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【医師取材】ノロウイルスの予防策4つ、薬の効果は有効なの?

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目次

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ノロウイルスは、感染力が非常に強く、毎年、全国各地で集団感染が話題になるウイルスです。ここでは、そんなノロウイルスへの感染を予防するための正しい対策方法を聞いてみました。

この記事の取材先ドクター 向洋こどもクリニック梶梅 輝之先生 子どもの病気の診療や予防はもちろんのこと、心身の健全な発達を支援し、ご家族の皆様と子どもの成長をともに喜び合えるクリニックにして行きたいと考えています。 http://www.mndcc.jp/index.html

ノロウイルスの特徴とは

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ノロウイルスとは

ノロウイルスは、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年齢層に急性胃腸炎や食中毒を引き起こすウイルスです。感染すると、1〜2日ほどの潜伏期間を経て、嘔吐や腹痛、下痢、微熱などの症状が現れます。

ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスは、口から体内に侵入して感染することがほとんどで、主な感染経路には、次のものがあります。

・感染した人の嘔吐物や便に触れた手指を介して感染する。 ・感染した人の嘔吐物や便が床などに飛び散り、その飛沫(しぶき)を吸い込むことで感染する。 ・嘔吐物や便の処理が不十分だったために、残ったウイルスが乾燥して空中に漂い、それを吸い込むことで感染する。 ・ノロウイルスに汚染された手指や調理器具を介して、二次的に汚染された食品を食べることで感染する。 ・ノロウイルスに汚染された二枚貝(牡蠣など)を、生のまま、もしくは十分に加熱調理せずに食べることで感染する。

発生時期はいつ頃?

ノロウイルスによる急性胃腸炎や食中毒は、1年中いつでも発生する可能性があります。しかし日本では、原因になる牡蠣を生で食べる機会が多くなることから、毎年11月頃から発生件数が増え始め、12~1月頃が発生のピークになる傾向があります。

感染力の強さが特徴

ノロウイルスに感染した人の嘔吐物や便の中には、ウイルスが大量に含まれており、その数は、数百万〜数億個にも昇るといわれています。しかしノロウイルスは、非常に感染力が強いため、そのうちの10〜100個程度を摂取しただけでも感染してしまいます。

また、ノロウイルスの症状は、通常1〜2日ほどで治まりますが、発症してから4週間以上も便の中にウイルスが排出され続けることがあります。このため症状が治まっても、しばらくの間は、感染するリスクが持続します。

さらにノロウイルスは、とても丈夫なウイルスで、自然の環境の中でも長期間生存でき、アルコール消毒も効きません。こうしたことから、ひとたびノロウイルスの感染者が出ると、あっという間に周囲に感染が広がってしまう可能性があるのです。

ノロウイルスの正しい予防策4つ

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では、ノロウイルへの感染を予防するには、どんなことを注意すれば良いのでしょうか?ここからは、その予防方法を見ていきましょう。

手洗い・うがい

手洗いは、手指に付着したノロウイルスを減らすために、もっとも有効な手段だといわれています。外出から戻ったとき、調理や食事の前、トイレの後、感染した人の嘔吐物・便を処理した後(おむつ交換の後)は、石鹸を使ってよく手を洗い、流水でしっかり洗い流しましょう。

正しい手洗いの方法

(1)腕時計やアクセサリーを外し、まず流水で手を洗い流す。 (2)石けんを適量手に取って、両手でしっかり泡立てる。 (3)手のひらや手の甲だけでなく、汚れが残りやすい指先、指の間、爪の間、親指の周り、手のシワ、手首なども、意識してよく洗う。 (4)流水で、完全に泡を洗い流す。 (5)清潔なタオルやペーパータオルなどで水分をよく拭き取り、十分に手を乾かす。

正しく手を洗うためには、30秒はかかるといわれています。時間をかけて、しっかりと手を洗う習慣を持ちましょう。また、ノロウイルスは、とても小さくて、一度の手洗いでは落ちにくいので、トイレの後、嘔吐物・便を処理した後(おむつ交換の後)、調理前は、石鹸で二度洗いをすることをおすすめします。

ノロウイルスは、飛沫を吸い込んだり、乾燥して浮遊しているウイルスを吸い込んだりすることでも感染します。ですから、帰宅時や感染している人の嘔吐物・便を処理した後(おむつ交換の後)は、うがいをすることも大切です。

食品の加熱

ノロウイルスは、牡蠣やアサリ、シジミなどの二枚貝の内臓に蓄積されていることがあります。一般的にウイルスは、熱に弱く、加熱することで活性を失うので、これらの貝を食べるときは、中心部まで、85~90度で90秒以上加熱してから食べるようにしましょう。

調理器具の消毒

手洗いが不十分なまま調理器具に触れたり、汚染された二枚貝を調理したりすると、調理器具にもノロウイルスが付着してしまうことがあります。ノロウイルスには、アルコール消毒が効かないので、調理器具を消毒するときは、まず洗剤などでしっかり洗ってから、0.02%以上の濃度の次亜塩素酸ナトリウムで、浸すようにして拭き取りましょう。

ただし、次亜塩素酸ナトリウムには、金属を錆びつかせる作用があるので、包丁やお鍋など、金属製の調理器具は、85度以上の熱湯で1分以上加熱することをおすすめします。

家の中も清潔に保つ

ドアノブや手すり、トイレ、テーブル、イスなど、家族みんなが触れる場所も、ノロウイルスが付着している可能性があるので、こまめに次亜塩素酸ナトリウムで拭き取ることが大切です。ただし、先程もお話したように、次亜塩素酸ナトリウムには金属を錆びつかせる作用があるので、金属の部分は、消毒した後にしっかりと水拭きをするようにしましょう。

ノロウイルスの予防薬とは

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薬の効果は期待できない

ノロウイルスの感染を予防するワクチンは、現在のところ存在しません。このため、感染を防ぐためには、しっかりと予防対策をすることが重要です。

症状緩和のために処方される場合も

ノロウイルスには、体内に侵入したウイルスを殺したり、その増殖を抑えたりする治療薬もありません。ただ、ノロウイルスの症状は、通常1〜2日ほどで自然によくなるので、治療では、脱水症状や体力の消耗を防ぐための水分と栄養の補給が基本となります。

また、嘔吐や下痢の症状がひどいときは、吐き気止めや整腸剤などが処方されることもあります。ただしこれらの薬は、あくまでも症状を緩和させるための対症療法として用いられるもので、病気を根本的に治せるわけではありません。

市販薬はNG

ノロウイルスに感染すると、下痢になるので、市販の下痢止め薬を使いたくなる人もいるかもしれません。しかし、急性期に下痢止め薬を使うと、ウイルスの排泄が遅れて、回復が遅くなる可能性があります。自己判断で市販薬を使用したりせず、必ず医療機関を受診しましょう。場合によっては、医療機関で、便を固くする作用のある薬剤が処方してもらえることがあります。

まとめ

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ノロウイルスは、感染力が非常に強いため、1人が感染すると、あっという間に家族内に感染が広がってしまうケースも珍しくありません。しかも、今のところは、有効なワクチンも存在しないというのが現状です。ですから、ノロウイルスが流行する時期は、しっかりと予防対策をしていくことが大切です。また、寝不足にならないようにしたり、バランスのよい食生活を心がけたりするなど、ウイルスに対する抵抗力を維持できるようにしておくことも重要です。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年7月12日


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