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【助産師解説】赤ちゃんが泣き止まないのは黄昏泣き?コリックって?4つの対策

目次

個人差はあれど、赤ちゃんはよく泣くもの。赤ちゃんの中には、時間帯によってご機嫌に差があることもあります。特に、夕方になると発作のように大声で30~40分泣き続けることを「黄昏(たそがれ)泣き」などと言ったりしますが、これはどのような状態なのでしょうか。原因と思われることや対処法について、助産師さんの監修で紹介します。

この記事の解説助産師 佐藤 裕子先生 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院の総合周産期母子医療センターで10年勤務。現在は助産院マタニティハウスSATOにて、妊娠から出産、産後のトータルケアを担っています。「日々ママや赤ちゃんに寄り添い、笑顔になってくれるのが何よりのやりがいです 」

赤ちゃんが泣き止まない!~ママアンケート~

子育て中のママたちにアンケート調査を行ったところ、6割のママが「赤ちゃんが泣き止まなくて困ったことがある」と答えました。

黄昏泣きとは?現れ方と原因

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ちょっとした泣き声でなく、「大泣き」「ギャン泣き」としか言いようのない激しい泣き声に、新米ママの多くが驚きます。なぜ黄昏泣きというのか?原因は?初めに素朴な疑問を解明していきましょう。

黄昏泣きとは?

黄昏泣きは夕暮れ泣きなどとも言い、これらは医学用語ではありません。明確な定義はありませんが、黄昏時(夕方)ごろから泣くことが多いことから、このように呼ばれているようです。もちろん、赤ちゃんみんなに起こることではなく、黄昏泣き自体は病気ではありません。

また、黄昏泣きを「コリック」という場合もあります。コリック(colic)は仙痛(疝痛)と訳されます。コリックに関しては、新生児期に始まり、生後3~4ヶ月ごろには自然に解消するとされています。

ゲップ不足やお腹の張り、便秘など、腸の不調が関係していると考えられていますが、はっきり した原因はわかっていません。なお、コリックは夕方に限らず、日中や夜、ほぼ同じ時間帯に起こることが多いとされています。

黄昏泣きの原因は?

黄昏泣きの原因はいろいろあり、そのうちの一つがコリックだという考え方もありますが、はっきりした原因やなぜ起こるかというメカニズムは、医学的にもわかっていません。

いずれにせよ、しばらくすれば自然になくなるもので、病気ではありません。

黄昏泣きにはどう対応する?4つの対策

黄昏泣きだとわかっても、誰にでも効く特別なあやし方や対処法があるわけではありません。ママのほうがパニックになってしまわないように、まずは赤ちゃんの泣いている原因を探ったり、あやし方を試してみましょう。

対策1:泣きの原因をさぐる

黄昏泣きはこれといった原因がないものですが、もし何か泣きの原因があれば、それを解決しましょう。まずは以下のことが原因となっていないか確認してみましょう。

①授乳:お腹は空いていないかを確認 ②おむつ替え:おむつが汚れて不快ではないかを確認 ③室温や服の調整:暑かったり寒かったりしていないかを確認

その他、痛みやかゆみ(傷やかぶれなど)が泣く原因になることもあるので、全身の様子をみてあげましょう。

対策2:げっぷをさせてみる

お腹も空いていないし、おむつや室温、体周りも問題ないとなったら、げっぷをさせてみましょう。 前回の授乳のときにうまくげっぷができなかったりすると、お腹に空気がたまって不快になっている可能性もあります。抱き上げて背中をトントンするなどしてげっぷ出してあげるといいでしょう。

対策3:赤ちゃんをあやしてみる

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それでも泣き止まないならば、赤ちゃんをあやしてみましょう。一般的なあやし方には以下のようなものがあります。

①声をかける 「ママだよ。大丈夫だよ~」などと明るく優しい声をかけながら、赤ちゃんを落ち着かせてみましょう。声をかけながら対策1・2を行ってもいいでしょう。

②抱っこする ママの体に赤ちゃんの体をくっつけて、抱っこしてみましょう。抱っこして軽く体を揺すったり、ゆらゆら揺れたり、歩いたりする方法もあります。

③歌を歌う ママが歌を歌って聞かせましょう。いわゆる子守歌に限らず、リラックスできそうな歌なら、なんでもいいです。歌えばママのイライラも解消できるかもしれません。

④移動してみる 赤ちゃんによりますが、外に出ると気分転換になり、泣き止む子もいます。また、ベビーカーでの散歩や、ベビーシートに乗せて車を走らせると途端にぐっすり寝る子も。安全に気を付けつつ、試してみるのもいいかもしれません。

⑤音を聞かせてみる 赤ちゃんが泣き止む音について、多くのママがいろいろと試しているようです。例えば「レジ袋をぐしゃぐしゃこする音」「ホワイトノイズ」「心臓の音」などが効果があったという声もあります。

対策4:ママの心にとりを持つ

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赤ちゃんが泣いていると、ママは焦ったり不安になってしまうものです。ママにイライラや不安があると、余計泣きやまないという見解もあります。 ママの心にゆとりを持つ方法としては以下のものがあります。

①少し離れてみる 対策1~3を試してもダメならば、落下や窒息の危険がない安全な場所に赤ちゃんを寝かせて、隣の部屋などに離れてみましょう。ママの気分転換の最中に赤ちゃんも泣き止んだり、眠ってしまうかもしれません。

②時間的に余裕を持つ 赤ちゃんが泣いているとき、家事など他にやらなくてはいけないことがあると余計に気が焦ります。黄昏泣きが続いている期間は、朝のうちに夕飯の準備をしておくなどすると気が楽になります。

③見方を変えてみる 赤ちゃんが泣いているからといって、ママが悪いわけでは決してありませんし、ママがどうにかして必ず泣き止ませなければならないわけでもありません。「赤ちゃんの仕事は泣くこと。おー今日も一生懸命働いているねぇ」と、どーんと構えてください。

病気の兆候かも?こんなときはすぐに受診を

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いったいいつまでこんなに泣くんだろう、と不安になるかもしれませんが、病気でなければ、自然におさまるのが黄昏泣きです。黄昏泣き以外のときは普通に泣き、機嫌よくしているのなら、心配はいりません。

泣きすぎて「ひきつけ」(憤怒けいれん)を起こすのでは、と心配するママもいますが、めったに起こりません。落ち着かせればおさまり、後遺症もないので大丈夫です。

黄昏泣きのようだけど、なんとなくいつもと様子が違うと感じたときは、すぐ受診するか、かかりつけ医に電話で相談しましょう。そのためには、普段の様子をよく観察しておくことが大切です。

激しい泣きとともに、以下のような兆候が見られたときは、すぐに受診を。 ・嘔吐がある(特に、頻回である場合、吐いたものに緑色や血が混じる場合) ・下痢でうんちに血液や粘液が混じっている ・便が何日も出ず、お腹が張っている ・38℃以上の発熱がある場合 ・一日中泣いていて、泣き止む時間がほとんどない ・笑わない、声かけに反応しない ・体重が増えないなど

他の症状が見られなくても、いつまでも泣きやまない時は小児科で相談するといいでしょう。

まとめ

黄昏泣きは、毎日一定の時間帯に激しく泣くのが特徴。成長とともにおさまるのであまり心配することはありません。

はっきりとした原因はわからないので、泣き始めたら、いつもと同じ方法で泣きやむかどうかやってみます。

何をしても泣いて心配というときは、一度医師に相談を。泣きとともに嘔吐や便、体温の変化など危険な兆候があるときは、医療機関を受診しましょう。

いつまでも泣き続ける時期が続くわけではありません。

ママの体と心も疲れてしまうかもしれませんが、赤ちゃんが泣くのはママの責任でも悪いわけでもありません。「そういう時期なのかもしれないな」と、どうか気持ちを楽に過ごしてくださいね。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:佐藤裕子先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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