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分娩台の始まり&メリットって? 出産方法の移り変わりとは

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現代では分娩の際、普通に使用されている「分娩台」。清潔な空間で、医師や助産師といったプロの立会いのもと、整った設備の中で出産できるのは何よりの安心ですよね。今回は分娩台に注目してみていきましょう。

分娩台の始まりとは

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分娩台の歴史とは

分娩台の発祥は、出産のときのポーズ(体位)と密接な関係があります。まず、18世紀、ヨーロッパで「鉗子」という、産道の途中にいる赤ちゃんの頭を挟んで引っ張りだす器具が発明されました。それまでは難産で諦めていたようなお産でも、「鉗子」のおかげで出産が可能になったのです。しかし、その「鉗子」を使うには、仰向けの体勢の分娩が必須でした。そのため、最初はベッドが用いられていましたが、その後、現在の分娩台の原型が作られました。

日本でも、昔は自宅での出産が一般的。その時は、座位分娩のように何かに捕まってしゃがみこむようなスタイルが実は多数派でした。やがて布団に仰向けで寝るようになった後に、病院での分娩が主流になると分娩台が使われるようになりました。

以前の出産方法

現在は分娩台の上で仰向けになる「仰臥(ぎょうが)位」分娩で生んだという方が多いのではないでしょうか。しかし、このスタイルが広まる前までは、「立ったまま出産する」ほか、「椅子に座る」「立膝(たてひざ)」「蹲踞(そんきょ/おすもうさんがシコを踏む前にしゃがみこんだときの姿勢)」などの「垂直位」分娩が一般的でした。理由は単純。身体を起こすと産道も垂直になります。つまり、赤ちゃんが出る方向と引力の向きが同じで、出産しやすかったからです。

これは日本だけでなく、古代エジプトや古代ギリシャ、カンボジアのアンコール・トムなど歴史的遺産が残っている場所では、坐位、半坐位分娩の様子を描いた遺跡が残されているため、世界的にも一般的だったようです。少し変わったところでは、「歩行分娩」という方法もあったそう。いずれにしても、それぞれにメリット、デメリットがありました。この他にも、横になる分娩体位は、仰臥位以外に側臥位(横向けに寝たスタイルでの出産)などがあります。

分娩台を使用するメリットは?

今では世界中に広まっている分娩台。なぜ、分娩台を使うのでしょうか。メリットはどんなところにあるのでしょうか?

治療が行いやすい

世界で初めて分娩台が使用されたのは1738年、 フランスの宮廷医が分娩体位として仰向けに寝る仰臥位を導入してから。分娩台を使用するメリットは、前項にある「鉗子」を使用するためだけではありません。当時は、麻酔や切開などの医療方法が発明されている時代背景があり、医療技術は飛躍的に向上していました。

お産も同様。それまで自然に行っていた分娩は手術に近づき、それに伴って治療も行われるようになりました。そのため、分娩台を使用する医療的メリットが増えていったのです。つまり、分娩を管理する側が、分娩台を使うことにより出産の手伝いやその後の治療などの処置をしやすくなったためと言えるでしょう。

仰向け姿勢に伴う変化

人類が分娩の際、現在のように仰向けに寝る「仰臥位分娩」が広まったのは、16~18世紀頃。起点はヨーロッパだと言われています。それまで多かった座位や立位に比べて、仰臥位分娩には医療的に様々なメリットがあると考えられていました。そのため、徐々に移り変わっていったのです。

その大きなメリットとしては、医学的処置が行いやすいことが挙げられます。分娩監視装置の装着が容易で、会陰の保護や切開・縫合、出産直後の赤ちゃんの口腔や鼻腔の吸引が容易なことのほか、人工羊水注入法も可能となっているため、肩甲難産時のMcRoberts法が容易なことなど、医学的にメリットが多いと言えるでしょう。

分娩台を使用しない出産方法

病院出産が主流の現在でも、分娩台に頼らない出産方法が見直されています。

フリースタイル出産

出産は仰向けで分娩台に乗るスタイルだけが出産の方法とはかぎりません。最近は、「フリースタイル出産」を取り入れる産院も増えています。これは字のごとく、決められた体位(仰向け)ではなく、産婦さんが望む楽な体位で出産する方法です。昔のように、立ったまま、座って、しゃがんで、横向きに寝てなど、様々な方法があり、それに助産院や病院も対応します。分娩台を利用しないため、設備も異なります。

考えの変化

フリースタイル出産は、あるイギリス人女性がご自身の出産体験の中で、「仰向けより自由な姿勢のほうが出産が楽だ」と気づいたことから始まりました。「フリースタイル分娩」や「アクティブバース」などと呼ばれています。

分娩台に仰向けになり、寝たスタイルでの出産は、分娩を管理する医師側のメリットが多い方法。産婦さんにとっては、受け身になりがちという側面があります。しかし、フリースタイル出産は、「なるべく医療技術や他人に頼らず、自分の力で自分らしく子どもを産む」という、産婦さんの前向きな気持ちを大切にしたスタイルです。自分の臨むポーズで産めるため、出産がスムーズになり(産みやすい)、生まれてくる赤ちゃんとの一体感も感じやすいと言われています。

医師の側から見てもフリースタイル出産は、産婦がいきみすぎることもなく、会陰裂傷などの分娩トラブルも最低限に抑えることができるなどメリットがあるようです。

まとめ

出産は女性にとって人生の一大イベントで、人生を大きく変える節目ともなります。分娩台の歴史は、子どもの出産の仕方と結びついていました。どんなふうにお産を経験したいのか考えることは、その後の人生や子育てにも影響してくるでしょう。これから出産を迎える女性は、さまざまな形の出産があるということを知り、メリット・デメリットを比較した上で、“自分らしく産む”ことができるといいですね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年7月20日


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