なときは小児科や皮膚科を受診するといいでしょう。常に清潔なタオルや着替えを用意しておき、きれいな肌の状態を保つことを心がけたいですね。


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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