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光熱費節約の近道!? わが家の省エネ度が分かる「うちエコ診断」を受けてみた

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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光熱費節約の近道!?わが家の省エネ度が分かる「うちエコ診断」を受けてみた

入浴時にはお湯を盛大に使う、各種AV機器の電源は入れっぱなし、ほんの少しの暑さや寒さも我慢できずすぐにエアコンのスイッチを入れてしまう…… そんな省エネに無頓着な夫に、筆者は日々イライラ。もうちょっと省エネに気を配って暮らしたら光熱費が減らせるのでは? なんとかしたい! ということで、簡単にわが家の省エネ度や省エネ対策を知ることができるという「うちエコ診断」を受けてきた。
「うちエコ診断」って何? 何が分かるの?

環境省認定の公的資格をもつ「うちエコ診断士」が、専用ソフトを使って診断を行うのが「うちエコ診断」。光熱費や所有している家電、ライフスタイルなどの情報をもとに、CO2排出量や光熱費のランキング、どんな省エネ対策をしたらCO2排出量や光熱費をどれくらい減らせるのかなどが簡単に分かる仕組みだ。

「うちエコ診断」は無料で受けることができ、全国各地のガス器具や住宅設備などのショールームや、エネルギーやエコ関連のイベント会場、自治体などで、無料で実施されることがあるほか、各地域のガス会社や電力会社などで無料診断を受け付けているところもある。

 
今回、北海道在住の筆者は、北海道札幌市にある北海道ガスで「うちエコ診断」を受けてみることにした。診断してくれたのは北海道ガス 総合エネルギー推進チームの佐藤和成さん。同社に約100名いる「うちエコ診断士」のひとりだ。

まずは、「事前調査票」に世帯構成や住まいの広さ、築年数、キッチンのコンロやお風呂の熱源が電気かガスか、1カ月の平均的な光熱費、冷暖房の設定温度、家電の使用状況、お風呂の使い方など、ライフスタイルも含めたエネルギーの使用状況を記入する。以下は抜粋だが、このほかにも断熱リフォームをした箇所や、主に使う部屋の広さやテレビをつけている時間など、細かな設問が多い。記入するのは分かる範囲でもいいが、詳細に伝えるほど診断の精度は上がる。

<筆者が記入した事前調査票の内容(抜粋)>
●住まいについて
【世帯人数】2人 【家の造り】集合住宅 【延べ床面積】30坪(100m2)【建築年代】1992年 ~2000年 
●熱源について
【ガスの種類】都市ガス 【料理用コンロの熱源】ガス 【お風呂の熱源】ガス
●1カ月の光熱費について
【ガス代+電気代】冬4万円、春・秋3万円、夏3万5000円
●家電、お風呂について
【冷蔵庫の使用年数と大きさ】15年、415L 【浴槽にお湯をためる日数】1週間当たり3日 【シャワーを使う時間の合計】1日当たり15分
●自家用車について
【燃費】18km/L以上 【使用頻度】毎日片道4km

うちエコ診断士に告げられた「100世帯中83位」という結果

いよいよ、「うちエコ診断」がスタート。事前調査票の内容を佐藤さんが専用ソフトに入力。まず出てきたのが、わが家の年間CO2排出量「8370kg-CO2」という数字。これが多いのか少ないのか、素人にはさっぱり分からないが、2人暮らしだというのに月の電気代+ガス代が3万円を超えているわが家だ、たぶん多い……。

さて、ランキングの結果は、「100世帯中83位です」と佐藤さん。予想以上の悪い結果に、一瞬、同席していた北海道ガスのみなさんがシーンとなる。これは、その地域の同じような世帯(家族構成や建物の造りなど)で比較した場合の、CO2排出量が少ない順のランキング。100世帯あるとすると、わが家のCO2排出量はかなり多く、83位になるということ。佐藤さんのパソコン画面には、CO2の排出量は「平均の1.5倍」、光熱・燃料費は「平均の1.9倍」という、わが家がエコじゃないことを明確に示す数字がダメ押しのように並ぶ。たくさんCO2を出しているだろうとは思っていたが、予想以上に多くて落ち込む。これは、なんとかしなくては……。

【画像1】CO2排出量は平均の1.5倍で100世帯あったとすると83位。光熱費・燃料費は平均の1.9倍。(画像提供/環境省)

【画像1】CO2排出量は平均の1.5倍で100世帯あったとすると83位。光熱費・燃料費は平均の1.9倍。(画像提供/環境省)

【画像2】プリントアウトしてもらった「うちエコ診断 結果レポート」。1カ月当たりの光熱費のコメントに「灯油代が平均より低めです」とあり、一瞬ほめられた気分になったが、そもそもわが家では灯油は使っていないから当然だった(画像提供/北海道ガス)

【画像2】プリントアウトしてもらった「うちエコ診断 結果レポート」。1カ月当たりの光熱費のコメントに「灯油代が平均より低めです」とあり、一瞬ほめられた気分になったが、そもそもわが家では灯油は使っていないから当然だった(画像提供/北海道ガス)

ライフスタイルをちょっと変えると年間約2万円の光熱費ダウンに

「うちエコ診断」でわが家の状況が分かったら、次はどんなエコ&光熱費削減への対策ができるかを検討。パソコン画面には、対策としてできる項目ごとに、どれだけCO2削減効果、光熱費の費用対効果があるのかが、ひと目で分かるグラフとして並ぶ。
「このなかから、実行できそうな対策を選んでいきましょう。どれくらいCO2排出量が減らせるか、年間の経済的な負担がどう変わるかがすぐに分かります」(佐藤さん)

先ほどの診断結果から、わが家でCO2排出量が多いのは「車」「暖房」「古い冷蔵庫」「給湯」ということが分かった。そこで、さまざまな対策の中なかから、運転時の急発進や加速・減速を抑える「エコドライブ」を心がける、そろそろ買い替え時な冷蔵庫を「省エネ冷蔵庫」に買い替える、AV機器が多いので「コンセントをプラグから抜き、待機電力を減らす」を選んだ。その結果、理論上わが家のCO2排出量は5%削減でき、順位は83位から78位にアップした(画像3)。

こんなちょっとしたことで5%も削減できるなら、もう少し頑張ってみようかと、給湯のエネルギーを節約するため「節水シャワーヘッドへの取り替え」、「お風呂のお湯を少なめにして半身浴」も選択してみると、順位は変わらなかったものの、CO2排出量は7%の削減になる(画像4)。これは、わが家の現在の設備での工夫。将来、冷蔵庫などの設備を買い替える際に、商品それぞれの省エネ度を比較して選べば、もっと効果があるのではと思った。

【画像3】うちエコ診断ソフトの画面。左は何を実行すればCO2削減効果、経済的な効果があるのかがひと目で分かる。この項目を右に移動すると、わが家の場合、どんな効果が出るかが瞬時に分かる(画像提供/環境省)

【画像3】うちエコ診断ソフトの画面。左は何を実行すればCO2削減効果、経済的な効果があるのかがひと目で分かる。この項目を右に移動すると、わが家の場合、どんな効果が出るかが瞬時に分かる(画像提供/環境省)

【画像4】無理のない範囲で省エネ生活をするだけでCO2排出量は7%減(画像提供/北海道ガス)

【画像4】無理のない範囲で省エネ生活をするだけでCO2排出量は7%減(画像提供/北海道ガス)

「うちエコ診断」を受けて、節水仕様のシャワーヘッドに交換する、待機電力を減らすなど、ちょっとした行動でもエコにつながるということが分かった。これは、逆に考えれば、「これくらいいいか」という考えや行動が、光熱費アップやCO2排出量のアップに直結してしまうということだ。省エネを意識して暮らすことの大切さを痛感し、これまでのわが家のライフスタイルを思い返して、エネルギーをたくさん無駄遣いしてごめんなさいという気持ちになった。

なお、診断後、わが家では「お風呂のお湯を少なめにして半身浴」使っていない家電の「コンセントをプラグから抜き、待機電力を減らす」「空気清浄機の利用を5割削減する」などを行ってみたところ、電気代とガス代がダウンした。

気軽に無料で受けることができる「うちエコ診断」。省エネを考え、ふだんの行動を見直すきっかけとして、診断してもらってはいかがだろう。わが家でも、この結果を夫に見せて、省エネ生活を実現したい。

●取材協力
・北海道ガス
・環境省 
 「うちエコ診断」をもっと詳しく知りたい人は
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SUUMO

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