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【医師監修】妊婦は水分補給も重要! おすすめの飲み物や効果は?

目次

妊娠したら、なんだかのどが渇く…という人は少なくありません。実際、体が水分を欲する理由があるのです。のどが渇いたと感じたときには、既に体の必要な水分が不足しているとも言われます。その前に、キチンと必要な水分を体に補ってあげることが大切。妊婦さんの体の乾きと水分補給の注意点、そしてお勧めしたい飲み物についてご紹介します。

この記事の監修ドクター

上田弥生 先生 総合病院やクリニックの産婦人科・婦人科、不妊治療外来で研鑽を積む。デリケートゾーンケアの専門家。多数のメディア出演や骨盤底筋ショーツの商品開発、バストアップサプリ監修に携わるなど、幅広く活躍中。ニオイのスペシャリストとして「オトナ女子のためのスメらない手帖 (健康美人シリーズ) 」を発刊。女医+(じょいぷらす)所属。

妊婦さんの水分補給が重要な理由

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妊婦さんは、汗をかきやすくなります。これはお腹がどんどん大きくなることで運動量負担が増すから…という単純な理由だけではありません。そして、ママの体と赤ちゃんを守るプレママボディのメカニズムによる理由があるのです。

血液の循環と羊水の確保

お腹の赤ちゃんは、胎盤を通じてママの体から充分な栄養を送ってもらいます。赤ちゃんに栄養を届ける手段が血液です。ママが摂取した栄養素を、血流にのせて赤ちゃんへスムーズに届けるためには、さらさらの健康な血液のほうがいいのです。

水分が足りなくなると、ママの体の血液濃度が濃くなって、ドロドロになってしまいます。すると血液がスムーズに流れずに充分な栄養を赤ちゃんに届けられなくなってしまう可能性が出てきます。妊娠すると血液の量も多くなり最大1.5倍程度にもなるので、その分、妊娠していない時よりも血管内の水分の量が多く必要になっています。お腹が大きくなると、羊水で赤ちゃんを守ります。この羊水も水分を必要とする大きな理由です。

夏場の脱水症状を防止

妊婦さんは汗をかきやすくなります。それまで汗をあまりかかない体質だと思っていた女性も、妊婦さんになると発汗量が増えて、のどが渇くという話を聞くことがあります。これは、大きなお腹を抱えて動くから、という理由のほかに、妊婦さんは体全体の脂肪量が増えて、これが熱の放散を抑えることで体温を維持して赤ちゃんを守るプレママ特有の理由も関係しているのです。(妊娠初期に体温が高くなるのはまた別の理由で、妊娠初期に妊娠の継続のために卵巣から出ているプロゲステロンというホルモンの影響です。)

特に夏場は、高い湿度と気温で脱水症状を起こしやすくなります。妊娠前より新陳代謝が良く、体温が上がりやすいので、水分量の不足がのぼせを引き起こす場合もあります。熱い季節に悪阻が重なると、嘔吐でさらに水分量が不足します。一度にたくさんの飲み物を飲むのではなく、こまめに水分を補給する様にしましょう。

便秘の解消

水分が不足すると便秘をしやすくなります。体に必要な水分を腸内で取り込んでしまうと、そのあとの老廃物(便)をスムーズに排出するだけの水分を含まないまま、乾いた上体になってしまいます。そのまま腸の中に便をためてしまうと、妊婦さんは特にお腹に力を入れて排泄できないので、とても苦しく感じます。

水分不足以外にも、妊婦さんの体は、ホルモンの影響や子宮が大きくなって腸を圧迫する影響により、便秘は起こりやすくなっています。少しでも楽に排泄できるように、多めに水分を取って、スルンと排泄できるように意識して飲み物を口にするようにしましょう。

水分補給する量や飲み方について

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妊婦さんの体のなかで水分が不足しないようにするには、どのくらいの水分を摂取すればいいのでしょうか。妊婦さんの体格、赤ちゃんの大きさなどによっても違いますが、妊娠していないときよりも、心持ち多めに飲み物を飲むように気をつけておくことは大切です。

1日の水分摂取量は?

人間は、1日の間で(運動などをしない基礎代謝だけでも)およそ1.5リットルの水分が必要だといわれています。充分な水分量をとることで、血液がうまく循環し、血中濃度も抑えられて健康的に生活することができます。妊婦さんは、非妊婦さんと比べて汗をかきやすく、子宮が大きくなって膀胱が押されるためトイレも近くなりがちですので、通常以上の2リットル程度の水を一日にとっておきたいですね。

朝から夜までこまめに補給を心掛けよう!

1日に必要な水分量がわかったところで、それをどのような間隔で摂るかというのも重要です。一気に飲み物を体に取り入れるには限度がありますし、身体に負担もかかります。飲める限度ぎりぎりの量を一度にまとめて摂るのではなく、1日の間に、何度もこまめに飲み物を飲むようにしましょう。一気にのむと、ほどなくトイレに行きたくなくなりがち。老廃物を出すことはとても大切ですが、一気に水分を体に取ると、胃の中が水分で満たされて食欲が減退することも考えられます。また、つわりの時期やおなかが大きくなってきた時期だと胃が張って苦しくなったり嘔気が出たりすることもあります。

こまめに数口ずつでも水分を取ると、トータルで2リットルという量は決して多くなく、熱い夏には少なく感じるほどの量です。できるだけこまめに、のどの渇きを感じる前に飲み物を口に含むようにしましょう。ただし、のどが渇いているだけで身体は渇いてないこともありますし、体質により必要な水分量は異なるので、一気にがぶがぶ飲まず、一日に飲む量も身体の調子をみながら調整してください。

妊婦さんにおすすめする飲み物と注意点は?

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水分を取るために飲む飲み物はどんなものを選べばいいのでしょう。水をがぶがぶと飲み干すと、体内の水分量は上がりますが、食欲が落ちてしまい、充分に食べられなくなってしまいますね。そんなときこそ、体にいい飲み物を意識してとるようにしましょう。

栄養価の高い飲み物5選

水分と一緒に栄養価が高く、赤ちゃんの成長に効果的な成分を取り入れる飲み物をお勧めします。栄養価が高い飲み物を摂取すると、赤ちゃんの成長促進と合わせて、妊婦さんの健康維持や疲労回復、むくみの減少につながります。

■ルイボスティー ルイボスティーは、抗酸化作用が高く、カルシウムなどの成分が含まれている南アフリカ原産のハーブティーです。妊娠している間は、赤ちゃんへ優先的にカルシウムを届けて、妊婦さんの歯や骨の生成にまで廻らなくなってしまうため、もろくなりやすいといわれています。手軽な飲み物で、不足した妊婦さんのカルシウムを補うことができる格好の飲み物です。

■麦茶、タンポポ茶、ゴボウ茶 麦茶、タンポポ茶は、妊婦さんに最適な飲み物として紹介されることも多いですね。ノンカフェイン飲料であること、そしてミネラル成分が多く含まれているため、栄養素としてだけではなく整腸作用も期待できる優秀な飲み物です。ゴボウ茶は、血糖値の急上昇を抑えたり便通を改善する水溶性食物繊維や、冷えやむくみの改善を期待できるポリフェノールの効果がある面からもオススメです。

■タンポポコーヒー コーヒーを好んで飲んでいた人は、妊娠してカフェインを多く含むコーヒーの飲用量を少なめにしなければならないというストレスを感じるかもしれませんね。薄めのインスタントコーヒーなら、数杯程度飲む分に問題はないとも言われますが、タンポポコーヒーはタンポポの根を焙煎して香ばしい風味がありますので、コーヒーに似た味わいを楽しむこともできます。

■小豆茶 小豆茶も、ビタミンB1を多く含み、糖質コントロールや代謝促進、疲労回復に効果があるといわれています。利尿作用があるカリウムを含んでいるので、老廃物を出しやすくなり、むくみの予防にも効果が期待できます。

■柑橘系のお茶 柑橘系のお茶は、すっきりとした味わいがあり、ビタミンCやクエン酸含有量も多いので、体の免疫力を高めて血流促進に期待が持てます。妊娠中期からは体重の増えすぎも気になり始めますが、少し甘いものを口にしたくなったときに、ゆず茶の中に少しだけハチミツやオリゴ糖甘味料などを入れて飲むと、満足度も高くなりますね。

ハーブティーのおすすめと注意!

お茶など妊娠前には気軽に飲んでいた飲み物には、カフェインが含まれているものが多くあります。カフェインの摂取を控えて、いろんな風味を味わいたいというときにはハーブティーが良いでしょう。香りを楽しみながら、すっきりと飲める口当たりの良さがハーブティーの魅力でしょう。ちょっといつもと違う飲み物を飲みたいな、と思ったときには、香りとほんのり漂う風味でリラックス効果も高まります。

ただし、全てのハーブティーが妊婦さんにお勧めできるわけではありません。ハーブティーに含まれている成分によっては、マイナスの働きをしてしまうものもあります。 特に、はと麦茶やローズマリー、サフランには、子宮を収縮・刺激する作用があるので避けましょう。リコリスには高血圧・子宮出血をひきおこす作用があるため、体に入れない様にしましょう。

軟水のミネラルウォーター

妊婦さんと赤ちゃんが必要な成分であるミネラルの補給には、ミネラルウォーターを連想する人も多いのでは。普段なら気にならない水道水のカルキ臭などに、敏感になってしまう妊婦さんもいます。そんな女性には軟水ミネラルウォーターがおすすめです。

ミネラル成分は軟水より硬水のほうが多く含まれていますが、過剰摂取になってしまうと腎臓に負担がかかります。また、胃腸に負担がかかって下痢になることもあります。一方、適度のミネラルも必要ですから、朝コップ1杯程度の硬水でスムースな排便を促して、その後は軟水にされるのがよいのではないでしょうか。

まとめ

妊婦さんの体は、乾きやすい条件が重なります。体温の上昇と汗をかきやすいことにより血液濃度が高くなること、そして羊水がふえること、便秘しやすくなることなどを踏まえると、充分な水分量をとっておくことが大切です。水以外に、妊婦におすすめの飲料はたくさんあります。ただ、カフェインを含んでいるもの、糖分の多いジュース、効能によってはマイナスに働くハーブティーは摂取を控えるようにしましょう。また、冷たいものは控えて、なるべく室温~温かいものでとりましょう。

そして、一度にしっかり飲み干すのではなく、一日2リットル以上を、何度も回数を分けて少しずつ飲むという飲み方で体内の水分量を保持しましょう。ただし、水分の必要量は体質により異なります。飲みすぎもいけませんので、身体の調子をみながら調整してください。


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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