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【医師監修】紫外線アレルギーは遺伝する? 原因と症状、対策方法

目次

紫外線アレルギーは、普通の人が突然発症するケースもあります。今回は、そんな紫外線アレルギーの原因と症状を解説します。

この記事の監修ドクター

皮膚科桑原香織先生 東京医科大学卒業後、同大学病院にて経験を積み、現在は立川皮膚科クリニックに勤務。女医+(じょいぷらす)所属 http://tachikawa-derma.com/

紫外線アレルギーと気をつける時期とは

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紫外線アレルギーとは

人は、細菌やウイルスなどの異物と戦うための機能である「免疫」という仕組みを持っています。その中でも日光(紫外線)に対してアレルギー反応が出てしまう症状を紫外線アレルギーといいます。私たちが日中外出すると、多かれ少なかれ日光(紫外線)を浴びることとなります。けれど、よほど日差しの強いタイミングを除いて、多くの人は特に異常を感じないことでしょう。しかし、紫外線アレルギーの人は、普通の人であれば大丈夫な程度の紫外線でも、アレルギー症状が出ます。そのため紫外線アレルギーは「光線過敏症」とも呼ばれます。

紫外線が一番強い時期とは

紫外線の強さは1日の中でも変動します。例えば、太陽が沈んでいる夜などは心配ありません。一方で、太陽が私たちの真上に来る正午前後は、1日の中で最も紫外線量が強くなります。なお、シーズンとしては夏の紫外線がやはり強く、6月〜8月にかけては特に警戒する必要があるでしょう。ただし、紫外線そのものは日中、1年を通じて日本中に降り注いでいますから、紫外線アレルギーの人は常に対策を取るべきです。

紫外線アレルギーの症状とは

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皮膚にでる紫外線アレルギー

紫外線アレルギーの代表的な症状の1つが「皮膚症状」です。具体的には、普通の人が海水浴などで長時間強い日差しを浴びた時に出る症状とほぼ同じです。例えば、皮膚の赤みやかゆみのほか、湿疹・じんましん様の皮疹が出現し、場合によっては水ぶくれに発展するケースもあります。また紫外線アレルギーの人の場合、直接日光が当たっていない部分にも、上記のような症状が出るケースもあるようです。

目にでる紫外線アレルギー

日光(紫外線)に対して、大変無防備な箇所の1つが顔です。体と違い、洋服のような布で隠す事はあまりありませんので、UVケアを丹念に行う必要があります。顔の中でも「目」は特に気をつける箇所の1つと言えるでしょう。目は、光を吸収する性質があり、当然紫外線も吸収します。以下、目に出る紫外線アレルギーの症状をご紹介します。

■急性紫外線角膜炎 目の白い部分に、違和感や充血などが起きます。目が強い紫外線にさらされたことによる急性の炎症ですが、多くの場合は1日〜2日程度で自然に治ります。

■翼状片 外での仕事・活動の時間が長い人に多い慢性症状で、紫外線などの刺激が原因ではないかとも考えられています。黒目に半透明の膜が侵入しているような状態になりますが、この状態の進行によって、視力障害につながる恐れがあります。

体調に出る紫外線アレルギー

アレルギーの症状は多岐に渡ります。一般的には皮膚に異常が出るイメージかと思いますが、吐き気や頭痛などで体調悪化の原因となるケースもあります。

紫外線アレルギーになる原因とは

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紫外線アレルギーは遺伝する

紫外線アレルギーの原因として1つ目に考えられるのは「遺伝」です。特に、子供の頃に紫外線アレルギーを発症した場合には、両親の遺伝が関係している可能性も考えられます。以下、遺伝が関係すると考えられ、紫外線アレルギーの症状が出る病気の一例をご紹介します。

■色素性乾皮症(しきそせいかんぴしょう) 指定難病にもなっている、遺伝性の病気です。早ければ生後半年程度から、皮膚症状などが現れはじめ、皮膚がそばかす状(雀卵斑様色素斑)となります。通常の子よりも、皮膚に悪性腫瘍ができるリスクも高いと考えられます。

■ポルフィリン症 光に対する過敏な皮膚症状(日光誘発性皮膚障害)が特徴の病気です。小児慢性特定疾病として認知されています。

薬や化粧品が原因

紫外線アレルギーの原因として2つ目に考えられるのは「薬や化粧品」です。これらは、光線過敏症の1つである「光接触皮膚炎」の原因となり、特に中年期に発症するケースが多いようです。最近では、薬の中でもケトプロフェンパップ剤(湿布:非ステロイド系の消炎鎮痛薬)に注意が必要とも言われています。

いきなりなってしまう紫外線アレルギー

近年、大人が突然アレルギーとなるケースが話題となっています。アレルギーは免疫機能(抗体)の能力の限界を超えてしまうことで発症するとも考えられています。特に、外出時のUVケアを万全に実施していない人などの場合は、紫外線ダメージが蓄積している恐れもあるでしょう。つまり、今まではアレルギーと無縁であった人も、ある日突然紫外線アレルギーになる可能性があるのです。

紫外線アレルギーの検査方法と対策方法

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紫外線アレルギーの検査方法

紫外線アレルギー検査は、他のアレルギー検査とは異なり「光線過敏試験」という方法を利用します。以下、光線過敏症試験の詳細をご紹介します。

■光線照射テスト 紫外線にはA波・B波・C波の3種類が存在します。波長によって、皮膚に与える影響も多少異なります。ただし、C波は、地表には届きませんのでA波とB波をそれぞれ患者さんの背中などに照射する検査が行われます。これにより、紫外線アレルギーの原因となっている波長がどれなのかを特定するのです。

■光パッチテスト(光貼布試験) 塗り薬、もしくは内服薬が紫外線アレルギーの原因と疑われる場合、その原因物質を特定するための検査です。

紫外線アレルギーの対策方法

診断により紫外線アレルギーであると認められた場合、極力紫外線を浴びないように気をつける必要があります。以下、そのための対策の一例をご紹介します。

・長袖長ズボン、帽子、日傘の利用 ・服の生地はしっかりしたもの、もしくはUVカット機能をもったものを選ぶ ・サングラスの利用 ・日中の外出では、日焼け止めクリームをきちんと塗り、こまめに塗り直す ・紫外線量の多い正午前後の外出は控える

薬を使用した治療方法

皮膚のアレルギー症状については、ステロイドの外用薬を使用します。さらに、かゆみに対する薬(かゆみ止め)を用いるなど、対症療法的な薬物療法も実施します。ただし、光接触皮膚炎のように皮膚に接触するものが紫外線アレルギーの原因となるケースもあるため、薬の選び方や経過については慎重に見ていく必要があります。また、紫外線アレルギーの症状が重いと判断される場合には、入院による遮光指導・治療が行われるケースがあります。

まとめ

紫外線アレルギーの発症を防ぎ、あるいは悪化を避けるためには、日常生活から意識することが重要でしょう。例えば、曇りの日などはUVケアが必要ないと考えてしまいがちですが、紫外線の波長によっては雲を通過します。どんな日でも日中は油断せず、紫外線対策を万全に行ってください。


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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