アプリでmichillが
もっと便利に

無料ダウンロード
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

「役務」って正しく読めてる?簡単なのに間違える漢字10選

/

他のおすすめ記事を読む
付録
GLOW6月号は付録買いしちゃうわ♡めちゃ可愛いのに使い勝手よすぎなミッフィーグッズ

目次

新元号に変わり「令和」となりました。この「令」という文字は、フォントによって形が違います。万葉集が出典だったこともあり、日本語に興味が集まっているようです。今回も、誰もが知っている漢字を使っているのに、誤読の多いものを選んでみました。

 

1・灰汁

読み間違いの例

はいじる

正しい読み

あく

意味

杯を水に浸して取った上澄みの水。炭酸イオン・アルカリ金属イオン等を含み、汚れの洗い落とし、染色などに用いる。植物中に含まれる渋み、えぐみなどのある成分。肉などの煮汁の表面に浮かぶ白い泡状のもの。人の性質や文章などに感じられる、強すぎてなじみにくい癖や個性。

あの人は、灰汁(あく)の強い人だ。

説明

野菜などを煮たときに、上澄みに泡のような苦いものが発生します。それを灰汁(あく)といいます。灰汁を「あく」と読める人が少ないので、レシピなどでは「アク」とかたかな表記する場合が多いですね。昔は灰を水に浸した上澄み液で、アクの強いもののえぐみを取っていたので、その作業そのものに当てられる字となったようです。いくらくせが強くても「悪」ではありませんので、気をつけましょう。

 

2・行灯

読み間違いの例

ぎょうとう

正しい読み

あんどん

意味

木などのわくに紙を貼り、中に油皿を入れて灯火をともす具。室内に置くもの、柱に掛けるもの、さげ歩くものなどがある。

行灯(あんどん)に灯がともる。

説明

これも聞いたことがある言葉だと思います。現代では木や竹、籐などの枠の中に照明があるものを指しますが、初めは、その他に手に提げて持つ物もありました。そこから「行灯」の文字が当てられ、唐読みで「あんどん」になりました。手に持つタイプは提灯(ちょうちん)に取って代わりましたので、今では据え置き型のものを「行灯」と言うようになりました。このような語源を知ることも、誤読を防ぐ方法の一つですね。

 

3・役務

読み間違いの例

やくむ

正しい読み

えきむ

意味

労働などによるつとめ。

日本、フランス両政府は、自衛隊とフランス軍が物資や役務を融通し合う物品役務(えきむ)相互提供協定(ACSA)に署名した。

説明

例文のような場合や、「役務商標」「役務賠償」などの熟語で目にすることが多い言葉ですね。一般人は声に出して読み上げる機会がないので、文字通り「やくむ」と読んでしまう人が多いのかと思います。

 

4・言質

読み間違いの例

げんしつ・げんしち

正しい読み

げんち

意味

後日の証拠となる(約束の)ことば。ことばじち。

ちゃんと先方の言質(げんち)を取ってきなさい。

説明

「言質を取る」という熟語で使われる言葉です。「言質を取る」とは、後で証拠となるような約束の言葉を得ることを言います。ことばじち、言葉の人質ですね。

 

5・好々爺

読み間違いの例

こうこうじい

正しい読み

こうこうや

意味

人のよい老人。にこにこしたやさしそうな老人。

水戸黄門は好々爺(こうこうや)として慕われていました。

説明

「爺」は「じいさん」の「じい」ですが、この場合は「や」と読みます。

 

6・強面

読み間違いの例

きょうめん

正しい読み

こわもて

意味

こわおもて。おそろしい顔つき。また、相手に対して強く出ること。

客商売なのに、強面(こわもて)な店主。でも、実は優しい男だ。

説明

厳つい(いかつい)顔の人や、おっかない顔の人を言う時に使う言葉です。「強面」で画像検索すると「あ、こういうことね」と分かる言葉ですよ。

 

7・席巻

読み間違いの例

せっかん

正しい読み

せっけん

意味

席(むしろ)を巻くように片端から土地を攻め取ること。転じて、圧倒的な勢いで自分の勢力範囲に収めること。

平成の映画はスタジオジブリ作品が席巻(せっけん)した。

説明

石鹸と同じ読みなので、不思議な感じがしますね。「圧巻」は「あっかん」と読むので「席巻」を「せっけん」と読んでしまうのではないかと推察します。

 

8・造詣

読み間違いの例

ぞうし

正しい読み

ぞうけい

意味

学問または技芸に深く達していること。

彼は造詣(ぞうけい)の深い人だ。

説明

「造」「詣」も「ある域まで達する」という意味がある感じです。「初詣」では「はつもうで」と読む「詣」ですが、音読みでは「ケイ」「ゲイ」「ゲ」と読みます。

 

9・約定

読み間違いの例

やくてい

正しい読み

やくじょう

意味

人と事を約し定めること。契約して定めること。約束。契約。

共同で開発することを約定(やくじょう)した。

説明

「定」は「テイ」とも読みますので、このような誤読が多いのだと推察します。しかし「定規」でも分かるように「ジョウ」とも読みます。「約定」の場合は「ヤクジョウ」です。

 

10・廉価

読み間違いの例

けんか

正しい読み

れんか

意味

値段が安いこと。やすね。安価。

このギターはとても高価だが廉価版(れんかばん)も市販されている。

説明

「兼」の文字が入っているので「ケン」と読んでしまう人がいるようですが、この字は「レン」としか読みません。覚えておきましょう。

みなさん、どれくらい正解でしたか?どれもこれも簡単な漢字なのに、うっかり間違えてしまうものばかりですよね。間違っていたものは、この機会にしっかりと覚え直しましょう。


関連記事



この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

ありがとうを贈るとライターさんの励みになります

トップへ戻る

ライフスタイルの人気ランキング

新着

カテゴリ

公式アカウント

ログイン・無料会員登録