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40代独女「初めてのアレ」を決意する…⁉【40代編集長の婚活記】#143

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目次

元号が「令和」になっても茨の婚活道が続いている40代・OTONA SALONE編集長アサミ。婚活を始めたのは平成28年、夏のこと。足かけ2年半以上になる。

婚活パーティ、婚活アプリ、個室婚活、知人の紹介などさまざまな形で出会いを重ね、婚活を始めて以来、いや40代で初めて人を好きになり……⁉ これは40代独女の「実名 顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

生まれて初めての気持ち

40代になって、初めて人を好きになった。その相手はジェントルさん・49歳。たぶん仕事の延長の集まりで出会った男性だ。

5回のデートを重ねて思ったのは、「好き」という気持ちを自分から伝えたいということ。こんな風に思ったのは、初めだ。

なんと40代にして、人生初の告白!

過去にお付き合いした男性はいたけれど、自分から伝えたことはなかった。いつもきっかけは相手から言われたことからだった。

なかには告白される前に一緒にいて楽しいと感じる相手もいたけれど、私にはその気持ちが「恋愛感情と認識できなかった」のだと思う。恋愛に慣れていないから、基本的に気づくのが遅いのだ。

 

「告白」を決意した3つの理由

そんな私でも約4カ月の間でやっと「好き」という恋愛感情を認識できた。そしてそのことを伝えたいと思った。理由は大きく3つある。

まず、彼の「やさしさ」がうれしかったこと。

いつも会うたびにやさしくて、ほめてくれて、エスコートしてくれるジェントルさん。仕事でもプライベートでもなんとなくずっと周囲を“引っ張っていく”側にいた私のことを、穏やかに導いてくれた。こんな男性はいままでいなかった。女性扱いをしてくれることがうれしかった。

次に、彼のことを「尊敬」できたこと。

仕事に対する熱意や実績はもちろん、経験や知識が豊富なところ、行動力にも尊敬の念をいだいた。デートで会話をする中で教わったことがたくさんあった。だからもっと自分が成長したい。私にはまだ足りない経験や知識を、彼のそばで吸収したいと思った。

そして、彼を「笑顔にしたい」と思ったこと。

いつもやさしくて紳士。だけど、どこか孤高でセンシティブなものを抱えている気がしていた。眉間に深く刻まれたシワは、たぶんそれを表している。私にたいしたことはできないかもしれないけれど、一緒にいることで彼の笑顔の時間を少しでも長くできたら、と感じた。

 

こんなにやさしくて、尊敬できる人のそばにいたい。自分も成長したいし、彼を笑顔にしたい。これが「好き」という気持ちなら、それを伝えたいと思った。

人生100年時代だから

猫みたいに甘えたい。。。憧れ。。。

いま、人生100年時代と言われている。46歳ということは、残り約50年。まだ半分以上ある。だったらいままでの人生でやってないことを経験しよう、とも思った。

私には経験していないことがまだまだたくさんある。

好きな男性に「告白する」ということも、人生でやってないこと。

もし告白してうまくいったら、ずっと仲良しの関係でいたいし、思いっきり甘えてもみたい。そういえば恋人に甘えるということも人生でやってないこと……。次女のくせに甘え下手なのだ。

 

フラれたらどうする?

もし告白してフラれたら、思いっきり泣こう。

10年近く恋愛ご無沙汰だったのは「もう失恋で傷つきたくなかった」からだ。サッパリしているように見えるかもしれないけど、私は恋愛の傷はかなり引きずるほうだ。

全然、忘れられないし、無駄に記憶力がいいのか、かなりちゃんと覚えている(苦笑)。よく、恋愛について「男は別名保存、女は上書き保存」と聞くけれど、私は別名保存タイプかもしれない。

 

恋愛の傷は回復力が遅いけど

だから過去、恋人にフラれたとき、心の傷が回復するまでには数年の時間を要した。傷が回復しても恋愛をする気にはなれなかった。それで結局、8年以上が経っていた。

ジェントルさんにフラれたらきっと深く傷つくし、とても引きずるだろう。それでも過去の経験から8年くらい経てば傷は回復するはず。

46歳で傷ついたって54歳になったときには回復していることになる。人生100年だったら、54歳でもまだ46年あるわけだから! って、悠長すぎるかしら?

告白成功の確率は?

ジェントルさんに告白してうまくいくかどうかは、50:50(フィフティ・フィフティ)。

いちおう5回デートを重ねている。6回目は私からのデートの誘いにOKしてくれた。思わせぶりな言動もある。私のことを、嫌いではないと思う。

その一方で、5回デートしても何も言ってこない。手に触れたり握手はしたけど、手をつないで歩いてもいない。誰にでもやさしいのかもしれない。ときどき連絡が途絶える。私のことは、ただの友達と思っているだけかもしれない。

どっちに転ぶかはわからない。自信は……ない。

 

「好き」と確信するまでの4カ月

ジェントルさんと初めてデートする前は、緊張していた。

デート前に一度会ったらしいけれど、顔も名前もどこでも会ったかもよくわからない。わかるのは手元にある名刺と、メールの文章に書いてあることだけ。そもそもデートなのか、仕事の延長なのかもわからなかった。

初めてデートして、とてもやさしくてレディファーストなことに感動した。ただ、ゲイ疑惑が強く残った。

2回目デートは、彼の香りや、手を触れられた感覚、さりげないエスコートにドキドキした。ゲイ疑惑はなんとなく晴れたけれど、途中で彼の仕事相手と会ったりしたせいか、デート自体に疲れてしまった。

気になりだしたのは3回目

3回目デートは、ちょっとだけ気持ちの変化に気づいた。彼のことが気になっていると認識し始めた。でも、彼が夕方になって突然「用事がある」と帰ってしまい、ちょっとがっかりした。

4回目デートは、ときめきと同時に、落ち着く気持ちも感じた。彼と一緒にいることに安心した。そして思わせぶりな発言と帰り際の握手に胸が高鳴った。

5回目デートの前は、不安になった。連絡すると言っていたのに2週間以上、音沙汰がない。もしかして彼は冷めてしまったのかと思った。でも考えすぎだった。

5回目デートで、確信した。彼が好きなこと、彼とお付き合いしたいと思っている自分の気持ちを。

 

ここまで約4カ月。フツウはもっとトントン拍子なのかもしれないけれど……。

6回目デートの日を迎えて

そして今日が6回目のデート。

初めて自分からデートに誘った。待ち合わせの場所、行くところ、食事するところ、だいたいのプランを自分で考えた。今日は私が一緒に行ってみたい場所にエスコートしよう。

上野にある、国立西洋美術館。

話題の特別展をやっていて、開催期間の終了が近づいていた。実は、学生時代にアルバイトしていたこともある場所。そんな思い出も伝えられたらな、と思った。

彼に提案したら

ジェントル「面白そうですね、ありがとうございます。楽しみにしております」

とメッセージをくれた。

 

待ち合わせの少し前に

待ち合わせは14時に国立西洋美術館の門の前。

そろそろ出かけようと思った13時頃、メッセージが届いた。

ジェントル「すみません、どうしても今日が納期の仕事が終わらなくて。時間を遅らせていただくことは可能でしょうか?」

アサミ「今日、お仕事だったんですね。はい、私は大丈夫です」

そして目処がついたら連絡する、とのことだった。

2時間が経ち、15時をまわった。美術館の最終入館時間もある。そろそろ出かけないと間に合わない。連絡はまだこない。今日の美術館デートはたぶん無理だろう。

彼の言う通り仕事なのだと思うけれど、心のどこかで「私の提案がお気に召さなかったのかな」とか、「やっぱりデートをキャンセルしたいのかな」とか、またネガティブな妄想をしてしまう。

初めて自分から誘ったデート、実現できないのかもしれない。なんか私、一人よがりだった? 勘違いしちゃった? 彼からの連絡を待ちながら、一人、不安になるのだった……。

 

【6回目デートはまさかのキャンセル⁉  5月8日(水)17時をお楽しみに!】

【前回はコチラ】

#142 男はどう思うの?「手を触れる」ことについて【40代編集長の婚活記】

  40代編集長の婚活記まとめ

 


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OTONA SALONE|オトナサローネ

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